2017年02月15日

コトリンゴという僕のキャンバスに絵を描いてくれる人

歌の力は必ずしも万能では無いけれど、音楽という枠組み全体が持つ影響力は計り知れない物があるなと、「この世界の片隅に」の空気感を決定付けていた”コトリンゴ”さんの他の楽曲も聴いてみて思った。







一言で言って彼女の歌は明るさとは無縁だ。楽しげな楽曲でさえ何処か陰を感じる。ただ、どちらか(陰と陽)一方に偏り過ぎないフラットさがあり、受け手の気分次第で温かくも冷たくも曲の印象はガラッと変わり何度聴いても味わい深い。


歌声そのものも素晴らしいが、その歌声をがっちり支えている楽曲の存在感がこれまた素晴らしい。1週間以上みっちり聴いて、彼女の音楽を映画に使いたくなるクリエーター達の気持ちがよく分かった。濃淡の付いた表情豊かな音だから、彼女の世界なのか自分の中の世界が引き出されたのか分からなくなるほど、あっという間にイメージが頭の中に広がっていくのが心地良い。もういっそ、映画そのものの仕上がりが微妙でも、コトリンゴの楽曲さえあれば大丈夫な気さえしてくる。








坂本龍一氏とのコラボや、キリンジでの仕事も面白いコトリンゴ。個人的な願望としては、保刈さんや新居昭乃さんと曲作りするのも面白そうだ。


にしても、相変わらず知らぬ間に同年代を好きになるものだと思った。同じ時代を生きて来ると感じ方や大事にしたい物が似て来るものなのでしょう。また何処かで彼女の音楽に支配されたいものである((🎧))







のん主演『この世界の片隅に』の立役者 コトリンゴインタビュー - インタビュー ...









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普通が普通であるために「この世界の片隅に」片渕 須直(監督)/こうの史代(原作)/MAPPA/感想

タグ:コトリンゴ
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posted by lain at 07:18 | 北海道 ☔ | 音楽 国内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年02月13日

マジックテープで私を縛って♡

先週末は久しぶりの連休になった。

早いうちに連休が決まっていたから、思いの外仕事も捗った。やはりしっかり働くにはしっかり休むことが僕には大事らしい。



まぁ連休だからといって、特別なことをするわけでは無いのだけれど、気持ち良くダラダラする為掃除をした。毛髪が落ちていない床や、電化製品に白い物が乗っていないだけで心が安らいで行くのを実感出来るから、面倒でも精神衛生上掃除は大事だなと改めて思った。


精神衛生に悪いと言えば、いつもイライラさせられる電化製品が増えるのと比例して増える配線ケーブル類の取り出し。使う度に綺麗にまとめて仕舞っておけば良いものの、ずぼらな僕は収納ケースに無理矢理押し込んでばかり。そんなだから、いざ必要になって取り出そうにも、この有り様....


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まだマシな方。もっと酷い収納ケースもある....

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何か一つ取り出そうとすると、芋づる状態.....




そこで、流石にこれはどうにかしたいとマジックテープを買ってみた。


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マジックテープの相場など知る由も無いが、3M300円ちょっとという価格は安いような気はする。少々一般的なマジックテープより、引っ掛かりの部分が控え目ではあるけれど、くっ付きはそこそこ良い。耐久性のほどはなんとも言えないが、ワイヤーや結束バンドを使うよりコードに優しそうだ。


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こんなにスッキリ。




今回6M分も買ったのに、コード纏めるのが楽しくなってしまい、あっという間にほとんど使ってしまった。何十年も前からゲーム機や録画機器、PCの周辺機器等を買っていたら、そりゃいくらあっても足りないですよね......何かとコードレスな時代になって本当に良かった......



何十年も生きて来て、こんな簡単なことを実践して来なかった自分の馬鹿さ加減が恥ずかしい。世の中にはまだまだ沢山の収納術があって、それを知らない僕は相当生活空間を無駄にしているのでしょうね。また纏まった休みが手に入ったなら、収納の仕方そのものを見直したい。




次は本かな..........

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posted by lain at 09:03 | 北海道 ☔ | 日記 お買い物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年02月09日

うつのみこ日誌 拾

いつの間にか、読んでいるこちらまで物語の中の連中と一緒に修行させられていることに気付き、少々鬱陶しいなぁと思うようになってしまった宇宙皇子。しかしあと19冊で本編が終わると思えば、少々の苦痛もなんてことはないのかもしれない。

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今度の舞台は地獄。生前の行いが悪い奴には、死んだあとも罰を与えてやるから覚えておけ!....という脅し文句が犯罪を抑制すると考えた昔の偉い人が作った、ドM狂喜のテーマパークだ。


殺人や無闇な殺生を行なった者達が延々と殺し合いをさせられるアトラクションを楽しんだり、小腹が空いたら仏教の教えを損なう考えを広めた連中の鉄板焼きで舌鼓を打って、ちょっと食べ過ぎたなぁ〜なんていう呑気なあなたには、舌を抜いたり肛門に鉄を流し込むリラクゼーション施設がオススメです!是非とも無限の苦痛をお楽しみ下さい(はぁと)


という場所だそうな。仏教徒じゃないから僕は行けそうにない残念(棒読み)



そんな1巻目は、小角先生にいきなり地獄を巡って来いと言われ、右往左往する皇子達が、まるで天国のような住み心地の場所(地獄なのに)に辿り着き、そこで49日の猶予を与えられて過ごしている亡者供のグータラさに呆れ果て、またもお節介をするという展開だったのですが、この亡者供がどうしても他人に思えず、なんとも言えない気分になりました。

夢も希望も無い、暇潰しだけが人生だと言わんばかりの生活を送っている者としては、どうせ地獄へ落とされるなら、今だけでも怠惰な生活を送りたいという亡者達の気持ちがよく分かる。勿論、だからと言って何一つやらずに生きて行けるものでも無いですし、仕事だってやるからには自分なりの誇りを持ってやってはいますが、「どうせいつの日か死んでしまうのに何の意味があるのか?」という気持ちは拭い去れない自分がいます。


もしも何不自由なく過ごせる環境があったなら、僕も亡者たちと同じように、死ぬまで勤勉たれと教える皇子を拒絶したことでしょう。

良くも悪くもバブル期前後を生き抜いた方の清廉潔白な気合論だなぁと思いました。実際には皇子や各務のような、自らも身体を張って寄り添ってくれるような存在は現実にまずいません。正論だけで生きられるなら苦労はしないのです....

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意外にサービスしてる気がする挿絵達




「地獄」

そこは死んでから逝く場所だと言うけれど、そこそこ長く生きていたら、この世にも地獄と変わらない瞬間がいくらでもあります。なのに死んでまで地獄を堪能しろだなんて、仏教もなかなかに世知辛いものだと思いました









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うつのみこ日誌 九

タグ:藤川桂介
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posted by lain at 07:17 | 北海道 ☔ | 小説 全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする