「俺の音楽を聴けぇぇええ!!」 ※全くこんな主人公じゃありません 「銀の犬」/光原百合/角川春樹事務所/2006年/小説/感想
綺麗で可愛い表紙とタイトルから、ほんわかしたファンタジー作品かと思いきや、読み始めるとケルト民話を元にしているだけあって、なかなかに骨太な世界感で切ない物語が展開され楽しめました。
『叶わぬ』『赦されぬ』『儚い』
のような恋物語が好きな人にはたまらない作品ですね♪
かつて妖精の女王に愛された楽人(バルド)と同じ名を持つオシアン。彼は万物の源である楽の音、すなわち「音楽」を自在に奏で操り、人々の平穏を脅かす妖や霊達を正しく場所へ送る為、その力..