あなたがゲームに望むマッチング方法とは?

近頃「3on3 FreeStyle」なるバスケのゲームを始めたのだけど、チュートリアルな序盤を経て、ある程度ゲームの内容が分かってくる頃になると如実に課金・無課金の差を肌で感じるようになってきている。通常のキャラレベル、カードによる付加要素、そしてスキルをいかに育てたかによってほぼ8割がた勝負が決まってしまい、無課金ではそれらを強化するとなると、気が遠くなるどころではないほど試合をこなさなければならず、ほぼ1年遅れで遊び始めた自分は、毎戦毎戦勝ち目のない勝負を強いられ、何もさせてもらえなかったりその場限りの仲間の回線切断で終了というのを繰り返している...


能力差によって出来ることが増える仕様であるから、キャラの動きのぎこちなさやラグのことは目を瞑るにしても、何故プレイヤーレベルや課金の量によってマッチングが行われないのか?に今回頭に来ている。どれほど良い動きをしても、それぞれの数値(リバウンド、スティール、シュートなどの成功率や、それを阻害する値の話)が高い者が絶対的に有利に働く(相手よりもボールに近い位置でリバウンドしようとしても、リバウンド範囲が強化された選手に負ける)のだから、それらを元に同じくらいの性能の選手を保有する者同士でマッチングさせるのが当たり前ではないのか?


こういったマルチプレイにおけるマッチングの問題は、かなり昔から言われていることなのだが、まるで改善されている感じがしない。回線の状態やプレイヤー数の関係でそういった痒い所に手が届いたようなマッチングが実現出来ないというのが実際の話なのかもしれないが、こんなバランスで遊ばせていたら、それこそお客は減る一方なのではないかと思ってしまう。無料ゲームが飽和状態の現代、国際的にも対戦が有利になるような課金をやめようという流れも始まっているし、基本無料の在り方を見直す時が来ているのではないか?


その昔、CoD BOにハマっていた頃大好きだった対戦モードがBarebonesの”Pure”だった。CoDシリーズでお馴染みのパークやキルストリークが存在しないモードだから、隠れて連続キルを狙う鬱陶しい連中もおらず、皆同じ条件の中戦う公平性が実に気持ち良かった。他のモードでは全然キルが取れず負け放題だったのに、Pureだけはよくキルをとって勝てたから楽しかったものである。プレイヤー数の心配がいらないタイトルらしいユーザーの好みに合わせたマッチング方法だった。ソロキャンペーンモードではなくマルチ対戦がメインのゲームが当たり前に発売される時代、ゲーム会社に優先して欲しいのは誰と誰を一緒に遊ばせるかだろう。


加齢で身体的なスペックが落ちて来た自分としては、年齢ごとにマッチングするようなモードがあっても良いなと最近頓に思う.....

posted by lain at 15:58北海道 ☔ゲーム

ロシア生まれの永遠の17歳「TETRIS® EFFECT」水口哲也/エンハンス/PS4/感想

まだ始まらない自分のGWと他人のGWを比べつつ、ほぼ唯一の休みである日曜日に珍しくPS4のソフトを買った。




前々から欲しかったのが、ここに来て若干値下がりしていたことと、ストレス解消のテンションも相俟って躊躇いなくポチったわけだが、自分だけでなく多くの人がテトリスというタイトルを前にすると「今更?」と感じるところが少なからずあるのではないだろうか?テトリスと言えば落ち物パズルゲームの金字塔(これまで日本で発売されたハードのほぼ全てで発売されている)だが、発売されたのは今から35年ほど前の骨董品。テトリス後に様々な派生作品が作られた今、何処にそんな優位性があるというのか?そう思って当然なのだ。では何故お前は買った?....

理由は単純に水口哲也さんを信じているからとしか言えない。彼の作る空間の気持ち良さに裏切られたことは無く、その彼があえてテトリスをやるというなら断然興味が湧いて然るべきだった。自分はパズルゲームが昔から上手くは無いが、テトリスだけはPC98で暫く遊んでいた時期があり、思い入れがあったというのもあるかもしれない。

で、実際遊んでどうだったかと言えば、正直目から鱗で落ちるレベルで瑞々しいプレイ感が楽しかった。一定のラインを消して進めるオーソドックスなJourney Modeはじっくりと音と光でステージ毎の世界観を堪能することが出来たし、様々なお題(3分間のスコアアタックであるとか、ランダムでハプニングが起き続けるモード等)をクリアしていくEffect Modesでは、まだこんなにテトリスには余地が残されていたのだと実感することが出来て飽きることなく遊べてしまった。下手だから全然クリア出来なかったにも関わらずである....




未だに右回転と左回転すら使いこなせず、ブロックを一気に落とすも位置がズレているなんて茶飯事過ぎるけれど、水口さんの作り上げた空間の中ではそんな失敗にイライラする気持ちも持続せず、プレイ後にはなんとも言えない満足感が残るのが良い。VRの方が世界観にどっぷり浸かれると思うけれど、ヘッドホンを装着していればVR無しでも相当テトリスによる癒しを味わえるはずだ。

長年シリーズが続いたり派生作品が増え続ける中、各社独自性を出そうと考え複雑化していくゲームの世界。時々こうしてシンプルなゲームに立ち返るのは大事なことなんだなと本心で思った。


誰しも”やり込み”という名の作業がやりたくてゲームを始めたわけではなかったはずである。

いつの間にか終わっていた


それこそ本当の意味で面白いゲームなのではないだろうか?







posted by lain at 07:04北海道 ☔ゲーム

温暖化より“滅びたがり”の方が深刻な君へ「Submerged」Xbox One/PS4/PC/IOS/感想

”地球温暖化”という言葉を知ったのは、まだ小・中学生の頃だったろうか?高度成長の反動が収まり、まだバブルが弾け切っていない時期だったように記憶している。二酸化炭素やオゾンのせいで、北極や南極の氷が融けて海の水位が上がってしまい陸地が無くなってしまうと大騒ぎだった。


それから様々な取り組みが先進国主導で始まり、排気ガス規制や電気自動車の開発、原子力発電や代替フロンの普及等、色んなことを試してきた。しかし、肌で感じる環境の変化は、刻一刻と悪化しているように思える。”観測史上初”という記録上の話だけでなく、実際天候が不安定な年ばかりで、台風や地震に留まらず、亜熱帯地方のスコールに負けないくらいのゲリラ豪雨や猛暑に大雪と、”降る”時と”降らない”時の差が非常に激しくなっている。日本全土の気温の平均値は上昇し、熱中症による死者数もじわりじわりと増え、世界中の海では島が消えていっているという今を温暖化と言わずしてなんと言えば良いというのだろう?




いまだに専門家の意見はまちまちで、温暖化ではなく寒冷化してるなんて意見もあったけれど、落ち着かない状況であることに違いはない。単純に自分が老化したから、些細な天候の変化に身体が追いつかなくなっただけという取り越し苦労で済むなら嬉しい限りだが、映画「ウォーターワールド」や、本作のような街が海に沈んだ世界を一蹴できるほど無邪気にはなれそうにない。




傷ついた弟を抱いた少女が舟で流れ着き、衰弱した弟を助けようと水没を辛うじて免れた高層ビルの数々によじ登って、残された物資を探索するというゲームなのだけど、これがツッコミ所満載の割に風情があって、たまたまセールで買っただけなのに実績を即コンプするほど居座ってしまった。アサシンクリードのビル登りだけに特化し、所謂”敵”が登場しないゲーム性は単調で、はっきり言って直ぐ作業になってしまうものの、物静かで”ほんのり”不安感を煽るBGMと献身的な姉の衰弱してゆく様子や、彼女らを見守るように集まってくる不気味な連中の存在が気になりやめられなくなっていたのだ。










それに、思いの外良かったのは天候の変化と生き残った水生生物達の優雅さだった。朝〜夜の変化に雨も降るなか眺める風景は、紛れもなく人類の栄華が終わったことを告げているのに、美しい以外の言葉が見つからない。僕ら人間は、自分たちが居ない方が自然は美しいと考えている節があるのだろう。滅亡後の世界を、自分だけは生き残って眺めてみたいというのだから、人というのは本当に屈折した生き物である。

温暖化の果てに、世界はどうなってしまうのか?

それが分かる頃には、自分は灰になって地球に還元されているのだろうけれど......




posted by lain at 07:02北海道 ☔ゲーム