また一人、俺のおじいちゃんが....

大相撲の暴行事件の話ではないが、僕らはTVの向こう側の人達に勝手なイメージを抱き、親近感を覚えたり失望したりする。歌手や俳優のように頻繁に姿を見掛ける人が、薬物で捕まったりすると「そんな風に見えなかった」「そんな人じゃない」と驚いてしまうものである。

姿をしょっちゅう目にする人でそれなのだから、声のお仕事の人、特に昔ながらの声優さんの実際の人柄など、僕らに分かるはずもないのだけれど、大木民夫さんのような声に深みのある人は無条件で信頼のおける人だと思ってしまう。


僕は生まれた時から祖父が居ない。1人は病気で、もう1人は他所の女性と消えた。だからかどうかわからないけれど、初老より上の男性キャラに滅法弱い。大木さんが演じた攻殻機動隊の”荒巻“は勿論、トップをねらえ!の”タシロ“艦長も大好きだった。






表層を飾るような演技ではなく、長年の苦労で病魔が巣食ってしまった臓器から言葉を絞り出しているような渋い役者さんでした。

心からご冥福をお祈りいたします....

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生きる理由がamazarashiで何が悪い「地方都市のメメント・モリ」amazarashi/感想

なんでもDL配信で済ますようになってから、物理的なパッケージでニューアルバムを迷わず買っているアーティストはamazarashiだけになったかもしれない。いや、迷わずということはないか。近年のamazarashiはシングルでもアルバムでも何パターンか用意されているから少々迷いはある。

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今回は”365日詩集ダイアリー”と題した分厚い冊子と、まさかの今年のツアーファイナルの映像が入ったDVDディスクが付きのを選んだわけだが、ここまで充実していて5000円の切る価格(Amazonならば4千円も下回る)だというから驚いた。今年の10月に開催した公演の模様を最早アルバムの特典として付けるだなんて前代未聞(俺が知らないだけかもしれない)ではなかろうか?通常のライブDVDと比べても遜色ないもので、まだ記憶に新しいうちに今年の公演を振り返ることが出来て最高に幸せな時間となった。

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この余白を埋めたいが勿体なくて....


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秋田ひろむの背中は雄弁だ





肝心なアルバムの内容にしても、ご新規・古参共に満足出来るようなバランスの良い物になっているような気がした。聴いてくれる人のいない売れない歌手から、誰かの人生を狂わせてしまうくらいの歌手となり、無闇に尖るだけじゃ駄目だとファンへの責任みたいなものを感じているような、秋田ひろむの人間味が伺える曲が多かったように思う。

売れだしてからキャッチーなだけの曲がアルバムに並ぶことが増えたけれど、タイアップ曲が数曲入っている割に全体像としての”絵”が頭に浮かぶアルバムに仕上がっているし、この曲達を聴けるならばと来年のツアーもお客さんが大勢集まるだろう。支払い指定のファミマが地元に無いから先行は諦めたが、一般発売は絶対逃せないなと僕も思った。




ちなみに、今回のお気に入りは、勿論今年のライブで痺れた「たられば」だと言いたいところだけど、「ハルキオンザロード」「悲しみ一つも残さないで」「バケモノ」「リタ」の流れがたまらない。センチサイドの秋田ひろむ大好きだから、本作はかなり俺得だと思う。



あぁ.....会場ですすり泣くファンの声が今にも聴こえて来そうだ.....

6月までは意地でも生きねば。

amazarashiは生きる理由に値する。
posted by lain at 07:09北海道 ☔音楽

シチュエーションだけは本当に良い。だが僕には合わないゲームだ「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」Xbox One/感想

ここ1、2年、まともに新規のFPSを遊んでいない。どうも殺伐とした殺し合いに疲れたようだ。

オーバーウォッチのように愛嬌のあるキャラを操作するようなゲームしか受け付けなくなってきた。


しかし、そんな僕でも興味が湧くFPSがあった。"PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS"、通称PUBGである。




とある島に100人が落とされ、たった一人になるまで殺しあうというゲームで、落下地点を自分で選び、島の建物から装備を調達し、一定時間で狭まっていくエリアの内側を目指し移動(エリア外にいるとダメージを喰らい続ける)しつつ、生き残りをかけた戦いを強いられることになる。

とにかくシチュエーションが面白いゲームで、エリアが狭くなってからのサバイバルが熱いけれど、序盤のテンポの悪さや、そもそもの操作性、グラフィック、メニュー画面等、遊びにとってストレスになる要素が多々あり、あっという間に嫌気がさしてしまった。Xbox One XやPCならばまた違うのかもしれないけれど、初代Xbox Oneで遊ぶには今のところ辛い。元々の低画質は仕方ないにしても回線やフレームレートが安定しないようでは楽しめそうにない。





多くの人が「緊張感」「リアリティ」などという言葉を使って賞賛していたけれど、そういうゲームでも無いなと思った。人間や車両の動きもおかしければ、銃の精度だってむちゃくちゃでリアリティとはまるで無縁。ただ単にシュールで淡白な仕上がりで、プレイヤーが勝手に面白さを発見していくタイプのゲームなのだ。大勢遊んでいるからと言って、客を選ばないわけではないのである。

他人が敷いた美しい道を堪能したいタイプの人間である僕には合わないゲームだった。ただそれだけの話なんだろう。お定まりの大作に飽きた世代が、誰かに与えられる遊びではなく、自分たちで遊び方を決めることを望んでいるからこそのヒットなのだと思った。


大手で同じようなテイストのタイトルが出たら、嬉々として買うかもしれない。シチュエーションだけはとてもツボなのだから。



posted by lain at 07:05北海道 ☔ゲーム