ラノベ美少女好き少女の明日はどっちだ?「Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆」感想

成人の日だった月曜日、出不精の自分には珍しく人の誘い、と云うか、頼みを聞いて出掛けていた。

何の事はない、姪っ子がリゼロの映画を観に行きたいが独りで行く事は許されないし、本人も不安だし、付いて来てくれる大人が欲しいが親は全くリゼロに興味ないから、「どうせ暇」な俺に白羽の矢が立っただけの話である。






今の日本なら驚くことでは無いと、スルーした人も居るかもしれないが、冗談抜きで”姪っ子”がリゼロを観たいと言うのだ。しかも作品の根幹に関わる”死に戻り”と主人公の♂にはまるで興味が無く、可愛い女の子達に夢中。これは一昔前なら考えられない事態である。それとなく同じ趣味の同性はクラスに居るのか聞いてみたことがあるけれど、ラノベ作品に興味がある女子は皆無だと云っていたから、今も変わらず珍しいケースなのかもしれない。

姪が明らかな百合脳なのかどうなのか、それは分からない。ただ普段から可愛い女の子が好きで、本作の終始惚気ばかりの展開も堪能出来るくらいにはエミリアたんが大好きなのは間違いないだろう。確かにエミリアの孤独やパックの決意、そして二人の絆と愛らしさはよく出ている映画ではあったが、おじさんの自分は正直尺が長かったように感じられた。死に戻りがあってこそヒロインの輝きが増すように思えてならないのだ。ハーレム物で男がしょぼければ、こんな男を好きなのかとなってしまう所だが、リゼロには奴が必要だなと思い知らされた。パックとのやり取りは微笑ましくて好きではあるけれど、そればかりでは後半になると間延びしてエミリアが何度も同じことを確認しだすから鬱陶しく感じるところもあった。この辺りのくどい表現はTVシリーズでもあったので、これは完全に監督の癖なのだろう。








姪っ子は贔屓目に見て可愛い。だから趣味の方向性も含め世に言うオタサーの姫になれる子かもしれない。だが俺の目の黒いうちは、絶対そうはさせたくない。かと言って趣味の話を出来る同年代があまり居ないのも不憫だ。

なんだかすっかりパックの気持ちが理解出来てしまうお年頃になったものである....






関連過去記事
posted by lain at 07:11北海道 ☔アニメ

冬アニメ見れてませんオジさんのアニメの話

以前にも書いたような気がするけれど、僕は成人式に参加したことがない。今以上に仕事の休みが少なく時間的な拘束も多かった為、せっかくの休日である成人の日に普段着ない背広や和服など身に着ける気になれなかったのだ。

あの時、何をして過ごしていただろう?昼頃まで寝ていたような気もする。今日なども朝から、いつ録画したか思い出せない番組をだらだらと眺めていたが、相変わらず何の日でもブレない怠惰っぷりである。



見ていたのは佐藤健くんがアニメ制作の現場を巡る某局の番組で、何故日本のアニメは低コストでありながら凄いのか?という切り口で良い話と悪い話をバランス良く取り上げているのが印象的だった。3DCGが主流になりつつある世界アニメの中で、未だに手描きが主流の日本。個人的には手描きにしかない魅力を放棄したら日本のアニメは終わりだと思うのだが、このままアニメーターの遣り甲斐に甘えるような事を続けていてはイケナイのも確かであるし、何処かに上手い打開策が無いのだろうか?自分の勤める業界などもそうだが、アニメに関しても実務をやる会社より、それらを管理運営する会社の取り分が多過ぎるように感じる。何分、何枚幾らだけでなく、作品に関する商品の売り上げ次第で更なるボーナスを支給するくらいのことがあっても良いのではないか?そうすれば必ずモチベーションに繋がり、作品だって良い物ばかり残って行くはずである。

四季ごとに何十本と作られるTVアニメ。その中で何本記憶に残る作品があるだろう。正直1年後も覚えている作品など殆どないと言わざるを得ない。去年の暮れから年明けまで放送していた作品を例に挙げるなら、世界観もキャラも中途半端だった「トクナナ」や、ニッチなビームライフル競技を取り上げたまでは良いがワンテンポで良くも悪くも平凡な「ライフル・イズ・ビューティフル」などは、見てる間はそこそこ楽しかったはずなのに、あっという間に記憶から消えることだろう。

人も金もある作品だって現場が噛み合わなければ失敗(◯ェアリー・ゴーン)するし、低予算でも演出がしっかりしていれば成功(◯好きの下克上)する場合もあるから、作り手の根性に期待したくなる連中の心の弱さも分からないでもないが、やるからには作り手も受け手も満足の行く作品であって欲しいと思うのが皆の総意のはずだ。「旗揚!けものみち」や「BEASTARS」のような作品は、手法や技術の差はあっても、見ているだけで作り手の生き生きとした様子が目に浮かぶ。慎重勇者や入間くんもそうだが、秋アニメは作り手が楽しく悪ふざけを出来る作品が目立った。次のクールが放送出来るかどうか分からないという「星合の空」に関しては残念な限りだが、1クールで終わらない作品も多く、一つの作品を大事に消化しようという流れに変わって来ている兆候なら良いなと思った。





まだ冬アニメは見ていない。なかなかに充実したラインナップのようで楽しみではある。

だが、時代劇や演歌と同じように日本のアニメ業界が生まれ変わっていかないのであれば、心から楽しむことなど出来はしないだろう。

本当の意味で日本を代表する文化はアニメだと言えるようになったら幸いである......
posted by lain at 12:04北海道 ☔アニメ

寒い冬にはヒーローの血潮が特効薬「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~二人の英雄~」長崎健司(監督)/ボンズ(制作)/感想

年末。それは本当に人々から余裕を奪う。受験勉強が追い込みの子供達や、連休前の残務処理や仕事の前倒しに追われる社会人の元へ、否応なしに訪れる冬で心身は削られる一方だ。自分などたまの休みすら何をするでもなく、ゲームに疲れてうっかり居眠り風邪の一歩手前である。

そんな日に持ってこいなのは暖かい食べ物?それとも飲み物?いや違う。温めるなら心から熱するべきだろう。そんな気分で見出した劇場版だったが、望み通りの効果を得て、今は身も心もホクホクだ。





皆が何かしらの”個性”(身体を強化したり、炎を操ったりする超能力のこと)を持って生まれるのが当たり前になった世界で、個性を持たない主人公がナンバーワンヒーローから力を受け継ぎ、強大な悪を倒す存在になって行くという王道路線が兎に角熱いヒロアカ。しかし、その真髄は勧善懲悪に非ず、正義が生み出す悪の有り様にあると思う。現代社会が抱える問題を体現した生々しい者達が、悪という姿で正義の前に立ち塞がり、それをそれと知って尚且つ戦い強く在らねばならないからこそ、ヒーローの輝きが増して見えるのではないだろうか。

そうは言っても、普通に純然たる悪として描かれるだけの者達も多い。そこに一片でも正しさがあると前に進まないことがあるし、何よりヒーロー物らしい爽快さが損なわれるからだろう。劇場版もかなり分かり易い構造で、小難しいことは置いておいてヒーローのピンチと、それを跳ね除ける逆境への強さが普通に楽しめる娯楽作品に仕上がっていた。それはそれでヒロアカの面白さとして気持ち良いわけだが、様々な悪と向き合って成長したの出久達を知っていると、少々物足りないというか、かつての若かりし自分を見るような懐かしさを感じるというか、去年公開された作品とは思えないほど遥か昔の出来事に思い感慨に耽っている自分が居た。少し寂しい気もするが、もう彼らには無邪気な正義は相応しく無いのかもしれない。





まあ何にせよ、最近よく見かけるTV版の続きは劇場版で〜という地続きの映画ではなく、単品として楽しめるようになっているのは好印象。既に子公開中の”最凶”と歌われる敵が登場する劇場版2作目も概ね好評のようで何よりだ。無闇に色気を売りにするアニメではなく、こういった作品が日本製として世界に見てもらえる事が僕は嬉しい。いやほら、劇場版の眼鏡っこの胸や尻も好きだよ、好きだけれど、それがメインじゃ駄目じゃないか........可愛いよねメリッサ.........ボソ

メリッサ.gif






兎に角、オールマイト愛を拗らせた人には耳が痛い話でしたo┐ペコリ 
posted by lain at 21:41北海道 ☔アニメ