賞味期限切れの食材まで目を覚ます新世代のXboxと暮らし始めて思うこと

我が家に新世代のXboxがやって来て数日が経った。

特にローンチタイトルを購入したわけでもなく、Xbox One Xも買っていたためグラフィック面での向上で猛烈に感動と云うこともないのに、鼻歌でも歌いそうな勢いで気分よく使わせて貰っている。それは何故なのか?






まずはそう、普通にデザインの良さがあるかもしれない。語弊を生むかもしれないことを恐れずに言わせて貰えば、どんな出会いもまずは見た目で始まる物だ。中身など開いてみるまで分かるはずがないのだから。そういう意味においてXbox Series X(通称XSX)は、とうとう名前通りのシンプルさで登場してくれたから十分に心を掴んでくれた。箱を開封した瞬間から縦置きの際の上部排気口の”たわみ”かたや、その奥に潜むXboxを象徴する緑色の配置でメロメロ(死語)になった。



劇的な変化はないが、そこが良い。






開封してまず思ったのが「意外と小さい」だった。一昔前のマイクロタワーPCより小さいかもしれない。ただ重量はずっしり重く、相当凝縮されていることが伝わって来た。性能の賜物だと思うと、その重さすら愛おしくて仕方なかった。

実際電源を入れてみると、まあ兎に角音がしない。冷却用のファンの音が死ぬほど静かなのだ。「本当にこれで大丈夫?」死んだように眠っている老人を見かけた時のような不安感が喜びと共に訪れた。もしもXSXに初期不良の症状が現れるとしてたら、まず冷却関係のせいになるのではないか?とすら勘ぐってしまうほど静かで快適。これまでXboxはSSDに換装せず使っていたため、本当にこれは嬉しい変革だった。両機持ちの反応ではPS5より静かではないかと言っている人もおり、これは実際に試してみたいものだなと思うものの、ソニーさんの在庫は少な過ぎて我が家にPS5がやってくるのはいつになるか分かったものではない。





まあそんなことを言っても、正直PS5さんがやってきたところで、あまり触る暇はないかもしれない。任天堂さんにも申し訳ない気分でいっぱいなのだけれど(Switchでは、ほぼ数ヶ月ゲームをプレイしていない...)、兎に角Xboxのゲームパスや後方互換が快適過ぎて他に手が回らないのだ。ゲームパスに加入しておけば、マイクロソフトのゲームを発売日から遊べるし、サードパーティの新作も豊富で、今回のXSX発売に合わせてUltimateプランであればEA Play作品も遊び放題になった。快適な遊びを提供してくれるSSDではあるけれど、あれもこれもとインストールしていたら1TBなんてあっという間になくなってしまうのは玉に瑕....Xbox....なんて恐ろしい子........



最後に性能面の話をすると、既存ゲームのロード面の高速化やHDRによるエンコーディングが半端では無くて、XSX向けに最適化されたゲームでなくともサクサク美麗な映像を得られるのがたまらない。ネットには新しいゲームそっちのけで古いゲームをXSXで試すユーザーで溢れ返っている。複数のゲームの進行状況をキープしてくれる”クイックレジューム”機能も素晴らしく、これまたあれもこれもとプレイし易い設計になっており憎らしい。



カメラを動かしても以前のようなチラつきを感じられなかった。静止画像の綺麗さそのままが動いている感じ。PCユーザーはこのレベルを当たり前に体験していたのだろうか?


本当に買って良かった。初代をDOA3との同梱版で購入して以来、ずっとXboxと付き合い続けて良かったと心底思った。

やりたいゲームをやれる機械を買うのは大前提だし、両方買うだけの余裕がない人だって大勢いるのも分かっているけれど、それでも尚、Xboxを試してみて欲しい気持ちは”あの頃”から一切変わらない。買えない機械より買える機械。試すなら今しかないだろう。ファミコンが買えずセガ・マークⅢを子供に買い与えた親が居たように、PS5が買えなかった親がXSXを買うなんて光景があっても良いのではなかろうか?



将来的には、失望が感謝になっているかもしれないのだから.....🎮
posted by lain at 21:25北海道 ☔ゲーム

うちのPCエンジンがLTになった日「ポータブルモニターLCD」コロンバスサークル/感想

WEBに上げられた「大竹まことのただいま!PCランド」を見ながらこれを書いているので、まともな文章にならないことをご容赦いただきたい。PCエンジンの話題になると、ついついこの番組のことを思い出してしまって仕方ない。

子供の頃のTVゲームと言えばファミコン、メガドライブ、そしてPCエンジンだった。それぞれ個性的なハードで、ソフトだけでなく周辺機器の差も楽しめた。ファミコンは書き換え可能な磁気ディスクを使用可能とするディスクシステムがあったしサードパーティのアイテムも豊富で、メガドライブはCDをメディアとして使うメガCD以外にも後方互換を可能とするメガアダプタや、ビット数を倍に出来るスーパー32Xのように、初代メガドライブに幾つもの周辺機器を着けることが出来た。

そしてPCエンジンはどうだったかと言えば、ライバルに先駆け80年代にCDを使用するCD-ROM2を発表したり、HuCARDの弱点であるバッテリーバックアップの面をカバーするべく”天の声”を用意しただけでなく、据え置き用のソフトを出先で簡単に遊べるようなアイテムの開発も頑張っていて、HuCARDをそのまま利用出来る携帯機PCエンジンGTや、4インチの画面を備えたラップトップ型のPCエンジンLTまであった。どちらも今では高騰していて、動作が怪しい品まで買うのは困難である。

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誰が買うかこの値段で.......



ただいまPCランド後も続いたPCエンジン番組のどれだったかは思い出せないけれど、番組内で渡辺浩弐さんが使っているのを見てからずっと欲しいと思いつつ買えるわけもなかったLT。だから自分のPCエンジンをラップトップに変えてしまえば良いじゃないかと云うコロンバスサークルさんのアイテムには即喰い付いてしまったのは言うまでもない。なにせたった1万円で満たされた気分になれるのだ。

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これと
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自前のPCエンジンを合体させると
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こうなる



初代PCエンジンにも装着出来るが、色味を考えてもコアグラⅡがしっくりくる。背面端子への差込はサードパーティ商品らしいキツさが若干あるし、画面の首の座り方が緩々で剥き出しのフレキシブルケーブルの耐久性にも不安は残るがフィット感はなかなかに良く、PCエンジン本体の電源が要らない仕様も悪くない。ただそのせいで画面それ自体をオンオフする必要があるため、レトロゲーの立ち上がりの良さが殺されているのも少々気になる。一度設定した音量もソフトを立ち上げる度に設定し直さなければならない。

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折りたたむといよいよLT感が出る。本家より1、2mm薄いかもしれない。

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普通に発色は良さげに見える





まあ純正ではないのだから、少々ネガティブなことがあっても、そこまで気にはない。ポータブルバッテリーを使えるし、HDMIで大画面への接続も出来る(TV接続時、縁に緑色のラインが入るのはちょっぴり残念)から、実機をTVに繋ぐためのツールとしても使い勝手が良く、LT化の夢をちゃんと実現してくれただけで何もかも帳消しと言って良いレベルにある。こういうアイテムを本家がやってくれたら最高なのになぁと考えてしまった。なんとか”mini”と称して中年から小遣いを巻き上げるだけではなく、既に現役を退いたハード達を彩る為のアイテムを今更と言わず発表してはどうだろう?


いつからか、ゲーム機は合体しなくなった。その方が安上がりで良いのだけど、何故だか寂しい気がしてしまう自分が居て不思議である.....






posted by lain at 15:02北海道 ☔ゲーム

スペースインベーダーと同い年ですo┐ペコリ 「ハイスコア: ゲーム黄金時代(原題:High Score)」Netflix/感想

今や世界経済を支える存在の一つとして認識されているTVゲーム産業。次世代の端末が出る度使用するエネルギー量が増えているため、温暖化の槍玉に上げられてしまうなんてこともあるくらいだ。

所謂ゲームがここまで広く受け入れられたことに関して、紐解く知識も分析力も自分には無いので語れないが、ファミリーコンピュータ後期からTVゲームに触れて来た者として少なくとも言えるのは、最早確たる歴史を背負った文化として扱うべき存在だと云うことである。千年、何百年と継承されて来た根源的な”其れ”と比べれば浅いし、電気が無ければTVゲームなどゴミ屑でしかない。しかし我々は既に知ってしまったのだ。この体験は”此処”でしか味わえないことを。そして未だ成長の途中であることを。







アーケードゲームが全盛だった70〜80年代の話題から、カセットを入れ替えて遊ぶ家庭用ゲーム機の誕生、そしてアタリショックに至るところまでを、その当事者達を交えて語っていく番組なのだが、これがなかなかどうして絶妙なバランス感覚で軽くも無く、かと言って重すぎない内容でゲーム好きにはたまらない内容だった。アメリカで『PONG』が人気になって以降、互いに影響を与え続けて来た日米の歴史と言っても過言では無いスペースインベーダーやパックマン、そしてゲーム会社アタリを例に挙げつつ、勝手にゲームを改造していた人たちの商魂逞しい様や、ある意味彼らの功績と言えなくも無いゲームのブラッシュアップについて取り上げたり、世界初のカートリッジ式ゲーム機を作った名も無き会社員の話題まで挿入しているのが面白いドキュメンタリーだった。まだeスポーツなんて云う呼称が存在しなかった頃に、アタリに移植されたスペースインベーダーを使った全米大会で優勝した人が当時を思い出している姿も印象的で、アメリカでもそれだけ人気があったことを今更ながらに知った。シンプルであればあるほど面白い物とは国境を越え易いらしい。


兎に角、作り手の中でも情熱より商業が先行されているような気がする最近の業界ではあるが、黎明期と同様とまでは行かなくとも、少しでも足掻いてくれる作り手が増えることを祈るばかりだ。小島秀夫氏などを見ていると、まだやれることが”この”業界には残されていると感じられるのではなかろうか?







にして、初のカートリッジ入れ替え式ゲーム機を作った方の息子さんと孫がゲーム機で遊ぶ様子も流れていたが、端子部分に息を吹きかけるのは万国共通だったのが、この番組視聴のハイライトだったかもしれない.......w








posted by lain at 07:14北海道 ☔ゲーム