「連休なにしてた?」って聞かれたら、「テラリスト 倒してた」って答えるしかない俺を赦して欲しい....

人は失って初めて大切なことに気づくのだと古来(いつ?)から言われているが、連休が残すところ明日のみとなった今、当たり前のようにあれもこれもやっておけば良かったと後悔している。

流石に40年近く生きてくれば、自分が後でどう感じるか予測したうえで行動している場合が多いけれど、やはりその時が来たら残念に思うのは避けられない。諦めの良い人なら上手く頭を切り替えることが出来るのだろうか?

どうも切り替えが下手な僕は、今日1日運転手として家族に付き合わなければならないのに、昨夜も未練がましく遅い時間までアルスラーン戦記を読んでいた。人と人ならざる者達に平和を脅かされ、苦楽を共にしてきた仲間を一人、また一人と失ってゆく展開に「いつもの田中芳樹が帰ってきた」と嬉しいやら哀しいやら読みふけっていた。

残すはあと2冊。お気に入りの登場人物が何人生き残るのか戦々恐々である......





4連休あったわけだけど、特に何をするでもなく終わって行く。ゲームをして、アニメを見て、飯を食べて、居眠りして、いつもやっていることを長々と繰り返すだけのGW。なら4連である必要もないよなと苦々しく笑った。

PS4が発売された日から遊び続けている基本無料ゲームWarframeを、とにかく遊び倒した休みだったかもしれない。幾度となくアップデートを繰り返し、既に別物になりつつある本作へのオープンワールド要素の追加は、当初嫌がらせかと思うほどの新要素ではあったものの、じっくり時間がある時に遊んでみると案外面白くて、ついつい何時間もやっていた。




武器やユニットを強化するのに必要な素材を集めるため、釣りや採掘をこなしつつ依頼を達成し、夜にだけ現れる馬鹿でかい敵”テラリスト”と戦うのが目標(別に無理しなくても構わない)となる本要素は、テラリスト (テロリストではない)への対策をしっかり講じないとまったく歯が立たず、まだソロで狩れるほどではない僕は味方頼みだから、ぶっちゃけ平日にはヤル気が起きない。うっかりやる気を出してもボロボロにヤラレテ時間だけが吸われていた。

ところが連休の貴重な時間をたっぷり使ってみると、これまでが嘘みたいに何度も倒すことが出来て楽しくなってしまった。 一発の強さがあるスナイパー系の武器に変更し、攻撃力を上げるのが得意な構成にし直したのも功を奏したようだった。取っ掛かりが掴めるとなんでも楽しくなってしまうものだなと思った。



ゲームで疲れ果てた昨日と、車の運転と親の相手で疲れた今日と、どちらが有意義か考えた時、正直どちらも得るものは少ないなと思ってしまった子供の日です

来年のGWこそは違うことしよう.....

どれだけ陳腐になろうとも、見捨てられない奴らがいる「ウォーキング・デッド シーズン8」FOX/海外ドラマ/感想

※ネタバレ感想







最後まで観てしまうのを躊躇っていたシーズン8をとうとう観た。

今シーズン、カールの死以上の物はもう無いだろうから、ニーガンに関してはまあそう落ち着くよなと思っていた通りの収束だったが、分かりきっている結末を少しでも緊張感のあるものにしようと、若干の含みを持たせるためユージーンの怒りを強調してみたり、幾度となく憔悴したリックの未来(ニーガンとの闘いを終えたニックの回想シーンとも取れる)の姿を見せて、暗に不幸な結末を連想させようという誘導的引き伸ばしが少々鼻につく演出だったように思う。




唯一良かったのは、今回はそれほどクリフハンガー的最終回ではなかったこと。ニーガンを生かしたことに不満な仲間たち(ニーガンに監禁されていたダリルや、グレンを殺されたマギーなど)は何やら不穏ではあるものの、優しいだけのドラマならばこのまま完結しても良いくらい綺麗な幕引きだったと思う。幼き日のカールと、保安官姿のリックが並んで歩く後ろ姿、これ以上の最終回などありえるだろうか?....

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これまで利害が一致しない者達と殺し合いを繰り返してきたリック達。

ニーガンの生を選んだことで固い絆にヒビが入ったようだが、シーズン9ではどんな遣る瀬無い展開になってゆくのだろうか?

ゾンビ物のお約束を守るのであれば、完全なるハッピーエンドはありえないわけだが、そろそろ終焉のことも考えたドラマ作りを考えていって欲しい気はする。



3月に発売されたばかりの原作コミックにほぼ追いついた(最新刊はS8から2年後の設定)形でありながら、今年の秋にはシーズン9を放送するというウォーキング・デッド。また新たな脅威(人々)を登場させるらしいが、またお客を失うことにならなければいいなと思う。

どんなに陳腐になっても、もう彼らを放っておくことは僕には出来そうにないけれど.....


高野山を汗臭い男たちの聖地にしてしまった張本人「孔雀王」荻野真(原作)/AIC/OVA/1988年/懐アニ

現代の創作世界は、一言で言って混沌だ。

これはこういうジャンルだと、区分するのが非常に難しく、和洋折衷どころの話ではない”合いの子”で溢れている。



そんな中でも、昔から女性に人気なのは和の呪法の世界だろう。最早流行の先端というわけでも無いけれど、陰陽師を題材にした作品は今でも普通に人気が高く、美形が式神を繰り出す姿はそこら中で散見出来る。

だが、そういった和の呪法の世界を僕らの馴染み深い2次元の世界に落とし込んだ元祖は、そんな美形が爽やかに邪気を払うような作品ではなかった。いや、一応あの時代ならイケメンだったのかもしれない。ただの生臭坊主なのだけど....


OVAと同年に実写映画化されるほどの人気だったようだ



僕が初めて孔雀王を読んだのは中学生の頃だったろう。週刊少年ジャンプ以外を開拓したくなり、ちょっぴり大人びたヤングジャンプに手を出して孔雀王も知ったのだ。ただ毎号読めたわけでもなく、コミックを自分の金で買えるようになるまでは長かった。ぶっちゃけ就職してから古本屋をハシゴして全巻集めたものだった。しかも自分が知っている孔雀王は、続編の”退魔聖伝”の方で、無印の方を初めて読んだ時は絵の古臭さに面食らったものである。

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生臭坊主な孔雀だが

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能力は折り紙つき



で、どんな作品かと言うと、高野山に裏の顔を持つ退魔集団がいて人知れず魔を払っており、主人公である孔雀は孔雀明王の守護を受ける優秀な退魔師で、様々な怪異や密法を悪用する者と戦うこととなり、物語は徐々に日本の言い伝えの範囲を超えた壮大なものへと膨らんでゆく。そういう意味でいうと、必ずしも純粋な和の世界観とは言えないかもしれないが、世界各地の言い伝えを上手く結びつけて話を盛り上げていたようにあの頃は感じていた。おそらくはゴリ押しだったのだろうけど、不勉強な素人目には、ただただ説得力のある世界観でしかなかった。

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グロい世界観とバランスを取るかのように...

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お色気がちょいちょい挟まれた。まるで”10分に1回”は性交渉のシーンを入れなきゃいけなかった日活ロマンポルノみたいだ(見たことないけど)

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「オン アビラ ウンケン ソバカ」って練習したよね.....




にしても、孔雀王のOVAシリーズ1作目のラスボスは、まさかの安倍晴明なのはやはり面白い。現代人なら絶対正義側に配置しそうな者を悪役に据えるセンスが最高だ。アニメの仕上がりに関しては、あまり触れないでおきたい。いまや大御所の方々(秋山勝仁、板野一郎、會川昇、摩砂雪、等々...)にも若かりし時代があったのだし、当時の作品としては決して悪い物でもない。ここが凄いという点がイマイチ見つからないだけである...まあ声優デビュー5年目のペーペーだった関俊彦の若々しさや、納谷悟朗さんの物腰柔らかな声を楽しむには良い作品かもしれないし、もっと目の肥えた人なら見所の一つや二つ見つけることが出来るに違いない。


ただ、これまた古い作品にありがちな正規のルートでのネット配信では観ることが叶わない。中古のDVDを買うくらいしか方法は無い。

去年から様々なOVAの30周年を追って来たが、そのほとんどが死に体のコンテンツと化していて実に残念だ。アニメの動画を違法にアップロードしている人たちを裁くのも大事だろうが、そういった死に体になったアニメ達を守る道も示して欲しいものである。





posted by lain at 22:07北海道 ☔アニメ