縛ればSか?縛られればMか?「ナワナノ~七菜乃緊縛写真集~」一 鬼のこ/三和出版

 人に”S”か”M”か?と問われたら、間違いなくMだと答える僕ですが、普段周囲にはSっぽい態度を取っているため、あんまり信じて貰えません。ネット上での僕を知っていれば、"お前がM?何を今更...."くらいに言われそうですけどね。

 たとえばSMクラブに通うとか、自分の体を痛めつけるとか、女性に詰られて違う意味で興奮するだとか、そういうのは全然無くて、特にM男らしい生き方をしてるわけでも無いのですが、大きな声では言えないことをしている最中、誰かに主導権を握られていることを妄想すると更に興奮します....

 思い返せば、小学5、6年の頃、自分で自分をナイロンの紐で縛ったりもしてました。普段誰かに強制されて行動するのは大嫌いなのに、どうして性的なことになると束縛されることを夢想するのか?本当によく分かりません。


 だからかどうか知りませんけど、そんなMっ気の入った視点からすると、七菜乃さんの緊縛写真集はエロス以上に美を感じ、こんなに綺麗に撮られている彼女が羨ましくさえありました。


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 ”一 鬼のこ”氏の芸術的な縛りが、それでなくとも無駄の無い七菜乃さんの身体をこれでもかと締め付けていて本当に綺麗です。七菜乃さんの表情がまた良いんですよね。一鬼のこさんとの相性も良いのかもしれません。元々表情の良い方でしたが、以前より更に味のある顔をされるようになりました。縛られている七菜乃さんの表情を見ていると、カメラのこちら側の人間が”縛っている”のか、”縛らされている”のかすら曖昧になってゆきそうです。

 全体的に芸術的な写真集ではあるのですが、伝統的な和服であったり、海外でハメを外した女性観光客のような姿であったり、果てには自然に還った姿を披露しているので、様々な見方が出来る1冊になっているように思います。

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 こんな緊縛の形を見せられたら、それこそSとかMとか、男とか女とか関係無しに興味が湧くというものでは無いでしょうかね?

 縛りたいし縛られたい。

 人間って、時と場合によってコロコロ変わって面倒ですね(=ワ=;)


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一 鬼のこ オフィシャルHP http://shibari.jp

七菜乃オフィシャルブログ http://www.diamondblog.jp/official/nana7nano/







関連過去記事



posted by lain at 06:51北海道 ☔Comment(0)写真集

美とは穢れる為に生まれるのかもしれない「さかしまのリリス」村田兼一/七菜乃

今までに様々な女性を撮って来た村田さんですが、どうやら最近”七菜乃”さんにご執心のようだ。

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黒髪のロング

憂いをたたえた瞳

きめ細やかな白い肌

無駄を削ぎ落とした曲線


どれを取っても魅力的な七菜乃さん。時折撮られていると言うよりも、撮らせてあげている的な雰囲気も出ていてたまらない。

村田さんおそらくMだと思うので、多分美しい女性に撮らされている感じ好きなんじゃないかと勝手に思っていますw

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とても狭い空間でありながら、無限の拡がりを見る者に与える村田さんの写真。前回の「パンドラの鍵」同様に少し画像がクリア過ぎて、以前の作品のような幻想さが損なわれてしまったように感じる人もいるかもしれませんが、逆に過度なフィルタリングをしないおかげで七菜乃さんを身近に感じられるし、作り物と生身の混在した歪な世界観がよりアンバランスに見えて、実に面白い写真になっているように思います。

そろそろ私は村田さんの守備範囲から外れてしまうなんておっしゃっている七菜乃さんですが、もう一冊か二冊、今度は違うコンセプトで村田ワールドに染められて頂きたい気もしますね。

なんにしても、村田さんと七菜乃さんは、まだまだこれからも注目の人になりそうだ。

それなりに早めの予約をしたというのに、半月ほどAmazonに待たされてしまったのも、注目度の高さを物語っていたのかもしれない。
posted by lain at 07:34北海道 ☔Comment(0)写真集

幻想に恋する男の名は『村田兼一』

 日常生活では禁欲的な態度で素知らぬフリをしたり、ブログでBLや男の娘の話に熱が入ったりしていても、僕はやっぱり女の子が大好きだ。

 子供を産める女性だからこその骨盤の形状から産まれる滑らかな曲線や、左右対称に実った膨らみの量感を前にしたら、ただただ感嘆をあげて降伏するしか僕に選択肢は残されていない。


 
 無論感嘆をあげるだけで済むわけでは無い。性的に興奮するわけだから、大きな声で言いたく無いこともしたくなる。正直、女性を「可愛い」「美しい」と感じた時、間違いなくこの女性と『セックス』がしたいという気持ちが僕の中にはある。大小はあっても、性欲を皆無だと言ってしまうような恥知らずにはなれません。

 裸が見たい。美人でも無く、とびきりの裸じゃなかったとしても、それはそれで味わい深い裸なら是が非でも見たい。ムラムラモヤモヤしたい。そして全てが夢想のままで終わって欲しい。

 やっぱり軽くマゾなのかもしれない。



 打海文三さんが『Rの家』で「我々は生身の人間に投影した自分の性幻想に欲情するんだ」と書いていたが、実に身に染みる言葉だった。まさに僕の性はそこにある。そして、それは僕だけの話では無い。

 例えばSNSに露な写真を投稿し続ける女性達であったり、アイドルなのかAV女優なのか曖昧な位置で笑顔と肉体を振り撒く素人集団。彼女達は自分のことを見ているであろう人々へ挑発行為を行い、自らを貶めることで得られる開放感に浸っているが、ひとたび熱が冷めたら自己嫌悪の固まりになってしまうことだろう。幻想こそが最高の調味料なのだ。

 
 書いていることが書いていることなので、脳に血が行っていないのか支離滅裂になって来たけれど、ようするに村田兼一という人の撮った写真は、まさに性幻想を掻き立てる作品であると言いたかった。

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 ただの全裸写真でもなく。よくあるグラビア写真集の構図でもなく。浮世絵やゴスロリな妖艶さの枠の中で、SMを用いて拘束と解放を表しているからエロティズムと同時に儚い美しさを感じて興味深い。見る者だけではなく、撮られる者さえ魅了する力がある。

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 「眠りの姫」と「パンドラの鍵」しか目を通していないので、漠然とした感想になってしまうけれど、ソフトフォーカスが効いている眠りの姫と、”七菜乃”さんという人形のようなスタイルのモデルが印象的だったパンドラの鍵の両方の良いところを縫い合わせたら更に良かったのではなかろうか?

 七菜乃さんはスタイルの面でも表情の面でもかなり素晴らしかったけれど、個人的にはもっと無機質な表情で感情が欠如している人形に徹して欲しかったし、撮影セットとモデルの溶け込みが今ひとつに感じてしまうところもパンドラの鍵は勿体無い気がしてしまった。単純に好みの問題かもしれないけれど、いっそもっとPCで加工して一体感を出した方が七菜乃さんの自然な美しさを感じられたに違いない。

 村田さんの作品世界は、山本タカトさんの世界観とも通ずるものがあるので、写真の加工やモデル次第でもっと凄い幻想を見せてくれるのでは無いかと、ついつい高いレベルを期待せずにはいられないです。

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 良い写真家には良いモデルが群がって来るものですが、村田さんのような一般的な「普通」の尺度で推し量れないような写真家さんの元へ、これだけの女性達が集まって来るのは、ある意味今の時代を映しているのかもしれませんね。アレも駄目、コレも駄目と息苦しい世の中に風穴を空ける美しい女性達にホイホイとこれからも付いて行こうと思います。



 追伸、心も身体も見えそうで見えないくらいの方がエロいです。




 村田兼一オフィシャルサイト http://murata.main.jp
posted by lain at 21:28北海道 ☔Comment(0)写真集