2017年04月30日

過ぎる季節とアニメに生きる意味〜2017年の春アニメはこれを観る〜

「あっという間」

この言葉をどれだけ今まで使って来たかしれないけれど、事実あっという間に季節は過ぎる。

ついこの間エイプリルフールだったと思っていたのに、目の前にはGWが迫って来た。

光陰矢の如しとはよく言ったものだ。


季節が変わると、アニメも変わるわけだけど、正直年々柔軟性という物が若さと共に失われて来たこともあって、一変に20本近く観るアニメが変わってしまうことになかなか脳が付いていけない。いっそひと月ほどアニメを観ない生活をした方が新鮮に新作を見れるのでは無いか?とさえ考えてしまう。

結局のんびり息継ぎをするように新作をチェックしていたら4月の最終日になっていた。嗚呼、10代20代の僕は何処に行ったのか...




まあそんなザマではあるけれど、今回もなんだかんだ気になる作品があって困っている。続編やスピンオフ勢を除いた新規作品だけでも10本を軽く越えてしまうのだ。アニメはアニメーターと社会人の両方を殺しに来てるのかもしれない......




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 就職出来ない今時の女の子が国王に就任し、仲間と共に町興しを頑張る姿が普通に良い作品。お爺さんから美少女まで余すコトなく描き分けているのも素晴らしい。安心のP.A.WORKS。





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 俺もそれやったー!と、かなり恥ずかしい気分になるくらいリアルな青少年達の感じ方や行動が初々しい。言葉だけでも絵だけでも無い青春の表現バランスが絶妙な一品。




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 兄がラノベ作家で妹が"エロマンガ先生"というペンネームの絵師というだけでもありねぇ設定だというのに、更に妹は引き篭もりの美少女で血が繋がらない兄が男として好きそうだというから、とんでもなくラノベで面白い。ちょいちょい口元が艶っぽくアップになる度悶えているのは僕だけじゃないだろう....




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 この世界は残酷だ。若い美男と美女が幸せになるように現実も空想も出来ている。だから、こんな白毛の爺いを大活躍させる作品がたまにあると救われる気分になる。自分が気に食わないから叱る人を嫌う人も多いだろうが、それで救われる子だって確実にいるし必要な時もある。そんな事実を思い出させてくれるような温かい作品だと思った。EDのコトリンゴも最高だしね♪





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 まったくもってくだらなくてクソ面白い。コメディは笑い以外何も残さなくて良いのだ(えっへん)




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 コメディが笑い以外残さなくて良いなら、エロは肌色以外脳裏に残らなくて良いのだろう。兎に角おっぱいと尻への情熱は痛いほど分かった。痛いほど分かった(大事なことは二度言う) にしても、あの大罪とは関係無かったんだな....あれも乳は良かったけど.....




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 普通なら相容れない獣人の男と魔女の珍道中がじわじわ来るのと、アニメでは描ききれていなさそうな世界観が意外に悪く無い。それは良いとして、タイトルが「ゼロから始める〜」だったため、sin七つの大罪と同じく紛らわしかった





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 何処まで長いタイトルを付けられるか、出版社とチキンゲームでもしてるんじゃないかと思うほど長いタイトルが鼻につくものの、背負った物の重さを正確に理解していない子供達の無邪気な姿になんとも言えないものがあって、展開次第ではボロボロ泣いてしまうような予感しかしない....随所で良い曲を流すのも憎いぞこの野郎💢




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 これぞ異文化コミュニケーションの姿と言わんばかりの描写がかなり面白い。物語の取っ掛かりを奇抜にキメるのは昔から得意な”野崎まど”氏がどんな結末に導くのかワクワクと不安が止まらない。なんにせよガチ目のSFはこれからもどんどんやって欲しいものだ。




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 もしも作り物の世界の住人が、作り手に一言申したいと言い出したらどうなるか?それを存分にやっている本作は、今期の作品の中で一番作り手の想いが反映された作品なのかもしれない。自ら作った理想とする美少女が現実に現れたら最高に刺激的だろうし、自分達のやって来たことを受け手ではなく生み出した存在自体に問いただしたい気持ちも作り手にはあるだろう。それを擬似的にでも叶えてくれるのだから、きっと作り手としての意識が高い人ほど、この作品は突き刺さっているに違いない。





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 宇宙が舞台で監督が監督であるし、笑える部分にはついプラネテスを重ねてしまうのだけど、大昔からSFのテーマとして使われて来た心と身体の有り様が本作では肝になって来そうで毎話楽しみにしている。話は変わるけれど、EDに影山ヒロノブさんを起用したのは、まさか「宇宙船サジタリウス」が関係してたりするんだろうか?...私、気になります.......




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 アトムって何?そんな声が最近じゃ聴こえてきそうだけど、アトムを知らずとも十分楽しめる作品になっていると感じた。腐女子が気に入りそうなやり取りもあるし、プロトタイプのAIロボA106もなんだか愛おしい。手塚治虫で育った中年達の仕事っぷりを堪能しよう。




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 トリはやっぱりこの男しかいなかった。去年惜しまれつつも亡くなった大平透さん無くして再現は出来ないだろうと思われた喪黒福造だが、玄田哲章さんがオリジナルを損なうことなく見事な演技を見せ、真っ黒な現代と笑ゥせぇるすまんのテーマががっちり噛み合いすこぶる面白いことになっている。もし何処かで喪黒福造に声をかけられたら「間に合ってますっ!」と答えてダッシュで逃げるんだ





 初めて触ったAppleのNumbersが楽しくて、つい無駄にグラフを付けてしまいまった...日曜が半分飛んで行ったよね......そんな暇あったらアニメ消化すれば良いのに俺......

 人生は長いようで短いだなんて、言うまでも無いことだけど、すり減って行く命の使い道はちゃんと考えた方が良い。何を成すでもなくアニメを観ていても、残り時間は減ってゆくのだから。



 嗚呼、無駄に歳を取ると湿っぽくていけない。

 兎に角言いたいのは...

 無理してまでアニメは観るな

 ....
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2017年04月14日

続・冬アニメを振り返るふりをして......

前々から”キャラ見”だけで作品を評価する人達の気持ちは分からないけれど、当然キャラはアニメを楽しむ重要な要素であり、時に愛情がいき過ぎてしまうのもよく分かる。




たとえば僕が好きだった冬アニメのヒロイン達の話をしたならば、中年殺しな作品だった「亜人ちゃんは語りたい」の早紀絵先生が個人的にツボで、地味な格好をいくらしても、隠しようの無い盛りのついた暴走が可愛くてエロくて仕方なかった。実際の性交渉を描くより、あぁいう匂わせ方が中年にはぐっと来る。

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伏し目がちな男性陣が魅力的なBL色の強い「ACCA13区監察課」で若干影の薄い女性陣。その中で一人だけ重力を感じさせない笑顔を見せていたのがロッタ嬢だった。とにかくあの笑顔を見ていたら、何があっても家に帰り着くジーン・オータスの気持ちがよく分かる。生きていて良いのだと思わせてくれる女性は、他に何の取り柄もなかろうと素晴らしい….


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息子に見下されるおっさんの真の姿にジーンと来た「青の祓魔師 京都不浄王編」も、これまた女性陣の影は薄かったわけだが、やはり”しえみ”は可愛い。しえみもロッタ嬢と同じく存在そのもので男を幸せにする良い子。頑張り屋な彼女を見ていたら俺も頑張らなきゃと、奥村兄弟でなくとも考えてしまう。2期が作られたのは本当に嬉しかった。3期も彼ら彼女らを見れたら幸せである…..


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冬アニメのヒロインの中で、一番危険だったのはターニャ・フォン・デグレチャフだったろう。そもそも転生する前はいけ好かない男という設定であるため、なんとも言えない味わいのキャラだった。どちらかというとターニャを補佐してしていたセレブリャコーフの肉厚な唇と独特な雰囲気が僕は好きだな。CV早見沙織さんだし….ボソ


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中の人の存在を忘れるほどキャラが生き生きとしていた”このすば2”。お馬鹿でどう見てもノーパンな破廉恥駄女神アクア。中二病のロリっ子のくせに案外常識人で一番カズマと夫婦っぽい”めぐみん”。貴族令嬢にあるまじきドMっぷりがバカパクなダクネス。どいつもこいつ大好きで、また一緒にぐずぐずな冒険がしたい。

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押し掛けドラゴンとか誰得かと思いながら見始めたものの、メイドだけじゃなく爆乳さんとショタだの、でこピカアヘ顔小学生まで出て来て非常に楽しかった。特に奔放なカンナちゃんの間合いが象徴的だったと思う。ベタだが個人的にはけものフレンズより癒されたなぁ小林さんちのメイドラゴン🐉


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恋する少女は可愛い。たとえそれが腹黒であっても変わらないのだと証明していたのが「クズの本懐」の主人公"花火"だった。幼い頃からの想いが積もり積もって、もてあました体の熱と融合し自己嫌悪へと陥っていくのを見ていたら自分の思春期を思い出していてもたってもいられなくなる。青春は綺麗なだけじゃない。汚い物も含めて愛おしい。


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ついでに白状すると、女の子じゃないがめんこくてたまらなかったのは「昭和元禄落語心中」の信乃助だ。最終話ではシスコン落語家に成長した立派な姿を見せていたが、やはり子供の頃が一等可愛らしい。あざとく異性であることを武器にする下手な女の子より僕は断然信乃助が良い。ていうか信乃助下さい小夏さんっ(ガタ)


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キャラ絵が可愛いから良いアニメではなく、取り巻くあらゆる要素が魅力的だからキャラが魅力的に見えるアニメを良いアニメと言って欲しいし、自分もそうしたい。

別に作品のテーマよりキャラを先に好きになったって構わないだろうに、こんなことをいちいち心に誓わないと進めないなんて、我ながら面倒臭い人間である。



そろそろ春アニメを浴びるように見始めよう。今度はどの作品の誰を愛おしく感じるのだろう?....

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2017年04月12日

冬アニメを振り返るふりをして......

進学だ!入社だ!と騒がしい4月も最早半ばに差し掛かり、当然のようにレコーダーへ録画されているアニメにも”新”がずらずらと付いていた。

だがしかし、勿論僕は新しい春アニメなどチェック出来ていない(えっへん)




また似たり寄ったりなアニメがちらほら見える春アニメ、この中からどれだけ僕らに意外性を与えてくれるのか?ちょっと意地の悪い興味は今季も尽きそうにない。正直、体力や時間の制限を鑑みると、つまらないアニメばかりの方が助かる。あっさり切ってしまえるから。


よく1話の出来で見続けるのを止める決断を下すのは愚かな行為だと口にする人がいる。確かに、狙った趣向であったり、作り手自体のエンジンのかかり方が遅かったりで、尻上がりに面白くなる作品はある。しょぼい3DCGや間の悪い演出が逆にウケた前期の「けものフレンズ」などはそれが顕著で、普通ならユートピアでしかない”ゆるふわ系”萌えキャラを主役にしていながら、その後ろでうずまくディストピア感が回を追うごとに視聴者の心をじわじわ侵食して行き、気づけばどの冬アニメより話題の中心になっていた。

はっきり言って僕は1話で切っていた。質の悪いCG、もっさりした展開、擬人化など、色々と僕の中の地雷を踏んで居たからだ。しかし数話進むと違う一面が見えて来ると知り、結局最後まで見ることになったのだが、キャラの可愛さやディストピア感は楽しめたものの、やはりもっさりした3DCGの予定調和では感動など出来なかった。手描き、もしくは手描きに見えるアニメが好きなんだなとつくづく思った。

都市部で草臥れている社畜や、低ポリゴンな和ゲーに慣れ親しんだ人、現実を直視したくない若者などには、感情表現の薄い3Dモデリングや重いセリフを吐かない癒しの表現がツボにハマるのも理解出来るけれど、僕には「鬼平」や「昭和元禄落語心中 -助六再び篇-」のような原点回帰の題材や手法を用いた作品の方が今時新しいように感じてならなかったし、落語心中ほどの真剣さで作られた作品を差し置いて、神アニメだの覇権アニメだのと口にする「けものフレンズ」ファンには辟易した。そもそも毛色が違う作品同士で優劣を決めることがナンセンスで仕方ない。肉も野菜もデザートも、何故バランスよく食べられないのだろう?.......




そんなこんなで前期は切りに切って、最終的には10本前後しか残らなかった。しかし....

安定の続編勢の中でも守りに入らず攻め抜いた「この素晴らしい世界に祝福を!2」

BLに興味が無い人まで楽しませたオノ・ナツメさん原作の「ACCA13区監察課」

ゲスい考えに捕らわれ傷つく少年少女+成人女がヒリヒリする「クズの本懐」

ブランクも感じさせない熱の入れようだった「青の祓魔師 京都不浄王篇」

押掛女房ではなく推掛ドラゴン達が可愛い「小林さんちのメイドラゴン」

中年のツボというツボを押しまくった「亜人ちゃんは語りたい」

幼女の中身は神をも恐れないゲスい男の「幼女戦記」

....などなど、少ないながらも濃い時間が楽しめたように思う。



一旦終了した「3月のライオン」や「クラシカロイド」も存分に楽しんだし、薄々は分かっていても、いざとなると辛くて視聴者が鬱で嫌だと眉間に皺を寄せた「鉄血のオルフェンズ」だって個人的には味わい深かった。

緩い世界から、きつい世界まで、面白いラインナップだったとつくづく思うのと同時に、予算が多ければ作り手のやりたい事が出来て、それらが視聴者に理解されるわけではなく、様々な理由が重なって今この瞬間必要とされている作品がウケるのだと思い知らされた。

ありきたりな事と、ありきたりじゃない事が絶妙なバランスで成り立った「けものフレンズ」は、この先のアニメにどんな影響を残して行くのか?少々不安な気がする春である。

もう一度同じことをやれと言われても無理だろうし、真似ても上手くいかないだろうから......





(´-`).。oO前期のアニメを作り手が楽しそうという基準で選んだわりに、けものフレンズが入ってなかったのは僕の目が節穴だったんだろう....






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