2014年06月02日

彼から託された物を、僕達はこれからどうしてゆけば良いのか?...「グランツーリスモ6 アイルトン・セナ・トリビュート」/2013年/ソニー/PS3/感想

 1作目から十数年振りかにグランツーリスモを触った。

 当時、あまりにもリアルで面白いと周りが騒ぐので買って遊んでみたものの、シミュレーター系レースゲーム典型のもっさり感がゲームとしてあまり楽しく感じず、通常のコントローラーで遊ぶのが難しい操作性にイライラしたり、ぶつかっても壊れない車&ペナルティが無い仕様にどこがリアルだ!と、捻くれ心を刺激されて早々に遊ぶのを止めてしまったことを今でもよく覚えています。

 身近でよく見掛ける実車から夢のスーパーカーまで幅広く運転出来るのは魅力的ではあるけれど、結局ゲームとして面白いと思ったのは車が汚れるのと、無駄に洗車が必要だという遊び心だったかもしれない。


 あれから15年の歳月で亜種を除けば6作品を輩出し、Forza Motorsportを除けば並ぶ作品が無い人気レースにいつのまにか成り上がったわけですが、やっぱり僕は15年の間一向にGTシリーズに興味が湧かなかった。リアルな挙動より走らせて楽しいゲームが好きでしたので。

 でも、今回のアイルトン・セナ トリビュートという追加コンテンツだけは見逃す事が出来ませんでした.....




 去年の10月にグランツーリスモ6とアイルトン・セナ財団とのパートナーシップが発表され、GT6が発売されて半年も待たされての今回のアイルトン・セナ トリビュート企画。若干待たされた分否が応でも期待は高まっていたわけですが、実際遊んでみるとかなりしょぼい。これ目的でGT6を手にした僕は、ここでGT終了のゴングを聴いてしまった.....


 セナのキャリアを辿ると銘打って制作されたものの、スライドショーでセナの懐かしい写真を見たり、綺麗なモデリングで再現された彼の愛車を眺めるのはともかく、追体験とは言えないレベルのタイムアタックオンリーなレースしか用意されておらず(カート時代、F3時代、そしてロータスでのF1時代を合わせてもたった4つだけ)、しかもオブジェクトに少し触れたり車1台分コースからはみ出しただけでも失格の烙印を押されるハードな内容なために、当時のシビアなマシン挙動もあいまって心が非常に折れました....

IMG_2059.jpgIMG_2060.jpg
IMG_2062.jpgIMG_2064.jpg
IMG_2065.JPGIMG_2074.JPG
IMG_2080.JPG



 挙動の難しさをなんとかしたくてアシストを色々調整してはみるものの、このアシスト設定にも癖があって何度も微調整しなければまともに走れないのにもイライラ。そうでなくてもPS3のスティックは背が高く、レースゲームに向いて無いですしね。


 確かに「こんなタイム出せるのか?」と、セナの偉大さを思い知るには良いコンテンツかもしれませんが、ゲームとしてはストレスばかりが残りました。今時のレースゲームは一瞬気を抜いた途端コースアウトする作品ばかりですから、フォルツァのリワインドや、DiRTのフラッシュバックのような巻き戻し機能が無いGTは硬派過ぎてやる気が失せます。

 無料コンテンツだからこの出来とボリュームでも仕方無いのかもしれませんが、往年のマシン&ドライバーがひしめく中でセナの乗っていたマシンをドライビングしたかったです。これじゃあ単純にセナの名前で客引きをしているに過ぎないですよ...

IMG_2084.JPGIMG_2094.jpg

IMG_2093.JPG
※若いセナ結構ベビーフェイスでしたねぇw


IMG_2115.JPGIMG_2117.JPG
IMG_2118.JPGIMG_2119.JPG
IMG_2120.JPG
※実写・実車かと見間違うほどライティングが良いですGT6。



 これはセナに限ったことでは無いですが、亡くなった方を引き合いに出して商売をするのは危うい物だとつくづく思いました。今回のコラボのドキュメントというか、セナ財団のCMのような特典映像「Ayrton’s Wish(YouTubeでも観れます)が収録されているのですが、セナのレース姿も知らない若者達がセナに感謝しているシーンや、高そうなブランド物のドレスを着たセナの姉ヴィヴィアーヌが財団とブラジルの将来について話をする姿に薄ら寒い気分でいっぱいになりました。

 ブラジルを愛していたセナの想いを大事にするのは僕も大賛成だし、それがこの先の若者達のためになるなら是非活動は続けて欲しいけれど、本当の意味でセナの意志や希望を引き継ぐのならば、いつまでも死者に甘えず各々が強い信念と努力と感謝を忘れず生きることこそ大事だと僕は思うのです。ブラジルを変えたいと語りつつも、独り立ちできないヴィヴィアーヌさんや他のブラジルの人達が、セナの名前で世界中からお金集めをするしかない現状をどう考えているのかが気になってしまいますね....



 人それぞれ愛し方は異なるし、正しさも同じだけあるだろうけど、残念ながらGT6とセナ財団のセナに対する敬意の表し方は僕のそれとは違いました。非常に残念。

 ただ久しぶりのGTは案外楽しかったし、月面ローバーに乗れるイベントがあるとか聞いたので、もう少しGT6遊んでみようと思います。



 それにしても、やっぱりPS4のローンチタイトルとしてラインナップに入れるべきでしたね。時期的に勿体無くて仕方ないw





 アイルトン・セナ トリビュート http://www.gran-turismo.com/jp/senna/

web拍手 by FC2
posted by lain at 07:03 | 北海道 ☔ | Comment(0) | ゲーム PS3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年05月06日

やっぱりTR◯ALSの方が面白いおo<。・ω・。>o「Urban Trial Freestyle」/Tate Interactive/PS3/PS Vita/3DS/2013年/感想

 長かった人も、短かった人も、まったく無かった人も、今日でGWが終わりな感じですかね?

 僕は初日に掃除やら整理やら済ませてからは、ほとんどの時間をゲームに割いてました。今ハマり過ぎてて自分でも怖いPS4の「Wraframe」を中心に、寝ても覚めてもゲームばっかりw

 人を駄目にするソファーとかネタになってましたけど、ゲームの方が断然"人"を駄目にしますね (・´з`・)



 そんなドはまり中のWarframeの合間に、少し前に北米PSNで1ドルセールに出されていた、なんちゃって"TRIALS HD"な「Urban Trial Freestyle」を遊んでみました。




 世界観はそう、初代TRIALSの雰囲気を更にアメリカナイズした感じで、トライアルバイクよりアメリカンバイクが似合いそうなヒゲ面のおっさんがドヤ顔でバイクに乗っており、やっぱアメリカ人が作るとこうなるのかって勝手に解釈しつつ作ってる会社を調べたら、どうやらポーランドの会社らしいです(意外w)

 もう兎に角コース上が五月蝿いんですよ。細々としたどうでも良さげな凹凸があったり、寸前まで存在しなかったオブジェクトが突然登場したりと、ただただ走行の妨げになってるだけの要素が多過ぎてモヤモヤします。

 他プレイヤーのゴーストが現れる際も、ゴーストの色が目立つオレンジなのでバイクに重なったとき自分を見失ってしまうし、チェックポイントが微妙に遠いので嫌がらせ感半端無いです....

 バイクの挙動もかなり大味で、アクセル上げたら直ぐフロントが浮き上がるくせに昇りではあまり荷重移動を考えなくても登れてしまったりするので、真剣に遊ぶ気が削がれます。ただ、TRIALSシリーズを難しく感じた人にはこちらの方が遊び易かったりするかもしれませんね。



 ド派手な演出と大雑把なレベルデザインのせいで、モトトライアルの楽しさが損なわれている本作ですが、コースの途中で色んな記録に挑戦する要素があるのは面白かったです。何メートルの幅・高さをジャンプ出来たか?とか、何秒でこの区間を駆け抜けたとか世界記録がコース上に見えるので、記録に挑戦するのが好きなユーザーにとっては、かなりやり込み度の高い要素だと感じました。これはTRIALSにも導入して欲しいかも♪


 まともに勝負してもTRIALSに勝てないから外連味に走った感じが拭えない完成度ではありますが、1ドルなら御釣りが来るほど楽しめるゲームでしたねd(。ゝ(ェ)・)



 PS公式 http://www.jp.playstation.com/software/title/jp0087npjb00470_00utfps3jpunlock02.html

 3DS版サイト http://flyhighworks.heteml.jp/games/urbantrial_freestyle/

 Tate Interactive HP http://www.tate.pl/

 



 関連過去記事

  『眠れぬ夜が三度襲来!!!「Trials Fusion」/RedLynx/Ubisoft/2014年/Xbox One/Xbox360/PS4/感想』 web拍手 by FC2
posted by lain at 07:49 | 北海道 ☔ | Comment(0) | ゲーム PS3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年04月30日

良くなったよ〜な↑悪くなったよ〜な↓「WRC 3 World Rally Championship」/Black Bean Games/Milestone/サイバーフロント/2012年/PS3/XBOX360/感想

今まで人気が無いなりにも、PS3と360で国内版を出していた『WRC : World Rally Championship』シリーズですが、WRC3から360版はPAL版のみになり、PS3版もWRC3で国内版は終焉を迎えました。

丁度ローカライズしてたサイバーフロントが潰れてしまったことが大きな理由なんでしょうけど、ゲーム大国アメリカでさえWRC4はUK版をPS3で遊ぶしか無い現状ですから、日本でなら尚更でしょうね(白眼)


ただ救いなのが、レースゲームに翻訳はあまり必要無いと言うこと。アクセルとブレーキとサイドブレーキの配置さえ分れば大概なんとかなるものです。

少し前にWRC3のPS3版をAmazon UKで注文して買いました。WRC3は国内版ありますけど、輸入業者が販売してる価格だと4千円以上の相場だったので送料込みの3000円程度で済むUKでのお買い物になりました。どうせなら最新作のWRC4買おうかと思ったのですが、国内5000円、UKでもWRC3より若干まだ高いから我慢(それでなくとも360のPAL版WRC3がリーフリという嘘情報に踊らされて購入しガッカリしたばかりだったし....)






お金の話はさておき、WRC3ですが、良くなったような悪くなったような若干微妙な感じがしました。コースレイアウトや車の挙動が前作の方が僕好みだったのもあるんですが、どうもサイドブレーキを使ったターンが気持ち良く決まらない。僕が下手なだけかもしれませんが、ゲームとしての楽しさはまだ微妙な気がします。

前作WRC2でだいぶ改善されたコースレイアウトも、今回はよりリアリティを求めた結果か、起伏が激しかったり、障害物がいやらしいところに配置されていてスッキリ気持ち良く走るのが難しいコースが多いです。ラリーゲームとしてはこれが正統な進化の在り方なのかもしれませんが、初代のWRC: FIA World Rally Championship級に段差や障害物で大きく挙動が乱れる仕様はなんとかして欲しかった。有り得ない場所で有り得ないぶっ飛び方してイライラするのもザラ。ある程度アシストもONにしないと更にイライラすること請け合いです...

今回PS3でWRCを遊んだので、あの指の掛かりの悪いR2・L2や、無駄に長くて微調整が難しいアナログスティックに慣れるにも苦労しました。あのスティックでレースゲームをスムーズに遊んで楽しめる人を尊敬しちゃうレベルでPS3コンは使い難いです。ほんとPS4のコントローラーは改善されてて良かったなぁw



ちなみに、今回からDiRTシリーズっぽい”ROAD TO GLORY”というモードが導入されてまして、ジムカーナ系のゲームによくあるコース上のブロックを破壊しながらゴールしたり、ドリフトで加点されるレース等をこなしながらコースやスキンをアンロックして進めるのが案外面白いので、やり込み度は今までより高いと思います

ロードも長いし色々と不満点はまだまだありますが、徐々に作り込みが熟成して来たし、気持ち良く走れるコースもちゃんとありますし、なんだかんだWRC4も早く買って遊びたい。

いずれ発売されるであろうWRC5はちゃんと国内で出ると嬉しいよね....(;´Д`)




WRC World Rally Championship公式サイト(英語) http://www.wrcthegame.com



関連過去記事

web拍手 by FC2
posted by lain at 07:21 | 北海道 ☔ | Comment(0) | ゲーム PS3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする