2017年05月05日

任天堂不幸者の”こどもの日”はゼルダで良いんじゃないか?「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」Nintendo Switch/感想

今日は5月5日。出掛ければ鯉のぼりの一つや二つきっと目にするに違いない。雛人形を飾るより遥かに大変だから年々減っているような気もするけれど。

幾つになっても女の子だから雛人形を毎年飾りたいという女性が少なからずいるが、男だってクソガキ具合は幾つになっても変わらないもので、大人に見える人でも単純に草臥れただけか、大人を装っているだけだったりする。大人と子供を分ける定義は経験則で物事を判断しているかどうかなのかもしれない。



そんな永遠のクソガキの1人である僕は、あれだけ特に興味が無いと言っていたNintendo switchを手に入れた。ついこの間、買ってろくに使わないまま仕舞い込んでいたWii Uを知り合いに譲渡し、いよいよ任天堂から卒業しようと思っていた矢先のことだった。

IMG_4101.jpg
思っていた以上にタブレット

IMG_4105.JPG
ジョイコンを付けてみると流石に携帯機としてはごつい。ただこれくらい画面が大きく無いと最近のゲームは魅力が半減するだろう

IMG_4108.JPG
通常のコントローラのように出来るアダプタも同梱されているものの、窮屈に感じて手への収まりは悪い。子供の手なら丁度良いのだろうか?

IMG_4080.JPG
結局Proコン頼みになってしまったのだが、キー配置を身体が覚えるまで誤操作は続きそうなデザインである.....




兎に角ここ20年近く任天堂のゲームをまともに遊んでおらず、ハードは買っても少し遊んではホコリまみれにしてお終いというのを繰り返しており、買うだけ失礼だなと本気で思っていたのだけれど、あまりにもゼルダ関連の画像や動画が面白く、マリオじゃないのだしオープンワールドだから大人の僕でも(自称)きっと楽しめるはずと卒業をあっさり撤回。

結果は買って大正解。ハード的には懸念した通り悪い面と良い面が相殺し合って、僅かに良い面(利便性)が上回っているような印象しか無いけれど、ゼルダは本当に面白い。

IMG_4137.JPG
コールドスリープから目覚めたかのような演出がとてもSFで雰囲気が最高

C-9qXOCVYAIFeXr.jpg
開始直後から色んな場所へ行ける自由度がプレイ時間をどんどん使わせる....

C-_MJdfUAAErkoP.jpg
綺麗に広がる風景を、鳥や虫の鳴き声、水のせせらぎ、服の擦れ合う音まで全てが盛り立てているのがよく伝わる





思い返せばファミコン時代のゼルダしか知らず、しかも友達の家で見ていただけでプレイ経験はほぼ皆無で、同世代の連中はドラクエやFF並みに遊んでいたゼルダを自分は何故やって来なかったのか未だによく分からない。単純に機会に恵まれなかっただけなんだろうか?

僕の中のゼルダは徳間書店の伝説(?)の子供向け雑誌”わんぱっくコミック”で乱丸という漫画家が連載していた漫画版が初めてだった。攻略っぽい内容を含みつつ、漫画として楽しめる内容になっているわんぱっくコミック作品の中で、乱丸氏のゼルダ漫画だけはガチのストーリー漫画展開だったから夢中になった覚えがある。今では姫川明さんの方が漫画版で有名ではあるけれど、乱丸氏はゼルダ漫画のあと、一体どうしたのだろうか?....

IMG_4138.JPG
IMG_4139.JPG



話はそれたが、それくらいゲームのゼルダに触れていないなか、こんなに新しいゼルダを飛び級で遊ぶという贅沢に恵まれ嬉しい限り。リアルな描写というよりトゥーンレンダリングな描写で効果音やBGM込みで優しい世界観を表現しているのが実に良くて、モンスターにも何処か愛嬌があるから、最初の遭遇戦から倒してしまうことに罪悪感が生まれてしまうほど温かみがある。

プレイ感覚はアサシンクリードのような要素もあって、崖をよじ登ったり飛び降りたり、ゴブリンの拠点を潰したり、各所にある祠でパズル要素を解くなど、オープンワールドにありがちな繰り返しにはなっているものの、レベルデザインの巧妙さやパズル要素の程よい難易度が心地よく、つい先に先にと遊びたくなる。

協力な回復アイテムを作る為の料理が面倒だとか、武器が損耗して壊れてしまうのが嫌だという意見も見かけたものの、ファイヤーエムブレムも武器が壊れるからこその遊び心地というものがあったし、料理も収集する楽しさだけでなく食べる喜び(リンクがメニュー内でリアクションする)も若干あるからこれはこれで味わい深いと僕は思う。そんなことより操作性やUIの面の方がなかなか慣れず苦労している。頭の運動には良いかもしれないけれど、何故にこんなキテレツな仕様になったのか?ひとつ開発者の話を聞いてみたいものだ。ともあれ大人(自称)でも遊べるゼルダで良かった。





それはそうと、Wii Uを出すタイミングでNintendo switchが出せていれば、だいぶ状況が変わっていたんだろうなとつくづく思った。据え置き機と携帯機の間をスムーズに行き来するコンセプトはどちらも変わらないのだし。ハードの性能よりゲームを楽しむ環境やアイデアを活かそうとする任天堂の姿勢はTVゲーム作りに絶対不可欠な物だと思うので、これからもハード込みでゲームに携わって行って欲しいものだ🎮
web拍手 by FC2
posted by lain at 11:26 | 北海道 ☔ | ゲーム 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年04月30日

過ぎる季節とアニメに生きる意味〜2017年の春アニメはこれを観る〜

「あっという間」

この言葉をどれだけ今まで使って来たかしれないけれど、事実あっという間に季節は過ぎる。

ついこの間エイプリルフールだったと思っていたのに、目の前にはGWが迫って来た。

光陰矢の如しとはよく言ったものだ。


季節が変わると、アニメも変わるわけだけど、正直年々柔軟性という物が若さと共に失われて来たこともあって、一変に20本近く観るアニメが変わってしまうことになかなか脳が付いていけない。いっそひと月ほどアニメを観ない生活をした方が新鮮に新作を見れるのでは無いか?とさえ考えてしまう。

結局のんびり息継ぎをするように新作をチェックしていたら4月の最終日になっていた。嗚呼、10代20代の僕は何処に行ったのか...




まあそんなザマではあるけれど、今回もなんだかんだ気になる作品があって困っている。続編やスピンオフ勢を除いた新規作品だけでも10本を軽く越えてしまうのだ。アニメはアニメーターと社会人の両方を殺しに来てるのかもしれない......




スクリーンショット 2017-04-30 11.59.22.png


 就職出来ない今時の女の子が国王に就任し、仲間と共に町興しを頑張る姿が普通に良い作品。お爺さんから美少女まで余すコトなく描き分けているのも素晴らしい。安心のP.A.WORKS。





スクリーンショット 2017-04-30 13.51.26.png


 俺もそれやったー!と、かなり恥ずかしい気分になるくらいリアルな青少年達の感じ方や行動が初々しい。言葉だけでも絵だけでも無い青春の表現バランスが絶妙な一品。




スクリーンショット 2017-04-30 14.32.40.png


 兄がラノベ作家で妹が"エロマンガ先生"というペンネームの絵師というだけでもありねぇ設定だというのに、更に妹は引き篭もりの美少女で血が繋がらない兄が男として好きそうだというから、とんでもなくラノベで面白い。ちょいちょい口元が艶っぽくアップになる度悶えているのは僕だけじゃないだろう....




スクリーンショット 2017-04-30 14.53.26.png

 この世界は残酷だ。若い美男と美女が幸せになるように現実も空想も出来ている。だから、こんな白毛の爺いを大活躍させる作品がたまにあると救われる気分になる。自分が気に食わないから叱る人を嫌う人も多いだろうが、それで救われる子だって確実にいるし必要な時もある。そんな事実を思い出させてくれるような温かい作品だと思った。EDのコトリンゴも最高だしね♪





スクリーンショット 2017-04-30 14.02.55.png

 まったくもってくだらなくてクソ面白い。コメディは笑い以外何も残さなくて良いのだ(えっへん)




スクリーンショット 2017-04-30 15.09.02.png

 コメディが笑い以外残さなくて良いなら、エロは肌色以外脳裏に残らなくて良いのだろう。兎に角おっぱいと尻への情熱は痛いほど分かった。痛いほど分かった(大事なことは二度言う) にしても、あの大罪とは関係無かったんだな....あれも乳は良かったけど.....




スクリーンショット 2017-04-30 12.37.52.png

 普通なら相容れない獣人の男と魔女の珍道中がじわじわ来るのと、アニメでは描ききれていなさそうな世界観が意外に悪く無い。それは良いとして、タイトルが「ゼロから始める〜」だったため、sin七つの大罪と同じく紛らわしかった





スクリーンショット 2017-04-30 12.03.43.jpg

 何処まで長いタイトルを付けられるか、出版社とチキンゲームでもしてるんじゃないかと思うほど長いタイトルが鼻につくものの、背負った物の重さを正確に理解していない子供達の無邪気な姿になんとも言えないものがあって、展開次第ではボロボロ泣いてしまうような予感しかしない....随所で良い曲を流すのも憎いぞこの野郎💢




スクリーンショット 2017-04-30 13.08.31.jpg
 これぞ異文化コミュニケーションの姿と言わんばかりの描写がかなり面白い。物語の取っ掛かりを奇抜にキメるのは昔から得意な”野崎まど”氏がどんな結末に導くのかワクワクと不安が止まらない。なんにせよガチ目のSFはこれからもどんどんやって欲しいものだ。




スクリーンショット 2017-04-30 13.32.40.png


 もしも作り物の世界の住人が、作り手に一言申したいと言い出したらどうなるか?それを存分にやっている本作は、今期の作品の中で一番作り手の想いが反映された作品なのかもしれない。自ら作った理想とする美少女が現実に現れたら最高に刺激的だろうし、自分達のやって来たことを受け手ではなく生み出した存在自体に問いただしたい気持ちも作り手にはあるだろう。それを擬似的にでも叶えてくれるのだから、きっと作り手としての意識が高い人ほど、この作品は突き刺さっているに違いない。





スクリーンショット 2017-04-30 16.12.42.png

 宇宙が舞台で監督が監督であるし、笑える部分にはついプラネテスを重ねてしまうのだけど、大昔からSFのテーマとして使われて来た心と身体の有り様が本作では肝になって来そうで毎話楽しみにしている。話は変わるけれど、EDに影山ヒロノブさんを起用したのは、まさか「宇宙船サジタリウス」が関係してたりするんだろうか?...私、気になります.......




スクリーンショット 2017-04-30 16.54.24.png

 アトムって何?そんな声が最近じゃ聴こえてきそうだけど、アトムを知らずとも十分楽しめる作品になっていると感じた。腐女子が気に入りそうなやり取りもあるし、プロトタイプのAIロボA106もなんだか愛おしい。手塚治虫で育った中年達の仕事っぷりを堪能しよう。




スクリーンショット 2017-04-30 16.43.49.png
 トリはやっぱりこの男しかいなかった。去年惜しまれつつも亡くなった大平透さん無くして再現は出来ないだろうと思われた喪黒福造だが、玄田哲章さんがオリジナルを損なうことなく見事な演技を見せ、真っ黒な現代と笑ゥせぇるすまんのテーマががっちり噛み合いすこぶる面白いことになっている。もし何処かで喪黒福造に声をかけられたら「間に合ってますっ!」と答えてダッシュで逃げるんだ





 初めて触ったAppleのNumbersが楽しくて、つい無駄にグラフを付けてしまいまった...日曜が半分飛んで行ったよね......そんな暇あったらアニメ消化すれば良いのに俺......

 人生は長いようで短いだなんて、言うまでも無いことだけど、すり減って行く命の使い道はちゃんと考えた方が良い。何を成すでもなくアニメを観ていても、残り時間は減ってゆくのだから。



 嗚呼、無駄に歳を取ると湿っぽくていけない。

 兎に角言いたいのは...

 無理してまでアニメは観るな

 ....
web拍手 by FC2
posted by lain at 19:41 | 北海道 ☔ | アニメ TVシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年04月25日

これがゲームの正しい遊び方なのかもしれない「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」ドラマ/感想

仕事柄、2連休というのがあまりない僕は、たまに連休だと一気に気が緩む。先週末の土曜と日曜もかなりダラダラ過ごしてしまった。

辛うじて部屋の整頓をこなした後、ゲームやアニメをいつも通り消化していたのだけど、特に一旦観出したら止まらないドラマの勢いが凄かった。軌道ステーション上に生き残っていた人類が汚染されていた地上へ戻り、地表でしぶとく生きていた人類や、人の管理から解き放たれ何やら画策しているAIに翻弄されることになる「ハンドレッド」のシーズン3をラストまで7話分がっつり堪能し、「ブレイキング・バッド」のスピンオフ「ベター・コール・ソウル」の新シーズンもじっくり味わった。極め付きはツイッターでおすすめされた「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」で間違いない....





子供の頃、父親にFFを買って貰ったことがきっかけで、ゲーム好きになった主人公。社会人になってもFFにご執心なのだけど、いつの間にか父親とはろくに口もきかなくなっていた。

そんなある日、家族になんの相談もなく父親が会社を辞めてしまう。何事か重大なことがあったのでは無いか?と考えた主人公は、父親に退職祝いだと言ってPS4とFFXIVをプレゼントし、息子であることを隠してゲーム内で父に近づき、ゲームを通して絆を取り戻そうと考える。

はたして彼の思い描いた通りの結末を迎えることが出来るのだろうか?...



そんな感じのお話なのだけど、ゲームに慣れていないお父さん役である大杉漣さんのぎこちないプレイ姿がなんとも言えず生々しいのと、年齢不詳な千葉雄大が可愛過ぎて、妙に見てて照れ臭いドラマだった。

とあるブログに連載された実話を元にしたフィクションだそうで、そういえば一時期話題になっていたような気がしなくもないなとボンヤリ思い出していた。僕はFFオンラインのゲーム性が性に合わない為、何度となく試しては挫折しているのだけれど、キャラクターのデザインだけは大好きで、今回のドラマ内で使われているゲーム映像(ブログで体験談を連載していた本人と仲間達によりゲーム内のキャラ演技はなされたらしい)でもキャラの可愛さにやられていた。

そんな個人的なFF感はおいておくとして、確かに僕も子供の頃に親とゲームをやった記憶がある。正直嬉しさより鬱陶しさがあったというか、子供の好きな物を知ろうと忍耐している節が父にあった為、それがこちらに伝わりギクシャクしてしまったというのが正確かもしれない。僕が光のお父さんの主人公のような立場になったとしても、父親にゲームだけは勧めないし、それを利用して分かり合おうともしないと思うが、真っ正面から向かい合って本音を話すより、不器用な男同士ならこういう歩み寄り方も有りだなと思った。何にせよ、このドラマの親子は光の戦士そのもので少々眩しいくらいである。




にしても、父親にこっそりゲームで近づくのは良いとして、女性キャラを使うのはちょっと危険が危なくて面白いなと思った。女装してカマバーで働いていたら、お店に父親が入店して常連となり、毎回自分が指名されるようになっちゃった!みたいな話に近い屈折した物を感じさせるから。

ましてやドラマでは、ゲーム内キャラの声が南條愛乃で実物役は千葉雄大であるし、こりゃ無いこともないなと普通に思えてしまう。このキャスティングは本当に上手い。



オタク文化が広まった今でこそ親と子が同じ物を楽しめることが増えたような気はするものの、流石に60歳前後の人と20〜30代とではなかなか価値観は合致しない。そろそろ30代を卒業しなきゃならなくなる僕でさえ、最近じゃめっきり若者の好きな物の欠点ばかりに目が行ってしまい、既に同じ風景を見ているとは言い難い。今このザマなのに、60歳を越えてからもアニメやゲームを楽しめる気持ちが残っているのだろうか?と心配になる。

こっそりゲーム内で近づいて来る子供など居ないし作る予定も無いが、今まで好きになった物を大事にしつつ、光のお父さんのように新しいことを始められる60代になれたら良いなと思った🎮
web拍手 by FC2
posted by lain at 07:16 | 北海道 ☔ | TVドラマ 国内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする