何処かに有りそうで、やっぱり無いのが人生の答え「マインド・クァンチャ」森博嗣/中央公論新社
実に幸せな読後感であります。別に自分がその境地に達したわけでも無いのに、とうとう旅の終着を迎えたゼンノスケを見ていたら、清々しい気持ちでいっぱいになりました。
※刊行された4月に相応しい素晴らしさ。こんな写真撮りたい...
主人公であるゼンノスケが、育ての親を失い山を降り、様々な人々と出逢い、剣を振るいながら自分探しの旅を続けることとなる”ヴォイド・シェイパ”シリーズ第5弾にして、ほぼ完結編だと言って差し支えない本書。なれば最初の巻から読むが吉であると考え..