2016年12月13日

報道の自由も命懸け「デッドライジング DEAD RISING」カプコン/2006年/Xbox One/感想

俺の名はフランク。フランク・ウェスト。フレッドでもフランキーでもなくフランクだ。

スクープの匂いを嗅ぎつけてこんな田舎まで出向いたは良いが、戦場カメラマンでもある俺でさえ、こいつは手に負えそうもない。なにせ、ここじゃ死んだ連中が平気で歩き回ってやがる。この場所に比べれば死者が黙って地に還るのを待っている戦場など楽園そのものだ。

手が捥げようが胴体に風穴が開こうがお構いなしな連中に言葉は通じない。ここは一つ、原始的なコミュニケーションで乗り切るしかない。

黙って喰われてお仲間になるのだけは願い下げだ…


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昔からゾンビ物は映画でもゲームでも好きだったものの、デッドライジングのようにゾンビがうじゃうじゃ歩き回るゲームは初めてだった。当時の次世代機であるXbox360の性能を上手く引き出しているタイトルだから、今遊んでもよくこれだけ大勢のゾンビを演算できるものだと感心してしまう。この時期のカプコンはイ・ビョンホンを起用した「ロストプラネット」や、日本の和の世界を存分に振るった「大神」共々、新規IPが兎に角面白かった。


ただ、バイオハザードと同じく、あえて移動し辛い仕様にしたシステム周りには、やはりストレスを感じてしまう。情報をくれるおじさんの無線に出ている間は攻撃が出来ない(無線の途中で切るとしつこく連絡してくる。出ないままだとそのコール音でゾンビが集まるし非常に迷惑)し、銃火器の精密射撃は歩きながら出来やしないし、そう簡単に壊れそうに無い武器があっさり寿命を迎えるし、放っておけば勝手に時間が進んで他の生存者は勝手に死んでしまうし、いざ助けようとしてもいちいち誘導しなければろくに付いて来ないためイライラさせられる。


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こんな自分自分自分なおばさん助けたくない....

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ゾンビより怖い生存者の顔顔顔....




HDリマスターで映像が綺麗になったぶん、粗さも綺麗に浮き彫りになってしまった気もするが、ベンチでもスケボーでもオモチャの銃でもありとあらゆる物を利用出来る自由さや、実際に写真を撮りながらジャーナリストであるフランクと共にゾンビより怖い人間の浅ましさを味わえるストーリーの魅力はまるで色褪せていない。

新作で三度ゾンビの楽園へと脚を踏み入れることになったフランクさんを尻目に、もう暫くは初々しいフランクさんとウィンドウショッピングを愉しもうと思ったヘ( ゚▽。ヘ)



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posted by lain at 07:07 | 北海道 ☔ | ゲーム Xbox One  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年11月22日

黒い金曜日の罠 〜第一次世界大戦と石器時代の狭間で〜

今開催中のBLACK FRIDAY SALEのお陰もあって、日曜日はXbox Oneを触る機会が多かった。若干前のタイトルで割安なソフトを買おうかと迷いつつも、思い切って欲しいソフトを二つ選んで本当に良かった。




1本目は言わずと知れた「バトルフィールド1」。シリーズとしては先んじているのに、今ではすっかり売上の面でCoDシリーズに後塵を拝しているBFではあるけれど、狭いマップを到底人間業(特に重装備の兵士)とは思えない動きで駆け巡るスポーティなCoDより、広大なMAPをもっさりと現実的な動きで這い蹲るBFの方が僕は性に合っている。BF3以降、BFシリーズも若干スポーティなFPSへと舵きりをしたものの、まだまだ動体視力や思考力が弱った中年でも遊べる余地を残してくれているのも嬉しい限り。

今回あえて”1”と付けただけあって、どんどん未来に進んで行くCoDとは一線を画す第一次世界大戦が舞台なのだけど、これが実に良い選択。正直近年流行っていた奇抜なガジェットと壮大な未来の戦争からは、現実的な悲哀と言う物を感じず飽き飽きしていた面もあり、アナログで泥臭く名も無き兵士一人一人に命があることを知らしめようとする本作は本当に痺れる。バトルフィールド2のように次々と使用する兵士が切り替わるような導入部も面白かったし、オムニバス形式なのがまた良い。外連味なくシンプルに胸へと届く戦争がここにはあるなと思った。







そして2本目は、まさかの石器時代である紀元前10000年前が舞台の「ファークライ プライマル」なのだけど、これがすこぶる面白い。まさにシチュエーションの勝利。主人公は他の部族との争いに負け散り散りになった部族ウィンジャをもう一度一つにまとめようと旅する男で、あちこちで仲間を助けては勢力を拡大して行こうぜ!というゲーム。何と言ってもバトルフィール1どころじゃない原始的な武器や狩りの困難さが新鮮で最高だった。早いうちに手に入る弓・斧・槍は当然のように作る所から始まる(拾うこともある)し、それらは使っていると壊れることもある。装備やスキルが整わないうちにマンモスを襲ったりしたら難易度イージーでも即瀕死になる辺りも、弱肉強食な生存争いの厳しさを物語っていて、命を奪う方も奪われる方も必死なのだと感じられるのが良いところだと思った。ネズミや亀のような弱い生き物も狩れてしまうから、あまり子供にはやらせたくないと親は思うかもしれないけれど、命の尊さを軽んじているわけでは決して無いゲームなので逆に子供にもやらせてみた方が良いような気もする。大人は黙ってモンハンよりこちらを遊ぼう♡






それでなくとも積みゲーが多いなか、これはちょっと腰を据えて遊びたいと本心で思えるゲームを手に出来て良かった。まだScorpioは先のようだし、容量が心許ないXbox One用に外付けHDDが欲しくなる。まだまだ続くBLACK FRIDAY、またうっかりゲームを買ってしまいそうな予感がする....

(´-`).。oOPS4で遊んでるオーバーウォッチもXbox版買いたい......
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posted by lain at 07:10 | 北海道 ☔ | ゲーム Xbox One  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年11月15日

HALOが15周年なら、Gearsは10周年だっ「Gears of War 4」The Coalition/Microsoft Studios/感想

どーも。今日でHALOブランドが15周年と聞いても、普通にギアーズ4遊んでいた僕です。

初代Xboxの顔がHALOなら、360の顔はGears of War。異様にガタイの良いむさ苦しい連中が、チェーンソー付きライフル片手に地下からやってくる化け物供と生存圏をかけた戦いに身を投じると云うなんともアメリカンなノリや、バイオハザードの影響を受けたもっさりしたキャラの動きなど独特な遊び心地がなんとも云えず、苦手な洋ゲーなのについ遊んでしまう作品だった。


しかし、シリーズも長く続くと、やっぱりマンネリからは逃れられないようだ....





長年戦い続けて来たローカストを滅ぼし、これで晴れて平和な世界を再建出来る......そんな感慨と、自分達の犯した罪の重さが綯い交ぜになって終わった3部作から25年後が舞台の4だが、まだまだ再建中の場所ばかりで、まるで良くなったように見えやしない。今回の主人公は3までの主人公であるマーカスの息子JDなのだけど、どうも反体制側の片棒を担ぐお坊ちゃんのようで危なっかしい。JDの親父譲りな出たとこ勝負を、マーカスが半ば呆れつつも面倒をみるような場面もあって、なんだか微笑ましかった。

これまでとは変わり、COGが圧政を敷いているだとか、人が少ない分ロボットで賄っているとか、時代の移り変わりが彼方此方から伝わって来るし、馴染みのある場所や人が出て来ると酷く懐かしい気分にさせられる。もう一度初代から順番に遊びたくなった。まだクリアまでもう少しあるし、久しぶりにマルチもやってみたい。



と、ここまではストーリーやキャラクター、そして世界観が相変わらず良いという話。まだマルチは遊んでいないからなんとも云えないが、ぶっちゃけ全然新しい要素を感じなかった。操作性や視点移動時のフレームレートもイマイチ良くなった気がしないし、MAPのデザイン、武器、敵、ストーリー演出に至るまで、既存のギアーズを踏襲し過ぎて欠伸が出た。特にMAPデザインが酷い気がした。狭いところをぐるぐる回るような構造になっていて、前に進んでいる実感がまるでしない場所もあった。初代の頃は、ハードの性能や容量の問題で狭い場所を広大に感じさせる為の工夫が必要だったのは分かるが、今のハードは十二分に高性能だ。これが無いとギアーズじゃないと云う人もいるかもしれないが、扉を開いたり、はしごを登ったり、障害物を除去するシーンも同様だ。ロード等の理由があるのだとしても、同じように蹴破ったりくぐったりする以外のアクションが欲しかった。




ギアーズも気づけば10周年(アメリカでの発売が2006年) 故郷のような安心感のあるシリーズに成長したが、そこで満足したらもう先は見込めない。バイオハザードのようにガラッと変える勇気が、そろそろギアーズにも必要なんじゃなかろうか?
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posted by lain at 06:07 | 北海道 ☔ | ゲーム Xbox One  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする