2015年05月13日

チャンネルを自分に合わせる時代に何が必要なのか?

寝ぼけながらも今朝のYahoo記事をチェックしていたら、未だ低迷期にあるフジテレビと縁の深いニュースが目に付きました。

AKB総選挙

豊川悦司再婚

ダイジェストだけなF1...



既にAKB集中というよりは、分散状態にあるアイドル人気。好き嫌いを通り越して執着することに”執着”してる人ばかりが気にしている総選挙なんてゴールデンで放送する意義をあまり感じない。豊川悦司の再婚にしたって、別に私生活が気になって、彼の出演作品を観るわけではないので、演技さえちゃんとしてくれればどうでも良いことだ。


ただ、豊川悦司さんが既に53歳であった事実には驚いた。というかびびった。もうそんなになるのかと。

思春期の頃、お茶の間の夜9時台10時台を我が物顔で奪っていたフジテレビに豊川悦司さんも出演していたものだが、あの落ち着き払った風情と存在感に大勢が夢中になってましたよね。トヨエツとか呼んでたよな姉達も....

僕は特に「この世の果て」が好きでした。様々な男女が絶望を抱えつ複雑に絡み合う本作で、主役では無いが重要な咬ませ犬として良い演技を見せていました。当時全盛の役者が軒並み顔を揃えてもいたし、野島伸司脚本たまらんですよ。

渋さとのギャップも面白い人ですよねトヨエツ





後はそう、最近興味が湧かないF1だけど、ダイジェストだけの放送とかどうなんですかね?

スカパーでもパックに含まれるチャンネルでは再放送しか見れないし、どうもフジテレビは「僕の前に道はない僕の後ろに 道は出来る」のだという前向きな意識に欠けるように思えます。数字が悪かろうが、F1人気が低迷していようが、だからこそやらねばならない、いや、やるぞ!という気概を感じません。


日本でテレビ放送が開始して60年以上経った今、散々使い古されたネタ、手法ばかりで番組作りは難しくなってしまったかもしれないけれど、気持ちで負けなければ自然と数字もお客もついて来るはずですし、適当に他局の手垢にまみれた内容の番組を作る暇があったら、しっかりとマーケティングをして必要される番組、必要として貰える番組を目指してセンスを磨いて欲しいものです。






と、勢いで適当なことを書いて来ましたが、正直フジテレビがどうの言うよりテレビ自体にそこまで魅力が無いのでは無いかというのが僕の正直な認識ではあります。例えばニュース番組にしたって、時間枠の中にどれだけ自分に必要な情報があったか考えると首を傾げてしまうし、知性を感じないお笑い芸人の稚拙さをダラダラと垂れ流すバラエティも面白く無い。自分の生活リズムに合わせ、レコーダーによる録画やネット配信での視聴が当たり前になって、番組の合間にCMを入れる意味が失われ本編が広告の代わりになっているような本末転倒番組も多々見られます。

ズバリ「今」見たいと思ったものを見れないからこそテレビの勢いは落ちているのだと思います。情報だけならネットの応答力に敵いませんしね。

予算が無ければ作れない内容の番組もあるだろうし、今もっともテレビに必要なのは有料化な気がしてなりません。有料化すればスポンサーの顔色をそこまで窺う必要も無く番組を作れるようになるし、番組の面白さは加入者の数で判断出来るようになるから、視聴者の中から抜き出した形で視聴率を計る怪しげなビデオリサーチに頼る必要も無くなります。


この不景気に有料化して、本当に作りたい番組を作り、見たい番組を見れるようになるのか?それはやってみなければ分かりません。

少なくとも僕がアニメ以外の地上波番組にほとんど興味が湧かない理由だけはまず解消されると思います。



皆はテレビにどう変わって欲しいだろう?

もしくは変わって欲しく無いだろうか?



お金とやる気が有り余っていた時代が死に絶えて久しい世の中で、何が生まれ残ってゆくのか考え出すと、期待より不安で胸がいっぱいになってしまう自分が寂しい台風の日でありました台風



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posted by lain at 07:15 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TVその他  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年12月11日

テレビに何を求めていますか?

 アニメ海外ドラマ以外、テレビをほとんど観ない生活をするようになってどれだけ経っただろう?


 観ないうちにテレビに出ている芸能人も様変わりしたし、馴染みの顔はどれもこれも老けてしまった。


 訃報をネットで拾って今を知るなんてことも茶飯事だし、知らないうちに売れて、知らないうちに消えているお笑い芸人もいることでしょう。




 ”周りとの話題が合わない”




 テレビを観ていないと当然そういうことにはなるものの、だからと言ってツマラナイをだらだらと眺めてまで会話に入ってゆきたいとは全く思わない。毎週欠かさず読んでいたジャンプやサンデーを止めた時に味わった開放感にも似た喜びさえ感じる。


 せめて何かの足しになるような番組ならいざ知らず、面白くもなんともない輩が一つのネタで思い出作りの為に出演しているようなバラエティを見る時間は無駄にしか思えない。あらびき団みたいに、誰も見てなさそうな枠で恥を恥として晒してるような番組なら、逆に意地悪の虫が疼いてついつい見てしまうというものですがね...




 こんな風に考えているのは僕だけでは無いことは、数字が物語っていますよね。どのテレビ局も10年前、20年前に比べて視聴率を落としてはいますが、教養と笑いのバランスの良い日本テレビは視聴率で好調ですし、それに続く数字を持つNHKは、一時期の受信料のごたごたから少し回復し、相変わらず興味深いテーマを多岐に渡って取り上げているから、うっかり観始めると止まらないことを再び証明し始めています。


 最近は各局、教養のある内容をエンターテインメントとして上手く昇華して番組作りをしている気がするけれど、NHKはそういった第三者の意図的な誘導演出を比較的抑えた番組作りなので、変な先入観を持たず物事について思考させてくれる点が更に好印象です。昨日一昨日と観た「クローズアップ現代」も実に興味深い番組でした。タイトルの通り、現代になって増えて来た変化に焦点を当てて考えているので、自分で実感していることや、まったく気づいていなかったことを知り、その実情をまざまざと見せつけられるのが面白い。



 30分に満たない番組でありながら、内容は要点をついていて分かり易いし、深いところまで潜るような番組だと、最後まで観るのが辛いなんてこともあるから、「こういうこともあるんですよ」と、押し付けがましく無い程度に提供するクローズアップ現代のやり方はとても有り難い。


 昔に比べると、NHKも主観的な物言いが増えて来ましたが、まだまだ他の局と比べると客観性を失わないように配慮しつつ番組を作っているのが良いですね。ニュース番組などでもハッキリ分かりますが、自分が腹立たしいからといって、気に入らないニュースを憤慨しつつ読むアナウンサーが他局は多すぎます。

 どんなニュースであっても、色んな側面が隠れているものだし、又聞きしているだけの身で、アレコレと詮索するのはゴシップ好きの末端に任せるべきだと僕は思います。



 公共の電波を使って、なにやら煽動するような真似をする人の口にする言葉は実に口当たりの良いものばかりなので、ついつい「そうだそうだ!」と乗ってしまいがちですが、一歩引いて「まてよ...」と考えて見ることも大事。


 NHKには、これからも大きく偏ることの無い番組作りで、僕らの脳を大いに活性化させていただきたいものです。
タグ:NHK
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posted by lain at 20:56 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TVその他  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年10月28日

レトロとか化石とかいうものじゃない。コレでしか味わえない良さがある「シャーロックホームズ」三谷幸喜(脚本)/人形劇/感想

 人形劇というと、アニメやゲームに居場所をどんどん奪われ、最近ではめっきり出番が少なくなったコンテンツなイメージがありますが、今回”三谷幸喜”脚本のシャーロックホームズを見たら、アニメでもゲームでも絶対出せない味わいを感じて凄く面白かったです。



 イギリスのドラマSHERLOCK』が世界的にヒットした流れに便乗して作られた物なんでしょうけど、同じ土俵ではない人形劇を選び、しかも原作の内容を学園モノに仕立てて”人が1人も死なない”シャーロック・ホームズ”にしてしまった辺り、流石三谷幸喜だなと思いました。第三話であのアイリーン・アドラーが現れたエピソードも上手に学園モノとして昇華されていました。まあ、校長先生が生徒に浮気の相談するのはちょっと無理がありますけどねww

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※シャーロックホームズでお馴染みのキャラが個性的なディフォルメで生まれ変わった
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※瞳以外ほとんど動かないのに、なんと表情豊かなことだろう


 平面のアニメや、正確なモデリングでキャラを造形するCG作品には絶対出せない手作りの質感が物凄く良いです。セットの作り込みも凄いけれど、無骨で愛嬌のあるワトソンや、底知れぬ何かを瞳に湛えたホームズ、その他登場人物も作り手の苦労を労いたくなるほど魅力的な造形に仕上がっていますよね。



 それに人形を活き活きと動かしてみせるスタッフの素晴らしい働きっぷりには感服します。人形劇は絶対次代に伝えてゆかなければならない芸術ですね。

 フジ◯レビの「すべてが◯になる」の製作陣に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらいだ......




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posted by lain at 21:12 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TVその他  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする