2015年05月11日

セイユウ・ラジオ・イイネ

いつから声優が”中の人”と呼ばれるようになったか忘れたけれど、今では舞台や声だけを生業にして純粋な役者活動をしている中の人はほとんど居ないように思う。

俗に言う”声優アイドル”の先駆けとなる人達が90年代から出始め、声一本より相乗効果(表現する場の拡大や、生々しい金銭的な意味まで)が期待出来ることが分かると、何処の事務所も挙って声優をマルチタレントとして扱い始めました。歌は当たり前だし、有名な芸能人とバラエティ番組で絡む方や子供向け番組の顔になった人だっている。

二足も三足も草鞋を履いた彼ら彼女らは、瞬く間に見えない人から見える人となりました。


それが、悪いことなのか、良いことなのかは難しい話です。キャラクターのイメージを壊したくなくて、純粋に声だけで勝負したい役者の足を引っ張る可能性もあるし、ビジュアル面に自信が無い方の役者人生を左右する場合もあることだろう。ただ、僕は声と見た目のギャップが逆に楽しめる人(歳相応に順応しただけかもしれない)なので、声優の顔出しについては開放的に考えています。えぇ!この人がこのキャラなの!!!と、僕ら視聴者がびっくりしたのなら、それは役者冥利に尽きると言うものでは無いだろうか?




そんなマルチな活動を見せる声優のコンテンツの中で、最近富に気になっているのがラジオであります。

昔はバジェットが豊富な会社だけが作っていたアニメ関連のラジオですが、今は注目度の高い作品(注目度を上げたい作品)は軒並みラジオ番組を持っていて、大量に作られている分、質がそこまで良く無い番組も多いものの、制作の裏話や声優達の素顔に触れることが出来る良い番組も多い。Gレコのラジオも、聴く前と聴いた後じゃ、アニメ本編の味わいが全然違いました。

少し前に”コードギアス はんぎゃく日記”にハマった時期があり、本編であまり活躍していないミレイ役”大原さやか”さんと、咲世子役の”新井里美”さんの掛け合いが面白過ぎて、主役である”福山潤”が出演するもう一つのラジオ番組がつまらなく感じてしまうなんてこともありましたが、この時はあくまでもコードギアス好きが高じて聴き始めただけでしたので、これを機会に他のアニメのラジオも聴いてみようという気には一向になりませんでした。だから、ここまでアニラジ熱が高まるのは今回が初めてなのです。


高校の頃に放送していた”林原めぐみ”さんや”國府田マリ子”さんのラジオ番組は、エリア的な問題と放送時間に泣かされ、まともに聴けなかったけれど、今はネットで場所も時間も選ばず気軽に聴けて便利ですね。過去に配信された番組も、公式がダメなら非公式で楽しむことも出来るしネット様様であります。

とりあえずネットラジオ関連は初心者なので、あちこちチェックしている途中なのですが、まさに部活動の延長のような雰囲気がおじさんには強烈過ぎる「響け!ユーフォラジオ」や、関智一さんの痛すぎる下ネタが酷い「PSYCHO-PASS サイコパスラジオ 公安局刑事課24時 選択なき幸福」であったり、小山力也さんの破壊力抜群なオンステージ「TVアニメ「血界戦線」技名を叫んでから殴るラジオ! 」などが楽しくて仕方ない中、まんまとハマってしまったのが”佐倉綾音”が出ている番組の数々です。これまで”佐倉綾音”を強く意識したことは無かったのですが、「四月は君の嘘」のラジオ番組『『四月』じゃないよ、『君嘘』だよ。ラジオ 』で弾けている小生意気な声色が何故かツボに刺さり、片っ端から彼女の出ている(いた)番組をチェックしている次第。





佐倉綾音が声優として一番大事な演技力を持っているのかどうなのかといえば、少々甘ったるい可愛さの声なので、彼女を好きと言う人と同じ数だけ嫌いと口にする方が居そうではあるけれど、幼さが抜けきら無い少年少女を演じさせたらぴったりな役者である気もする。

なんにしても僕はラジオでの彼女のキャラが好きだ。ファンからのメールであっても気に入らなければぽいっと捨てるし、可愛らしい同性へ異常な反応をするし、人並みの幸せを桜花する人に対しコンプレックスを剥き出しにするし、媚びた猫撫で声とのギャップが半端ない悪ふざけの過ぎる声も出すから、本当は開けっ広げな性格かと思いきや、実際は本性をカムフラージュするために強烈な自分を演じているようにも見える彼女だが、そんなネガティブな面の一つ一つまで気に入ってしまいました。


※矢作紗友里さんの影響が大きいことがよく分かるw




声ってとても性的なものだし、好きな理由を言い表すのは難しいですが、元より理由なんてどうでも良いものなんですよね。誰かが好きだと言ったから好きなのではなくて、自分がそう感じたから好きなのですから。

デビューから5年、21歳。豊富なラジオ経験から既にベテラン声優の風格さえ漂っている彼女の旬が末永く続くと良いなと思いつつ、今日もラジオに耳を傾けています。

♪┏∧∧┓ ♪
[( ・ω・)]

タグ:佐倉綾音
web拍手 by FC2
posted by lain at 22:41 | 北海道 ☔ | Comment(0) | ラジオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年08月12日

ジブリのラスボスとはこの人のことだっ

 スタジオジブリには、2人の化物がいる。宮崎駿高畑勲だ。

 作家性こそ真逆に思える両監督だが、子供が泣いたり笑ったり、感情をあっちへこっちへ忙しく動かしてしまうような表現の豊かと、そこはかとないとを混在させた作品を昔から作り続けて来た。


 しかし、彼等の妥協を知らない製作姿勢には、兎に角ベラボーにがかかる。設備運営費から追い込みに入った時の深夜にまでおよんでしまう人件費は当然の事、監督が描きたい舞台にピッタリな場所でのロケハンやら、なかなかやる気にならない高畑さんを遊ばせておく金まで幾らあっても足りない。

 だから、そんな金食い虫達を見事に誘導して来た鈴木敏夫と言う人は、宮崎、高畑両監督よりも化物に違い無い....



 つい先だって、327エピソードにもおよぶボリュームの「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」というラジオ番組をPodcastで全て聴き終えたのですが、だいぶ鈴木敏夫と言う人物の印象が変わりました。元々は巨匠2人にくっ付いているコバンザメであるとか、虎の威を借る狐程度に思っていたわけなんですけど、本当はこの人の客観性が2人の映画監督の作品を支えて来たのだと痛感しました。明らかに傍目から見ておかしい部分を指摘したり、一目でお客さんが興味を持つであろうキャッチコピーを用意して題字を書いたり、どんなに宮さんや高畑さんが怒ることでも、それが作品の為になるならなんでもする男が鈴木敏夫その人なのです。 なんども衝突があったそうですが、鈴木さんの見る目が確かだから宮さんも高畑さんもジブリに居続けているのは間違い無いでしょう。



 いっぺんに聴いたので、同じようなことを何度も何度も話している場面もありましたが、このラジオ本当に面白いです。れんが屋と呼ばれる鈴木さんの隠れ家にゲストが訪れ、脚本の無い会話を始めると言う内容で、鈴木さんの行きつけの床屋さんからジョージ・ルーカスまで、あらゆるジャンルの人が出演するのが特徴的。

 台本が無いため、話もあっちへこっちへ飛びまくるのですが、結局最後は鈴木さんのペースに皆が巻き込まれます。政治的なこと、スピリチュアルなこと、下世話な話やらあらゆる興味へ触手が伸びます。記者魂が根底にある人なんですよね鈴木さん。根掘り葉掘り聞きたがるし、他人がそれほど気にしていないようなことにも執着している。色恋沙汰も大好きだし、血液型にも五月蝿かったw

 鈴木さんもいわゆる団塊の世代なので、勢いばかりの怖いもの知らずでやってこれた人達の1人ではあるものの、昔ながらの良さに凝り固まっているだけの人物では無く、好奇心に溢れ物事の本質が見える柔軟な人物だと思いましたし、ジブリの映画製作の裏側、今の日本や世界のコンテンツの実状などを、そんな鈴木さんの口から知る事が出来るのはとても有益でした。

 無論、彼の言う言葉全て正しいわけでは無いけれど、僕自身が常々感じていることを言葉にしてくれていたのが大きかったですね。凄く良い時間過ごせました。鈴木さんの人脈が広い理由が分かりますね。男が惚れる魅力的なクソオヤジです♡




 収録中、普通に食事し始めるところなんかも、凄くジブリっぽくて面白い「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」。

 あなたもウッカリ鈴木敏夫さんの小言に耳を傾けてみては如何だろう?


IMG_2942.JPG






web拍手 by FC2
posted by lain at 07:07 | 北海道 ☔ | Comment(0) | ラジオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする