2017年08月12日

マテバで良ければ寄ってって(はぁと)

先週の日曜だったろうか?


いつものようにゲームで疲れ、Netflixで動画を見ていたら気分が乗って、もう何度目か分からない押井守のGHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊を最後まで見てしまった。





冒頭から何度見ても痺れるシーンの連続で、押井作品独特の間の使い方が最高に発揮された名作だなと改めて思った。本作を見たあと原作を読んだら、案外キャッチーで明るく、ストイックなイメージの押井版とはかなり違って意外だったものだ。


原作を踏襲云々でいうと、PSで出ていた攻殻機動隊のゲーム内アニメーションはかなり近いものがあったかもしれない。





押井守監督が悪いのか?それともストイックなそれを黙認した原作者である士郎正宗氏が悪いのかは分からないけれど、作品によってキャラのイメージがガラッと変わることが攻殻機動隊は多いので、ファンとしては結構ヤキモキしているのではなかろうか?かく言う僕としても「GHOST IN THE SHELL」からキャスト陣を引き継いだ「STAND ALONE COMPLEX」はともかく、がっつりテコ入れしてきた「ARISE」には少なからず動揺させられた。坂本真綾の男らしい演技は好きだし、他のキャストもこれまでの攻殻機動隊を知らなければ素晴らしかったと思うものの、最早頭の中で草薙素子と言えば田中敦子さんだし、バトーと言えば大塚明夫さんで再生されてしまう。どうしても比べずにいられないのだ。




今回観直して、どうしてもそんな想いは強くなった。「マテバでよければ」と口にして良いのは、やっぱり山寺宏一だろう。トグサがエレベーターの映像が気になり少佐へ報告し、逃走車両に発信機の入った弾一発お見舞いするまでの流れも大好きだ。前々から欲しかったトグサの愛銃マテバもこのタイミングで買ってしまったし、この夏、俺はトグサになるしかないなと思った。


IMG_5063.JPG排莢式の銃や8mmBB弾を使用出来るデリンジャーを出すなど、地味ながらも良い仕事をするマルシン工業の仕事

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通常のリボルバー式とは一線を画す上方へのシリンダー展開がオシャレIMG_5069.jpg

銃自体もそうだけど、BB弾を装填する薬莢型カートリッジのずっしりした重量感もたまらない


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説明書にはトグサっぽい人も.......w






たった6発の装填でありながら、フルオートではけして味わえない充足感がこの銃にはあった。撃つ度ハンマ付近で余剰ガスが吹き出すのも唆る。


今まさに銃を撃っている。そういう気分になりたければガスガンが一番だなぁとぼんやり思った。








マルシン工業 http://marushin-kk.co.jp
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posted by lain at 11:21 | 北海道 ☔ | ホビー 全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年08月08日

大人になってゆく”彼”を、誇らしく思う....なんて、素直に言えたら苦労はしない...「君の名は。(Blu-rayスペシャル・エディション)」新海誠(監督)/感想

毎日毎日、ただひたすら今日を生きていたら、終わらない夢でも見てるみたいだなと時々思う。


そのうち目が覚めて、長くて疲れる夢だったと、あっさり忘れてしまいそうな人生だ。




これまで何度も重要な決断を迫られる度、最後には押しの強い人の云うこと聞き続け、主体性など何処吹く風で生きて来たせいかもしれない。気付けば”何故こうなった?”などと、己れの不甲斐なさを棚に上げ、周囲に転嫁したがる自分がいて虚しくなる。汗水垂らして働くようになり、少しは戦う自分になれた気はするけれど、肝心なところで逃げ腰になるのは直りそうになくて、同じように先へ進めない人を見つけると安心してしまう。根っからの臆病者なのだ。


そんな樣だから、同志のように思っていた男が、どんどん変わっていくのもたまらなく寂しい....



「君の名は。」のメイキングドキュメンタリーや、メインキャストの神木隆之介と上白石萌音、それにRADWIMPSを交えたビジュアルコメンタリーだけでも満腹になれるのに、新海誠監督が新しく編集した「スパークル」のMVだの公開記念特番だの主題歌が英語になっているVerの本編まで見れて豪華過ぎる(僕が買ったのはBlu-rayスペシャル・エディション


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新海監督自らが観客の質問に答えているコーナーもあるブックレットも読み応えあり









まさかの大ヒットに繋がった本作を手掛けた新海誠は、元々ニッチな作品を作る監督だった。世間の需要云々より自分が見たい風景を優先する自己完結型の制作スタイルに勇気付けられた人は数知れないだろう。”叶いそうで叶わない”お得意の切ないストーリー構成は、裏を返せば叶えたく無いだけにも思えて、お祭り自体よりお祭り前夜が大好きな僕との相性も抜群だった。しかし、『君の名は。』はひと味違った。独特の美術センスや、もどかしい男女の関係はこれまで通りだったものの、キャッチーなOPや蛇足ともとれるラストシーンもそうだが、登場人物のコミカルなやり取りも新鮮だった。


僕は始め、劇場に行くのを躊躇った。新海誠作品を見た事もない人達が素敵なハッピーエンドだと口々に言っているのを知り、早々に腰が引けてタイミングを逃してしまったのだ。それでもどうしても観たくなって、最終的には映画館へと足を運んだわけだが、思っていた以上の充足感と、蛇足に感じる幕引きの板挟みに逢い、やはり予測通り複雑な気分になってしまった。これまでの彼ならば、歩道橋の上ですれ違うシーンで切なく終わったはずだ…..という気持ちは、いまだに変わらない。




だがしかし、BDまで買って本編そっちのけで特典映像の数々を見ていると、新海誠が実に嬉しそうに携わってくれた人達の仕事っぷりを話していたから、もう野暮なことは言わないでおこうと思った。柔軟に周囲の意見を取り入れつつ、自分の作家性もちゃんと残した彼は、着実に成熟した人間になりつつある。そもそも、あーしたいこーしたいという想いをちゃんと行動に移している彼に自分を重ねるだけ失礼な話であった。


前編新海誠によるビデオコンテもBDの特典に入っており、神木隆之介も真っ青な熱演もちらほら見られた。いっそ瀧くんのCVは新海誠でいけた(断言)









他者の強さを認め、己れの弱さを知る男だからこそ、この映画を生み出せたに違いない。


独りよがりで周囲の手を借りる=敗北などと思っているうちは、なにごとも成し得ないのではないかと思った。特に今のような時代ならば尚のこと厳しいだろう。






『聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥』




そんな言葉がふと浮かんで消えた….





それにしてもスパークル.....





彗星、綺麗だったよな.......


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ぼくも、いつかRADWIMPSの「デート」が鳴り響く恋をしてみたいものだ.......








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posted by lain at 07:10 | 北海道 ☔ | アニメ 劇場版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年08月07日

振り返ると、其処には道が出来ていた「Fate/Grand Order」感想

もう何度も書いたフレーズのように思うけれど、”ようやく”FGO(第1部)をクリアした。

去年の年末から始め、220日かけてクリアした計算になる。

長かった。本当に長かった.....

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思い返せば、FGOの運営が兎に角仕事をしっかりしているものだから、本編を進めようにも小刻みに開催されるイベントをこなしたくなってしまい、なかなかストーリーが進まない状態に陥っていたように思う。自分よりマスターレベルが低い人ですらクリアしているのに、ついつい目先の餌に喰いついてしまったのだ。

元々僕はFateシリーズなんてアニメでしか知らない人間であるのに、ここまでハマってしまうとは正直思っていなかった。そもそも基本無料ゲームもあまりやっておらず、どうせ似たり寄ったりなゲーム性で、課金したくなるよう誘導することにばかり注力しているため中身がスカスカなんだろうという認識しか無かったわけだけど、FGOをここまで遊んだ今となっては、けしてそれだけの存在では無いと意識は変化している。

それもこれも世界観やキャラやストーリーを練り尽くした大勢の人達のおかげだろう。ベッタベタのベタな王道で泣かせるにも、ディティールがショボくては成立するはずもない。プレイヤーがゲームのキャラクターと共に「ようやくここまで来た」と実感出来るだけの旅をFGOのチームは確かに提供してくれたのである。いち早く1部を終えていた先輩マスター達がこぞってマシュを推していたのも今なら痛いほど解る。

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この笑顔を遺してくれたフォウさん本当にありがとう....




これまで生活費まで使い込みガチャを回す人の気持ちが分からなかった。ところが、人類史を書き換え人類をこの世から滅してしまおうとする奴らの野望を打ち砕くため、時空を飛び越え名だたる英霊を召喚し戦うという設定だけでも熱いところに、様々な価値観や見た目や性能を持った連中が喜怒哀楽全開にワイワイやるものだから、俄然キャラへの思い入れが湧いてしまい、気づけばそのキャラが出るまでガチャを回さずにいられない自分が居て笑うしかなかった。

まさに運営の思う壺なのだろうけれど、こんな素敵な罠にならハマってもいいなと思えたから、まだしばらくは遊びそうである。まったく悩ましいゲームを始めてしまったものだ.....




最後に、苦心して攻略の足跡を残してくれたマスター達に心から感謝o┐ペコリ

貴方達の尊い犠牲が無ければ、新米マスターの僕はまだまだ路頭に迷っていたことだろう。

此れからも全力で甘えさせて頂きます(はぁと)
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posted by lain at 06:58 | 北海道 ☔ | ゲーム 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする