13話 × 約40分 = お盆終了 「THE 100 / ハンドレッド シーズン4」海外ドラマ/感想

長いようで短いようで、やっぱり長いような気がするお盆休みの四日間が終わった。

初日に映画へ行きラーメン&餃子で〆、次の日はダラダラしつつ姪っ子とミニスーファミを遊び、三日目は掃除を少しした後寝倒した。


そして最終日である昨日は、相変わらずの悪い意味での諦めの悪さが出てしまい、日がな一日海外ドラマに費やすという暴挙に出た。

果たして本当に長めの連休というのは必要なのだろうか?

豚に真珠、猫に小判、俺に連休......くらいの話に思えてならない.........


で、ハンドレッドのシーズン4の話なんだけど、AIが強引に電子の世界へ人間を誘おうとしたのを防いだは良いが、相も変わらずの利己的な人・人・人の協調性の無さが途切れる間もなくトラブルを提供するものだから、毎話イライラモヤモヤしっぱなしで本当に悪趣味だった。

思い返せば開始当初から悪趣味な話ではあった。地上に住めなくなり衛星軌道上のステーションへ逃げた人々が、今度は資源不足で宇宙でも暮らせなくなりそうだから、食い扶持を減らすついでに今の地球の状況を調べて来いやと、18歳未満の囚人100人を地球へ送り込むという血も涙もない冒頭なのである。

ステーション育ちが初めて目にする美しい大地に「なんだ地球大丈夫じゃんw」と思ったのも束の間、地球で生き残っていた人類と生存を賭けた争いを繰り返すことになってしまうし、同じ境遇の者同士でも諍いが絶えず、誰もが自分のことを考え行動するから、いつまでも混沌が収束しやしない。あまりにも相手に弁明の余地を残さず、信念とも思い込みともつかない頑強な心で死を呼び込む人間しか出て来ないものだから”もう少しなんとかならんの?”と、何度深いため息が出たか分からない。環境が環境であるし、こんな極限状態ならそうなのかもしれないけれど、上手く行きそうで行かない繰り返しは非常に疲れる......








そんなに言うなら観るのをやめれば良いわけだが、なんだかんだアホ共に愛着が湧いてしまって先が気になってしまうから困る。いっそ打ち切りにでもなってくれれば諦めがつくのに、なんだかんだでシーズン5まで到達してしまっているから驚きだ。

2度目の核汚染を生き抜いた者たちが、この先誰の命を糧に生き残ってゆくのだろうか?ここまで来たら完結するまでやって欲しい。

じゃないと、死んでいった奴らも浮かばれないだろう.....









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駄目男の人生はもう少し続く....「ベター・コール・ソウル シーズン5」AMC/海外ドラマ/感想

※ネタバレ感想









兄弟、もしくは姉妹、はたまた兄妹や姉弟、ほんの50年前はそれがいて当たり前だった。

70代に入った母は10人近い兄妹の家で、僕も3人姉弟。姉とは親や友達以上の身近な遊び相手であり喧嘩も腐るほどやった。何かと比較されることもしばしばで、愛憎の相手としても申し分なかったと言える。

総人口のうち、15%しか15歳未満の子供が居ない(50年前は25%ほど)今の時代において、そんな気分が分かる人はほとんどいないのかもしれない。逆もまた然りではあるけれど....




優秀な兄を誇りに思いつつも、自分の可能性を否定するどころか邪魔立てさえした兄への憎しみが募っていた男が、紆余曲折を経て麻薬ビジネスを支える弁護士となり、調子に乗りやすく詰めの甘い性格が災いして身を滅ぼすまでに至った顛末を描くドラマ「ベターコールソウル」。その新シーズンがしれっと始まっていたため、久々に海外ドラマを観る気になった。

元は自分が癌で死ぬと思い込んだ化学教師の男が、家族に財産を残すため死んだ気になって覚醒剤を作り、麻薬の世界での大物になってしまう「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品であるものの、普通に単独の作品として成熟しており、人気の登場人物だった弁護士の男ソウル・グッドマン(ジミー・マッギル)と寡黙な元警官の男マイク・エルマントラウトの愛すべきキャラクター性が実に味わい深く、今期もそれはブレることはなかった。

とうとう兄と決定的な決別を果たしたところに兄の死を伝える電話。自分が追い込んだのではないかと思い詰めるジミーは本当に辛そうだった。ところが直接的な死のきっかけを作ったのが自分ではないと分かった途端、ゲスな姿を見せる。それまで寄り添ってくれた恋人すら、その姿に思うところがあるようだった。こういう露骨な弱さの表現一つ一つが突き刺さる。



ジミーは悪いことにしか頭が回らない自業自得の最低男だ。でも根は優しい奴であるため誰もが彼を赦したくなる。取り返しのつかないことを繰り返し、惨めな自分を露呈しても尚、生き方は変えられないジミーに、つい自らを重ねてしまうのだろう。

ただ、彼の人生だけのドラマであったなら、自分の悪いところばかり思い知らされて辛いばかりだったかもしれない。職人気質なマイクのパートが良いクッション材になっているなとシーズン5でも感じた。盗人猛々しく、不法侵入した先でセキュリティ管理について説教をたれるマイクは最高だ。


”末路“で片付けるには忍びない二人の中年男の物語が、本編であるブレイキング・バッドの時系列にだいぶ近付いた今、死刑宣告を待つ気分で見守るしかないのは忍びないが、骨を拾うつもりで最後まで付き合う所存。





口髭を生やし名を変えファーストフード店で働く落ちぶれ後のジミーの運命やいかに.....






どれだけ陳腐になろうとも、見捨てられない奴らがいる「ウォーキング・デッド シーズン8」FOX/海外ドラマ/感想

※ネタバレ感想







最後まで観てしまうのを躊躇っていたシーズン8をとうとう観た。

今シーズン、カールの死以上の物はもう無いだろうから、ニーガンに関してはまあそう落ち着くよなと思っていた通りの収束だったが、分かりきっている結末を少しでも緊張感のあるものにしようと、若干の含みを持たせるためユージーンの怒りを強調してみたり、幾度となく憔悴したリックの未来(ニーガンとの闘いを終えたニックの回想シーンとも取れる)の姿を見せて、暗に不幸な結末を連想させようという誘導的引き伸ばしが少々鼻につく演出だったように思う。




唯一良かったのは、今回はそれほどクリフハンガー的最終回ではなかったこと。ニーガンを生かしたことに不満な仲間たち(ニーガンに監禁されていたダリルや、グレンを殺されたマギーなど)は何やら不穏ではあるものの、優しいだけのドラマならばこのまま完結しても良いくらい綺麗な幕引きだったと思う。幼き日のカールと、保安官姿のリックが並んで歩く後ろ姿、これ以上の最終回などありえるだろうか?....

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これまで利害が一致しない者達と殺し合いを繰り返してきたリック達。

ニーガンの生を選んだことで固い絆にヒビが入ったようだが、シーズン9ではどんな遣る瀬無い展開になってゆくのだろうか?

ゾンビ物のお約束を守るのであれば、完全なるハッピーエンドはありえないわけだが、そろそろ終焉のことも考えたドラマ作りを考えていって欲しい気はする。



3月に発売されたばかりの原作コミックにほぼ追いついた(最新刊はS8から2年後の設定)形でありながら、今年の秋にはシーズン9を放送するというウォーキング・デッド。また新たな脅威(人々)を登場させるらしいが、またお客を失うことにならなければいいなと思う。

どんなに陳腐になっても、もう彼らを放っておくことは僕には出来そうにないけれど.....