2017年05月10日

ノンケに友情を求められた時、ゲイはどう応えるのだろう?....なんて思った「青春♂ソバット1〜4完」黒娜さかき/小学館/感想

この時期のGWとはゴールデンウィークのことだけど、人によっては「ゲームウィーク」「ゲーム&ウォッチ」「ガンダムW」「ここはグリーンウッド」「ゲートウェイ」「ギガワット」まで連想する人も居るに違いない。


僕なんて連休中にこの漫画を読んでいたら「ゲイのウィークポイント」の略でも良いなと思ってしまった(真顔)


青春・ソバット 1 (IKKI COMICS) -
青春・ソバット 1 (IKKI COMICS) -




何せこの漫画、開始早々キスシーンで始まるから面白過ぎた。ゲイの高校生が自分のことを好きであろう女生徒の前で、お節介な同級生の男子(自分と女生徒の仲を取り持とうとする阿呆)に嫌がらせのキスをするというシーンなのだけど、あまりにもガッツリ始まるBL展開に笑うしか無かったw


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パンを咥えて交差点を曲がったら運命の相手と打つかるくらいの確率であり得ないぶちゅ〜がサイコー

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しかもそんな目に逢いつつも、半ば意地になってゲイの同級生と友達になろうと頑張る、馬鹿に人懐っこい男子高校生の流され方が地味にリアルというか、こういう奴いるよなぁ〜と普通に思ってしまった。最初は女の子にしか興味が無かったその男の子が、魔性の同級生(♂)相手にどんどんその気になっていく過程は実に生々しいと感じたが、自分がそういう生き方をしているわけでは無いため、実際にリアルなのかどうかは分からない。ゲイの高校生にしても、かなり捻れた生き方をしていて、何処ぞのおじさんと肉体だけの関係をずるずると続けていたり、本当の父親とも知らずに気を惹こうとあの手この手で誘惑したりしだすから、流石に高校生でそれは無いだろうと思ったりもした。でも普通に中高生くらいで性的な経験をする男女もいるのだから、こんなゲイの高校生が居ても可笑しくは無いのかも?.....


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ゲイとノンケが深く知り合うのは相当難しいんだろうなぁ.....





結局2人は紆余曲折を経てゲイとノンケの友情を育み続けた結果、性別で測れない愛情に行き着くことになるわけだけど、本当にこれをIKKIで連載していたのか?と思うくらいBLだったので、正直苦手な人には勧められない本だ。ただオノ・ナツメさんの絵のティストが好きな人、汚れたネタで笑える人、自分の捻くれ具合に自信がある人なら、ノンケでもなんでも楽しめるかもしれない。男同士でもここまで求め合えるなら羨ましいと思う人も多いことだろう。



”藪をつついて蛇を出す”そんな言葉が相応しいBLだった。


作者の青さも含め、悪く無い青だ。







黒娜さかき (@rutirutii) | Twitter

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posted by lain at 20:57 | 北海道 ☔ | 漫画 BL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年02月22日

愛されているから愛すのか?愛したいから愛すのか?「花にくちづけ」阿部あかね/ディアプラス/BL/感想

少々早めに仕事が終わり帰宅。

グダグダとしているうちに居眠りをして夜中に目を覚まし、やめておけば良いのに人妻物の軽いエロ漫画を読んだせいで寂しさスィッチを押してしまったせいか、そのまま男同士が普通に粘膜を交わし合うBLを読んでしまった。





冒頭、いきなり友人が半裸でゲイを告白し、童貞を奪っていくという高三の過去シーンから始まり、それから三年経ってヤリ逃げしていった友人がふらっと女の格好で自分の前に戻って来て、さあこれからどうなるんだ?どうするんだ?と物語は始まるのだけど、まるで寂しさを紛らわせる為に、気まぐれで男を抱いたような感覚(そんな経験はこれっぽちもない)になるほど人妻物よりイケナイエロスで、それでいてプラトニックな愛がしっかりあり、確かな温もりが手のひらに残るような作品でとても良かった。

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作中の濡れ場にしても、男のままで絡む場合もあれば、女性にしか見えない格好の時も多く、ガチムチ作品より口当たりが優しいBLで読み易かった。実際にこういうシチュエーションでカップルになってしまった男達もいるんじゃないかと思わされた。

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多くの男女が思い遣りをもって上手に愛し合えなくなった今の時代、たとえ男同士でもお互いを尊重する想いがあるなら、無い胸を張って愛し合って欲しいし、それを理解できない人々も広い心で生暖かく見守って欲しいものです。


女装した可愛らしいひとならアリだな、と、考えてしまうようなゲスい私は、女性にも男性にも愛されそうに無いけれど.......











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posted by lain at 07:08 | 北海道 ☔ | 漫画 BL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年01月14日

開かずの扉は、あなたに開かれるのを待っている「ようこそニューワールド」コモトミ裕間/ふゅーじょんぷろだくと/BL/感想

 今年一本目のBL漫画を読んだ。普段ならあまり手にしないガッツリ本番のあるやつだった。

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 何故に買ってしまったのか?と、聞かれれば、この表紙を見掛けて買わない奴がいる方が不思議だと答えるしかない。構図を決める時の指枠に収まる全裸で縛られているイケメンの男。しかもその縄はヤケに色鮮やかで目を惹く。裏表紙を見れば完全にそういう漫画だと分かっていても、ついつい手に取らずにいられなかった。

 実際読んでみても、表題作である「ようこそニューワールド」はなかなかに面白かった。爽やかな笑顔で抱いたばかりの相手に別れを告げるような男が、自分より一枚上手な男に強かな反撃を受け、薬で眠らされた挙句緊縛の末ケツ(処女)を掘られてしまい、以来自分がタチでは逝け無い身体になってしまい、プレイボーイを廃業しなくてはならなくなるというのが皮肉で笑えた。

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笑顔でサヨナラ👋

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こんな目にあったせいで...



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お尻でしか逝け無い身体に....




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カバーをめくると、イケメンを縛り上げた張本人が出て来て怖い....





 プレイボーイのイケメンが何故にホモに目覚めたか?という子供時代のエピソードや、プレイボーイを調教してみせた男と、冒頭プレイボーイに捨てられてしまう男との関係も危うくてドラマ性があるし、捨てられたこの男が一皮剥けて、自分をコケにした二人に復讐するようなエピソードなんかも読みたくなった。たとえ男同士でも、ここまでエロチックに感じるのは女性漫画家独特のものだと思った。なんというか性描写が粘着質な感じ。


 時々”多田由美”さんを思い出させる絵や、コマ割りのテンポ感も個人的に好きだし、”安部公房”の「箱男」をモチーフにした短編のアイデアも変態過ぎて面白かった。どっぷりエロが有るBLだと、どうしてもノンケの男が簡単に籠絡されてしまうので、男である僕からすると、女性自身が思い描く変質的なエッチのシチュエーション(自分が男になって男に犯される、もしくは犯す、といった感じの捻れた願望)を見せられているような気になってしまう面もあるし、エロ有りきのBLで無くとも、絶対面白い漫画が描ける人だと思うので、そのうちメジャーな雑誌で一般向けに何か一発かまして欲しいものだと思いました。

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posted by lain at 06:59 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 漫画 BL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする