詩的私的生活 拾弐日目

さよなら ありがと

目覚めてみれば 真っ白な朝

鮮やかに見えた永遠も

当たり前に 終わっていく


本気で願った最初で最後を

昨日と今日とに埋もれながら

なんだやっぱり生きてたんだ

こんなにも色付いて零れてしまう



ありがと 当たり前の青

また逢えるかな

願いが動き出す星の時間に


ほら 今日も滲んだ声が雲へと還るよ

詩的私的生活 拾壱日目

ジユウと言う檻にも慣れて

何かがすっぽり抜けるメガネであの子に御執心


レンズに味のしないデザートを乗せないでおくれよ

壁のシミにマスカラを付けるような真似も金輪際お断り

それよりそれらしいイマを頂戴



そして、ニクショクケイが獲物を追わなくなるぐらい世界が君の嘘でイッパイになったら

このメガネを放り投げるよ


嘘みたいなホントが見えそうな気がするから




拝啓、自由で不自由な君へ

詩的私的生活 拾日目

 知らぬ間に降り積もる雪に

 何を期待していたのだろう?

 重なり合う想いがいつかは融けてゆくだなんて

 無邪気に信じたわけでもないのに


 この手に触れて感じるのは

 冷たさと体温だけ

 全ては僕の中にあった

 気付くのが遅過ぎただけ


 隔ての無い静寂の白

 身体も心も置き去りに

 忘れてしまおう

 今日も 昨日も 明日さえも




 気付けば 

 雪は手のひらで