我こそは次代を担うSF作家だ!そういう気迫が心地良い「伊藤計劃トリビュート」早川書房
ゲームに海外ドラマに浮気し放題で遅々として進んでいないものの、4編読み終えて思ったのが、やっぱSFは小説というカテゴリーの中で、一番可能性に満ちた存在なんだなということでした。
SFの多くが”近未来”を扱っているからそう感じるのではなく、たとえばストーリーの基礎となる物が、有り触れた愛についてだったとしても、様々なSF要素で装飾することにより、如何様にも愛が変貌するから面白いと感じるのだと思います。それはさながら、なんの特徴も無い顔に化粧を施すことで、無智蒙昧な男共をお..