苦い薬にオブラートは要らない「DEVILMAN crybaby」永井豪(原作)/湯浅政明(監督)/Netflix/感想
この世には数多くの恐ろしい作り話が存在し、キャンプ場を恐怖に染めるマスクの男、夢の中で人を殺そうとする殺人鬼、TVの中から現れ人を呪い殺す黒髪の女、等々の恐怖の象徴として化け物が登場するわけだが、彼らが恐ろしく思える本当の理由は突然現れ無差別に人を殺すからではなく、それらが元々人間であったという事実なんじゃないかと思う。
化け物だから化け物なのではなく、同じように泣き笑いしていた者を辛い経験が化け物に変えてしまっただけなのだと知った時、じゃあ自分は大丈夫なのか?と考えてしま..