2017年08月28日

同郷が勝つと、何故こんなに嬉しいのか?「MotoGP第12戦イギリスGP」感想

母が入院して半月ほど経ったが、相変わらず家事に追われる毎日である。

自分の三食を作り、悪くなりそうな物を調理して父に食べさせたり、お節介な姉の持って来た物や家庭菜園から採れた物の処理など、主に”食べる物”に振り回されている感が強い。

昨夜もいつから冷凍しているか怪しいホッケを焼き、父のためだけに白米を炊き、お鍋いっぱいの枝豆を洗って塩もみし茹でて冷やす作業をしていたら何時間も溶けていた。給料さえ高かったら、こんな疲れること今直ぐにでもやめたい.....

年がら年じゅう炊事をこなす全国の主婦と主夫を心から尊敬する.....






そうこうしてるうちに草臥れて、そういえば今夜はMotoGPがあるんじゃ無かったか?と日テレG+を見始めた。

開始には少し早く、巨人推しの日テレお馴染みの宮本和知が”ざる蕎麦”と”盛り蕎麦”の差を後輩達に教授していて、そんなのどうでも良いじゃねぇか....と、思った。

個人的に最近あまり熱の入らないMoto3が赤旗で終わり、お待ちかねのMoto2に突入。来期最高峰クラスに上がることが決まった中上はどんなもんかと見守る俺の前で彼は最高のスタートを切る。序盤は少々焦ったい展開で、こりゃ良くても表彰台か?とまで考えてしまったものの、トップを行くモルビデリとマルケス弟のペースがそれほど上がらず、中上がじりじり順位を上げる。

マルケス弟が転倒したのも一つの要因だが、兎に角昨夜の中上は安定した速さがあった。モルビデリをパスした後の単独走行も文句無し。これなら誰も来期の最高峰クラスへのステップアップにケチを付けないだろうという優勝に、初優勝とはまた違った喜びを共有出来た気がした。

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長島哲太に祝福される中上
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最後まで自分を裏切らなかったマシンに何度も感謝するような仕草が印象的だった



ホンダの心遣いが無ければ、いくらサテライトチームだとしても日本人を採用しないのでは?という声を吹き飛ばすには成績を出すしかない場面での優勝だったのが兎に角嬉しい夜だった。

中上貴晶も気付けば25歳。この先どれだけの伸び代があるか分からないが、近年Moto2から上がったライダーは軒並み活躍を見せているし、たとえ優勝は無理でも表彰台の可能性はゼロではない。俄然来期が楽しみになってきた。




中上の優勝で気が抜けたのか、最高峰クラスはスタートも見ないまま寝落ち。目を覚ますとてっぺんにドヴィツィオーゾが立っていて、あぁロッシは負けたのか...と、TVを消してまた眠った。

そろそろ日本メーカー以外が頂点に立っても良い頃合いだし、地道に努力して来たドゥカティとドヴィツィオーゾには、このまま行って欲しい気もする。

残り6戦。何がどうなってしまうのか、本当に見逃せない。



タグ:中上貴晶
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posted by lain at 07:01 | 北海道 ☔ | モータースポーツ MotoGP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年08月24日

生者と死者の日

あと1時間もしないうちに8月24日と云う日も終わってしまうが、小島秀夫監督の誕生日であり今敏監督の命日でもあった今日のうちに、偉大な2人の監督の作品を振り返る暇は無さそうだ....





小島秀夫監督と云えば、ゲームクリエイターなのに”監督”とは如何に?と、今でも思う方が多いかと思うけれど、一度でも小島氏の作品を遊べば、何故監督と呼ばれているのかが良く分かるに違いない。今でこそ『映画的』なゲームと云うのが当たり前になったものの、小島監督は何十年も前からそれをやり続けているのだから大したものだ。しかも、長く続けているだけでなく、しっかりと国内外で⤴の評価まで付いて来ているのだから申し分ない。

僕が初めて小島監督の作品に惹かれたのは、PC版のポリスノーツだった気がする。美麗なアニメーションのムービーも魅力的だったが、浦島太郎状態の私立探偵が元は宇宙飛行士で警官でもあるという設定が更に良かった。残念ながら、うちのPCの環境では遊べなかったため、コンシューマに移植された時は本当に嬉しかったものである。そこから先は言わずもがな、メタルギアシリーズにどっぷりだった。




僕は幼い頃から夢を見ない日がまず無かった。内容も鮮明に覚えており(ここ1、2年はあまり思い出せなくなった)それこそ夢か現実か分からなくなるほど目覚めても後を引いた。毎回心地良い夢というわけもなく、大抵は心を抉られ疲労感ばかりが残る内容なのだけど、時折このまま目覚めたく無いと思えることもあって、夢を見ること自体は嫌いじゃ無い。

そんな、良いことなのか悪いことなのか分からない夢の世界を、現実の世界で表現するのが物凄く上手かったのが今敏監督でした。見ているこちらが、どんどん監督の思う壺にハマっていく感覚は、ある種快感であり恐怖でもあり、得も言われぬ不安感が付き纏う展開に、もっともっとと癖になった。

享年46歳。まだやりたいことがあったろう。出来ることならやらせてあげたかったものだ........











人間には自分の意思だけではどうにもならない限界がある。その限界を引き延ばすことは可能だが、それを永遠には出来ないだろうし、もしも永遠に思えるほどに限界を延長出来たとしても、それが幸せに直結するかどうかは分からない。ただ一つ言えるのは、永遠に近付こうと自分にやれること、やりたいことに夢中で取り組めたなら人生も悪くないだろうということ。


生まれたからには生きる、生きたい


そんな想いが溢れている(いた)人こそ愛したい。だから、僕が生きているうちは、2人のことを語り継いでいきたいものだと思った。
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posted by lain at 23:16 | 北海道 ☔ | 日記 全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年08月22日

死なない身体があったら是が非でもやりたい職業No.1「DiRT4」Codemasters/2017/PC/PS4/Xbox One/感想

貧乏暇なしと言わんばかりに、金も時間も持ち合わせれいない僕は、例に漏れず自分には実現不可能なことを架空の世界に求めている。



ここじゃない何処かにある剣と魔法の世界


あーだこーだ言って嫌いじゃないハーレムアニメ


周囲の犠牲に心を痛めつつも自分だけはちゃっかり生き残る極限ドラマ



求める物は数あれど、もっとも現実味があって、もしも自分にお金と命(ライフ)が沢山あったなら、どうしてもやりたいと常々思っているのがラリーだったりする。






大自然の中を疾走し、誰かと競う以上に己れと戦わなければならないラリーは、兎に角派手なクラッシュが付き物。車が凹む、パーツが割れる、タイヤがパンクなんてのは当たり前で、何度も回転しながら崖から転げ落ちたりもする。車を使ったレース競技の中でも、かなりリスキーな部類に入るだろう。


だが、TVで観たりゲームで遊ぶ分には実に刺激的で、イレギュラーな路面がほとんど無いサーキットレースではこうはいかない。ラリーではF1のようにコース上の水やゴミの量どころか、コースそのものの形まで天候やラリーカーの走行により刻一刻と変化してゆくからだ。本作でもそれは遺憾無く表現されていて、シリーズを通し拘っているちゃんと壊れる(壊れた部位に応じて走りに反映される)マシンや、天候の変化、コース上にリタイアしたマシンが時折現れもするし、実際のラリーのようにコーナーのイン側や草むらに大きな石があったり目の前を鳥の群れが横切ったりと、コース上の演出も凝っている。




今回、個人的に少々残念だったのは、グラフィックかもしれない。これまでCodemastersはダスティな空気感が味わい深い映像作りだったのが、4はどうもクリアな映像過ぎて、フォルツァホライゾン3などに比べ物足りないのが分かってしまう。無論プレイ感覚は洗練されているから、オープンワールドであるFH3以上のラリーが味わえることは間違いないのだけど、あの埃っぽい空気感が好きだった僕としてはちょっぴり悲しい。

とはいえ、前回のナンバリング外作品「DiRT Rally」からの原点回帰を目指した方向性は、1作目を好きな者の1人として本当に嬉しい。コース幅の狭い道をフラットアウト(アクセルペダルを限界まで踏み切ること)した先の、瞬きする暇も与えないコーナーの数々にアドレナリンが止まらないDiRT4の緊張感は紛れもなく僕が好きになったDiRTそのものだった。便利にやり直しが可能だったフラッシュバック機能を廃したことも、レースへの没入感を高めているように思う。



きっと難しいと言う人もいるだろうけれど、設定を弄ることでかなり遊び易く出来るから、根気よくプレイすることで自ずと先に進めるはず。死んで覚えるのが当たり前のマリオみたいなものだと思えばなんら苦ではないだろう。逆にもっと難しくしたい人はDiRT Rallyのようにシミュレーター設定にしてガッツリ楽しむことも可能だ。

世の中にこれは完璧だと言える物は限られている。DiRT4も完璧には遠く、道半ばといったところだが、それでも、これほど遣り甲斐のあるラリーレースゲームが他にあるだろうか?と言いたくなる。WRC公認のゲームは大味でCodemasters製のようにはいかない。FHシリーズや、グランツーリスモシリーズとグラフィックで競えとは言わないから、これからも”らしい”ラリーゲームを追求していって欲しいと思った。



いつの日かライセンスの問題もなんとかクリアして、あの会社の新車も乗れたら最高である.....







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posted by lain at 07:11 | 北海道 ☔ | ゲーム Xbox One  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする