虚構と現実、重なる二つの人質事件。「HOMELAND」海外ドラマ

 神への信仰心が有ろうが無かろうが、今年は悪い事より良い事が多い年になれば良いなと、祈るような想いで新年を迎えた人が多いかと思う。なにせ毎年どころか毎月毎日のように、よからぬニュースが飛び交っている世の中ですしね。



 イキナリだが日本人は兎に角ボンクラである。

 戦争に負けるまでは自爆テロも辞さない狂信者顔負けの玉砕国家だったのに、いつのまにか国内外の文化をごちゃ混ぜにしてやいのやいのと酒盛りが出来るほど世界に迎合してしまった。今では原爆を2発も落としてくれた国の愛の歌を聴き、戦後罪滅ぼしの意味合いを込めた援助や交流を行って来たのになかなか許してくれない韓国のドラマで泣いて、何処の国の人だか分からないカラフルな瞳と髪の色をした”そんな装備で大丈夫か?”状態の美少女達にこの国を守って貰っている有様だ。

 柔軟に他国の文化を取り入れる姿勢はともかく、成人にも満たない2次元ヒロインにまで愛をくれと甘えている姿は、間違いなくボンクラのそれである。



 だがしかし、僕自身ボンクラだからというわけでもないが、ボンクラで居られるお国柄というのは悪いことではない。国民が呑気に現実から目を背けるだけの余裕があると言うことだからだ。たとえ借金まみれで隣国との仲がこじれていても、食べ物にも家にも困りはしないし、ましてや銃声で目を覚ますなんてこともありはしない。

 ここ数年で勢力を伸ばし、いつかイラクとシリアをまるまる飲み込んでしまいそうな”イスラム国”の脅威に晒されている土地に産まれていたとしたら、けしてボンクラで居ることなど許されなかったことだろう。

 住み慣れた土地を我が物顔で蹂躙する連中のやり方に反抗?着の身着のまま命があれば良いと逃げているだろうか?それともイスラム国の考えに賛同して同胞を撃ち殺すことを選んでいるかもしれない。どちらにせよぼんやり構えている暇は無さそうだ。



 今日の午後に期限を迎えたまま、なんら進展を見せないイスラム国による日本人二人の人質事件。ちょうどHOMELANDのシーズン4で元CIAの長官だった男が人質にされる内容を扱っていたため、妙なデジャヴ感が襲いました。

 人質を取ったテロ集団の親玉は、自分の甥っ子でさえ平気で撃ち殺す冷酷な男で、まともな神経の持ち主なら完全に畏怖の対象になる相手なのですが、そんな男を相手に影で取り引きをしているCIA職員がいると言うことの方が世界の闇を表していて怖いやら哀しいやら非常に複雑な心境になりました。自国の大使館に押し入り、沢山の人死にを出した男だというのにね....


 捕まった友人の元へおびき寄せられた挙句、自らも人質となった経緯があちこちで報道され、ベラボーな身代金であったために自己責任を問う発言が増えていますが、一番の問題は覆面をして人質を取っている連中のやり口であることを忘れてはならない気がします。

  HOMELANDのように主義主張を通すために仲間を解放しろと要求するならまだしも、単純に金目的なうえ身分が分からないように顔を隠して映像を配信しているのは実に興醒めであります。何処に正当性があるのかさっぱり分からない。



 だいたい何故にここまでイスラム圏は力業な集団が多いのか?少しは協調路線を行き、異文化とも仲良く出来ないのだろうか?

 価値観が合わないキリスト教徒へ牙を向けるならまだしも、同じ神を崇める者相手でもお構いなしなのは傍目から見ていて遣る瀬無い....





 あの二人がどうなるのかは分からないし、僕らにどうにか出来る話でもありません。何百億もの身代金を僕らの税金から払うなんてまっぴらゴメンです。

 でも、ちょっとくらいはこんな事態を引き起こしている裏の事情に、目を向ける責任が僕らにはあるのかもしれません。


 だからと言ってあまりお堅い文献を読んだりするのはちょっとと言う方は、HOMELANDで人の世の不条理について物思いに耽るのも有りだと思います。







 生真面目さを拗らせ、いつのまにか外へ責任を転嫁してしまうくらいなら、少しいい加減でもボンクラな生き方が僕は良いな (= ワ =*)

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