まだまだマーニー間に合うよっ『新訳 思い出のマーニー』ジョーン・G・ロビンソン/越前敏弥・ないとうふみこ(訳)/2014年/角川書店/感想
劇場公開から約ひと月が経とうとしている「思い出のマーニー」
鑑賞した人達の評価は他の上映中作品と遜色無いのに、先に公開していた作品より早くランキングを下げているのがとても残念でなりません。決して思春期の子供達、特に女の子にだけ感動の波が押し寄せるという作品ではなく、大なり小なり誰しも人生において感じたことが有るはずの孤独感に語り掛けて来るストーリーなので、百合がどうのという気分ではなく、センシティブな少女の心の靄が晴れてゆくまでを見守るつもりで鑑賞して頂きたい映画になっ..