え、えい、こ、こ、こ、くおうのぉ...「英国王のスピーチ/トム・フーバー(監督)/コリン・ファース(主演)/2010年/英国/映画」

 時は西暦1920年代〜30年代後半、社会主義が台頭し、各国で皇室の存亡が危ぶまれていた時代。

 そしてイギリスがナチスドイツへと進行する事を決めた頃へと進んでゆきます...



 主人公は幼い頃の皇室教育により、人前ではスムーズに話す事が出来ない病気 "吃音症" になってしまったヨーク公アルバート王子。

 社会主義に皇室不要と言わせないためにもと、何かと人前でスピーチをする機会を増やされた彼は、妻と共になんとかこの病気を治そうとするのだが、どの医者も効果的な治療法を持ってはいなかった。

 そんな時、一人の医者に出会う事になります。


 遠慮もなく王族なんて物ともしない態度で、ずけずけと物を言うその男 "ライオネル・ローグ"

 イキナリ愛称 ”バーディ” で名前を呼ばせろと言ってみたり、自分の声が聴こえない状態で本を音読してみせろと迫ったり、一見無意味に思えるような事を無理矢理やらせようとして来るのです。

 既に色んな医師の元で治療を試して後ろ向きになってしまっているバーディは、勿論怒って帰ってしまうのだが、その時手渡された自分の声を録音したレコードを聴き、またローグの元を訪れ治療に励む事になります....




 PVを観ていた時は、普通に優秀な医者が奇抜な治療を、どもってスピーチもまとも出来ない王族に施す作品かと思っていたら、なんとも愛嬌のあるユニークな医者で、趣味の演劇もヘタッピな人間だとかw彼と彼の家族達とのやり取りも非常に素敵だ。

 そんな愛嬌のある医者と、皇室のストレスに押し潰されそうな公爵がぶつかりあうのがなんとも言えず心地良かった。まるで親友のように密接になったり、離れたり。不器用な2人がもどかしくお互いを必要としているのは恋愛のようでもある…

 
 一流の役者になれなかった男が、不本意ながらでも王位に付く事になった男の勇気を信じる、とても優しく温かく微笑ましい物語です。どす黒いはずの皇室も、地に染まった戦争も、この映画を重苦しく彩る事はありませんでした。

 上手く話せない王を戴く英国皇室をこき下ろすような内容ではなく、敬意と尊敬を払ってジョージ6世を描いていたので、とてもスッキリした後味の英国らしい上品さを感じましたね。



 どうでも良い話なんですけど、主演のコリン・ファースがTVドラマ「WHITE COLLAR」の”ティム・ディケイ” に似てると思うんですよwしかめっ面とかそっくりですww何処か愛らしい顔つきなのも共通した魅力を感じますね♡



 なんでもいいけどおっさん萌えなんとかしたい:(;゙゚'ω゚'):←



 まあそんなわけで、とても王道な映画で普通に良い映画です。

 ただ、この作品がアカデミー賞を取った事は少し物足りないかもしれないですね、2010年の映画界...

 この作品云々の話じゃないですけどねw 創作作品は、何年、何十年と歴史があり、誰もが感動や驚きを得られるような物を産み出す事は、非常に難しくなって来ている証拠でしょう。

 既存の作品を避ける事も、なぞるように真似る事も、きっと良い作品を作る事にはならないと思います。


 この先まだまだ増えてゆく創造世界。作り手の苦悩がここまで聴こえて来そうです....


 公式HP http://kingsspeech.gaga.ne.jp/index.html

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