見てるだけでお腹いっぱい.....「アメリカンバーベキュー最強決戦! 2020 | | 1シーズン 」Netflix/感想

まるで信じ難い話だが、ここひと月の記憶が殆ど残っていない。

来る日も来る日もウマ娘をやり、先々週エヴァを友人と見に行った以外に何もして居なかったかのようだ。


あと数日で3月も終わると言うのに、ブログもこれが二度目の更新である。大して期待されていないのは知っているが、少しでも気に掛けている人が居たならば、大変申し訳ない。

ブログをそれなりに長く続けて来て、モチベーションが下がっていること、自分自身のスペックが加齢で落ちていること、新型コロナで良い加減滅入っていること、言い訳なら幾らでも用意出来る。今日も朝からアニメを眺めつつウマ娘を遊び続けたせいか、午後には頭痛で寝込みだし、更新する気など更々無かった。それどころか家のことも放置しっ放しで夜を迎え、兎に角何か口にしてから行動しようと”わかめ”ラーメンにお湯を注ぎ、何気なくNetflixの番組を眺めるも、重い頭にはどれも面倒に感じて1話目にすら手が出ない有様。うっかり病院に相談なんてしに行ったら、確実に鬱認定を受けそうな気力で怖くなる。

結局難しいことは考えたくないと、夕飯のお供に選んだのは摂生とは無縁なアメリカ人達のBBQ最強決戦だった。


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その滴る脂とは真逆に、清々しいまである悪怯れなさで肉を調理するアメリカ人達。国民の約70%ほどが何かしらの宗教に入っているとは、到底信じ難いほど、”それ”を食材としか見て居ないメンタルに強国の自由さと罪深さを垣間見てしまった。しかしそれは羨ましい限りの思考と云うか、豪快に食を楽しむのは愉しくて当然だろうなとも思った。何も考えたくない時、彼らの脳筋っぷりほど癒しをくれる物は無い。


審査員の2人
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誰だか知らない

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オーリンズ出身だからどうしたと云うのだ....





様々な人種、地域の出身により、BBQのスタイルも違い、専門家までいると云うだけでも空いた口が塞がらないが、BBQ大会なるものが各地で千件以上開催されていると云うのだから肉大国アメリカの馬鹿さ加減はスケールが違う。馬鹿もここまで来たら立派な芸能である。この手の番組(毎週誰かが脱落する)にありがちな、居るだけで面白いBBQ馬鹿は、調理の腕も微妙で早々に退場するが、誰も彼もキャラクター豊かで美味しい物が作れそうに見えないのに作れてしまうのが実に良い。

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良いキャラだったが...
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ただ、あまりにも肉肉肉の為、1回2回と見ているだけで胃がもたれてくるのが難点。今は暫く肉を食べなくても良いくらいの気分だ。焼肉をやりたくなったら、この番組を見ることで満足出来てしまうのではなかろうか?.....

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勝者は作っている時から美味しそうな人だった。食べたい......





今年も2020年同様、あっという間に過ぎてしまうことだろう。BBQとはいかないけれど、ぼっち焼肉くらいはやっておきたいものである。

鳥と豚をネギと一緒に串に刺して塩胡椒だけで頂く。考えただけで生唾が溢れてしまう。

完全菜食にはなれない人生であった.....





P.S.ウマの肉はあんまり食べたくないですo┐ペコリ 





posted by lain at 22:21北海道 ☔てれび

今にもパリンと割れそうな緊張感がたまらない「炎のガラス・マイスター(原題:Blown Away)シーズン2」Netflix/感想

ほぼ週休1日の社畜にとって、日曜はあっという間に過ぎる。

いつもより少しだけ遅く起き、朝からだらだらと食事をしながら動画を貪っているうちに居眠りへ突入。うっかりしてると何もしないまま夜になってしまうのだ。


ただ、今回の日曜はまだマシに過ごせた方だと思う。だらだら動画からの居眠りから目覚め、重い腰をあげてラーメン屋に突撃し、カレー味噌ラーメンと餃子をたらふく胃袋に収めた後、土曜日の仕事で忘れた写真を撮って帰宅。そこからは掃除なんかもごそっと片付けてゲーム三昧と云う充実っぷりだった。仕舞いにはこの度シーズン2を迎えたこの番組まで一気見である。最早執念を感じる満喫っぷりだ。自分で自分が少し怖い。







国籍も経験年数も様々なガラス職人達が集められ、与えられたテーマに沿って腕前を競い合うこの番組、毎回のように脱落者が出る構成で、本当にガラス職人の間で有名な人なのか分からない(素人には)女性と、つまらない駄洒落と6万ドルの賞金の存在ばかり強調する司会の男、そしてこれまた日本人には凄さが伝わらないゲストを含めた3人が職人達を値踏みすることになる。

本人達が納得しているなら、観客がとやかく云うことでも無いのだけれど、落ちてもおかしく無い人が、性別や人種の関係や、その後の活躍を期待されて残されているように感じる場面を何度か見かけていると、どうも腑に落ちないと云うか、誰かに「あー」でもない「こー」でもないと論評されている連中が不憫に思えてくる。完成度が同じなら、まず間違いなく選ぶ側の好みで差が付くから世知辛いものである。


個人的には、あくまでも様々な感性の持ち主がダイナミックかつ繊細にガラスを変化させて行く様を見守る番組として楽しんでいるので、身内の不幸を語り涙するようなワンシーンには興醒めしたし、微妙な作品を作りながらも悔しそうにする人のことも真顔で見送っていた。しかし、そうした歪みと完成する作品の出来は比例せず、誰がどう作ったとしても綺麗なものは本当に綺麗だった。よく芸能人が薬物で捕まったりすると、楽曲や出演作の配信が止まったりするが、出来上がった物の出来不出来と本人の不貞を一緒くたにするのはやはり違うものなのだと改めて思った。








出来上がるか割れるか、紙一重の世界であればこそのドラマ性があるこのシリーズ。次もまだあるのだろうか?

人格など後回しで貪欲に作品へ向かう姿、嫌いじゃないから困りものだ。





posted by lain at 01:51北海道 ☔てれび

ビル・ゲイツも人の子だと痛感した「天才の頭の中:ビルゲイツを解読する」Netflix/ドキュメンタリー/感想

iPhoneを使うようになって興味を持ち、一番安いノートブックを試しに買って以来手放せなくなったMacだが、勿論それまではWindowsばかり使って来たわけで、良い思い出も悪い思い出も山ほど掘り起こせる。あの頃に比べたら今のPCは快適過ぎて物足りなさを覚えるくらいだ。


そんなことはさておき、MacとWinと言えば長年競い(OSに関してはワンサイドゲームではあるけれど)あって来たが、今では上手く共存出来ている。これもひとえに両社の伝説であるスティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの愛憎関係のなせる業であったろう。良い物をいち早く見つけブラッシュアップし、さも自分達が発明したかのように売る達人であったジョブズに対し、ビル・ゲイツは技術者として他の追随を許さない卓越した才能を持っていた。こういった現場に詳しい人ならば分かると思うが、この手の人間同士は水と油と言える。技術的なことをよく分からないまま”何故?”を並べる人間を、”最適化”が信条の技術が好きになれるわけがないのだ。ただ、ジョブズのようなやり方で物事が進んだ面もあるから、それが一概に駄目というわけではない。ゲイツ本人もそういった面を認める発言をしている。F1でいうならセナとプロストみたいな関係で、端から見ている分には本当に面白い二人であった。





そんな二人のうち一人は鬼籍に入った。病魔のせいではあるが、正直頑固を通り越した愚かさで死んだようなものだった。残された者たちが未だにジョブズの呪縛から逃れられていないのも全部彼の責任だろう。一方、ゲイツは実に充実した生活を送っている。仕事でもパートナーである妻との関係も良好だし、持ち前の頭脳を駆使して後進国のトイレ事情から世界のエネルギー問題まで多岐に渡るプロジェクトに関わっている。人間の器が本当にでかい男だ。



大自然の中を散策するビル・ゲイツの孤独な後ろ姿が印象的な本作を見る限り、その器を大きくする手助けになったのは家族の存在が大きかったらしい。天才故に気づけないことを母親や周囲が根気よく教えたからこそ今の彼があるというのだ(残念ながらジョブズには"それ"が足りなかったのかもしれない) そんな教育の賜物なのか、歳をとって絶妙に角が取れてきたゲイツの仕事は慈善事業に見える物が多いが、その実とても野心的な分野で間違い無く、趣味と実益を叶えつつ働いているのがよく分かる。彼以外に誰が好き好んで世界中の下痢の統計を調べるというのか。一度”何故”と思ったら行くところまで行き、誰かの命も救えるならいうこと無しに違いない。

序盤のインタビューに一番恐ろしいのは「脳が動かなくなること」だと彼は答えていたが、そうなる前に是非人類が抱える問題を少しでも最適化して貰いたいものである。感情に流され視野が狭くなった人には気づけない解答があることを、上手く証明して大勢に伝えることが出来る人間はほんの一握り。無論ビル・ゲイツもその一人だ。テクノロジーで全てを解決出来るわけではないが、このままの中途半端なテクノロジーを駆使した生活を続けても待っているのは破滅だけなのである。ならとことん足掻いてから滅亡しようじゃないかと考えるのも人生だろう。火を手にしてから後戻りが許されなくなった人類。大昔から謳われる滅びの道を辿るのか、それとも......



今のビル・ゲイツのイメージを操作したい作為を感じる為、純然たるドキュメンタリーとは言い難いが、それほどに世界へ訴えたい何かを彼は持っているのだろう。そもそも僕のような手取り十数万の男が人生を何周しても稼げない金を貧しい国のために使うのは悪い話ではない。なかなか興味深いドキュメンタリーである。




posted by lain at 21:35北海道 ☔てれび