2015年03月23日

詩的私的生活 拾伍日目

「やっぱり太陽が無くっちゃね」
君はそう言った


"植物かよ”

雪解け水で汚れた靴に眼をやって僕は思った


当たり前の僕、当たり前の君


水溜りの薄氷を僕は踏み割り、散らばった太陽へ君は微笑む

きっと愛おしいのだろう、きっと憎らしいのだろう


当たり前の僕、当たり前じゃない君



いつか当たり前に君を想うだろう、春の悪戯と一緒に

君も想うだろうか?

太陽を踏み抜いたあの日の僕を




消せない昨日と、砕け散った明日は君が持っていった

なら僕は今日を持っていこう


昨日と明日を繋ぐ今日を





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posted by lain at 06:59 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 詩的な私的生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年12月05日

詩的私的生活 拾四日目

解けそうにない糸と愛し合う そんな夢を見ていた

徒労に終わる口づけを 目隠しもせず誰に見てもらいたかったのだろう?


吐き出せば白い屈託

立ち尽くす周りで世界は流転を止めようとはしない

現在ってなんだ?将来って誰が?

歩いた側から曖昧になる影を 一生懸命護ってる一進数


そこから何が見えるんだ?

そこから何が見えなきゃならない?

世界を値踏みしていたら 5割引の烙印を押された僕にあの子も愛想を尽かした


変わらない 

変われない

変われよ

変わるよ


馬鹿みたいに突っ立って 首をくくるまでの暇つぶし

「どうせならもっと笑えばいいのに」 

 そういったあいつは死んだ魚の目で時計を眺めてる


愛と希望で睡眠学習 

跡に遺るは純粋無垢な個人主義

魔法をかけた誰かを呪えば幸せか?

かけられた自分を貶めれば格好良いか?



僕は1進数

進めない

進まない

進む必要も無い

諦めが絶望だとは思わない


1の次が2でしか無い日 それこそが僕の絶望だ
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posted by lain at 06:52 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 詩的な私的生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年09月26日

詩的私的生活 拾参日目

 ぱたぱたと葉音を聴かせる雨粒に 

 暗号みたいな気持ちは頭を垂れる

 色褪せたプロパガンダを見つめる瞳で 踏み散らされた命を見下ろした


 どんな絵空事よりリアルな君さえ あの虫けらより遠く感じる

 始めから何者でも無かった

 僕は君で 君は僕で

 知覚の範疇に僕達は居なかった


 ぐちゃぐちゃの頭に耳鳴りがハモり出す

 自我という記憶 定められた命 

 温もりはふるえることを もう止めてしまったよ
 

 こつこつと自分だった音が木霊する

 誰も知らないネバーランド

 夢なんて見たことも無いけれど ここははじめから夢の国

 一歩 また一歩踏み鳴らす

 こんな踊り いつ習ったのだろう?

 何処へも行けない夢の住人じゃ こんな羽も必要ないのに


 君が気付かなきゃ この声は上手に嘘も付けない

 ねぇ この世界の境界線を教えて


 ひたすら優しい雨音に怯えなくて良いように

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posted by lain at 07:17 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 詩的な私的生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする