詩的私的生活 九日目

 人生なんて簡単ね

 大それた夢なんてなくても生きてゆける

 時々熱に焦がされるけれど、僕を燃やすには少し足りない


 人生なんて簡単ね

 全部込みの自分だから

 どんなカードを引いても文句は言えない

 けれど痛みは楽しめない

 いつも通りの宙ぶらりん

 風任せの人任せ


 人生なんて簡単ね

 気分次第、天候次第
 
 どんな未来もありゃしない

 どんな未来も無くもない

 小難しい意思を持たず、流行の波に飲まれて自分を素通りしたって大丈夫

 一切れのパンと、雨を凌げる傘があれば

 
 人生なんて簡単ね

 ルールは単純、死ぬまで生きるだけ

 毎日どんなバイキングレストランより多いメニューに大満足

 ただし財布はすっからかん


 ホント、人生なんて簡単ね....



 さぁ、今日はどんな人生にしようか?

詩的私的生活 八日目


君を求める方法さえ知らぬまま

いつか終わりが来るだなんて信じられるかい

もっと素直に望むなら

違う自分を纏えるだろうか


いつから決まったルールなのか

僕らがしたいことといえば相変わらずで

見て見ぬ振りなんかしてたら大事が終わってゆく


ねぇ君はどうする


与える事も欲しがる事も置き去りにした僕達に

微笑む力は残っているかい


当てにならない心を投げ打って

閉じた世界に吐息を落とす

1・2・3

その小さな手のひらが世界だなんて言わないでくれ

理由は君が一番知っているだろう

こぼれた嫌悪に口づけするのはもう飽きた


全てを嫌いになるまえに

自分を許せ無恥な魂







詩的私的生活 七日目

雲間から溢れる喜び

でもそこに僕は居なくて

いつのまにか、ぬかるんだ言葉が友達だった


本当のココロってなに?

こんなにも不毛な色に染まる衣をまとう生き物なのに

あなただけの光りがあるだなんてダレが言ったの?


全てを切り裂いて見つけてよ

君でもなく僕でもなく

ソトもウチもない

絶対の場所を


その時が来たら あるはずの無い日々に子守唄を贈ろう

土色に塗りつぶした空へ 新しい声を浮かべる為に