2015年06月17日

そんな装備で大丈夫かぁ?(´・Д・)」「ゾンビ・クエスト(原題: Zombibi)」2012年/オランダ

 ゾンビ映画にもピンからキリまである。

 「ウォーキング・デッド」のようにシリアスな物もあれば、ついこの間観た「アンデッド・ウェディング」のように悪ふざけに終始する作品もある。

 よくよく考えれば自分の生命が脅かされる危機的状況なのだから、ふざけている場合では無いのだし、シリアスであって当然なのだが、はっきり言って前者より後者が圧倒的に多い。


 ゾンビを利用し様々な社会問題について語り掛けて来るロメロゾンビは無論特別視されてはいるけれど、近年ではロメロ監督作品の表面的な滑稽さや面白さを膨らませた娯楽作品ばかりで、すっかり主人公を格好良く見せる為のシチュエーション作りや、悪趣味な笑いを彩る小道具に成り下がってしまった。

 でもまあ、そういうのも嫌いじゃないから困る(´Д` )





 さえない主人公が職場で人気の女性社員に誘われテンションが上がったのも束の間、しつこく職場に電話して来るノーテンキな兄と、女性社員に気がある上司のせいで会社をクビになる。一言文句を言いに兄の元を訪れたものの、またも兄のせいで騒動に巻き込まれ留置場へ入れられてしまう。

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足を引っ張り続けるお気楽兄貴
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あぁん!

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((((アブブ))))
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あははwww
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(((((アブブ))))


 その頃彼の 元会社では、上司が女性社員に詰め寄るも軽く流され不完全燃焼していたのだが、そこへロシアの宇宙基地が落下して来る。地響きとその後に続く銃声や叫び声。留置場で不安を感じつつも眠りこけてしまう主人公。朝になって鉄格子の電子ロックが解除されていることに気づき、外に出て見ると風景が一変していることに気付き大慌て。

 彼は女性社員からの助けを求める留守電を聴き、一緒に生き残った連中と宇宙基地が突き刺さった会社を目指すことになるのだが….

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第一遭遇ゾンビ。血は緑である。オランダの倫理団体に関係あるのだろうか?

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シュタ◯ンズゲートか...w




 もう兎に角主人公の冴えない感じであるとか、兄貴の調子の良さにはウンザリさせられる。喧嘩両成敗と言わんばかりに一緒に捕まっていた阿呆コンビや、不真面目な銀行員、行き遅れの婦警を合わせた協調性に欠ける面々にも呆れてしまう。最早完全に作り物だと分かっているお化け屋敷へ遊びに来ている感覚だから、主要メンバーは誰一人死なないのではないかと思えて来る。

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椅子で功夫ごっこ

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100点満点の笑顔

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お得意のテープ加工

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俺たちの冒険の始まりだー(棒)



 最後は当然のように少し良い話になり、極限状態に欠かせない吊り橋効果からの恋愛、そしてこの悪夢はまだまだ続くと締めくくる定番な展開ではありますが、どうしようもなく間抜けでクズい連中や、チート状態のキャラなどが案外良くて最後まで観れました。助けを求めている女性が、実はごにょごにょだったという皮肉なオチも良い感じ。

 中途半端に真面目なゾンビ作るより、これくらい割り切った映画の方がいっそ清々しい。まさかのオランダ産ゾンビなかなかやるじゃないですか。

  生き死にに思い悩むことなく笑えて、思っていたより数倍面白いゾンビ映画でした。


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随所にアメコミチックな見せ方やTVゲームネタを入れているから和名がゾンビ・クエストなんでしょうな。
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ちなみに、この映画のMVPは、ロシアからやって来た専門家のおっさんです!

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どーんっ

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え?
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さっ↓

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がぶがぶ
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うほっ♡


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posted by lain at 21:38 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 映画 ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年06月13日

女はワガママだ!そして男はヤクタタズだ!「カジノ・ゾンビ BET OR DEAD(原題「Remains」)」コリン・ゼイズ ”Colin Theys”(監督)

 冒頭TVドラマ級のお手軽さを感じさせるカジノ風景。バックに映るTVでは画期的な装置により核兵器の時代が終わりを告げるとかなんとか胡散臭い男が喋っている。「あぁ、こういう流れね。」直ぐにそう理解出来るお手本のような冒頭だ。

 カジノ街全体に走る閃光と爆発。たまたまシェルターとして使える場所でウェイトレスとイチャコラしていた冴えないディーラーの主人公(♂)は影響を受けなかったが、しばらくして外へ出てみると周囲は荒れ果てゾンビだらけになっている。同じように生き残った男二人(同性愛者×1、自己中×1)とカジノに立て籠もり生活を続けるものの、食料はどんどん減るしゾンビは増える一方だしこの先どうするよ?となってゆく。



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あぁん?あんだこのやろう!
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と、縄張り意識剥き出しで威嚇するゾンビがなんか新鮮。




 基本的には古典的なロメロゾンビで、自分勝手なことばかり言う連中の愚かさを描いた作品。お人好しで臆病者なホモや自己中男はそれに相応しい無様さであっさり死ぬし、何をやっても様にならない主人公は使い物にならなくて、悲観的でワガママなウェイトレスは散々物語を掻き回す。はっきり言って何処にもヒーローは居ない。どうせご都合であるのに、妙なところがリアルでなんだか面白い。映画のくせに映画のように上手く行かないのだ。

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車でシャッターを突き破る気満々のメインヒロイン
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ところがビクともしない...

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そこでシャッターを開ける機械を操作するも上手く行かず、アホな主人公が格好つけてばきゅーん!
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あいどんのん!!

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行き詰ったアホ二人....
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こうなりゃやることは一つになるアメリカは流石だ(白目)




 ここまで一緒に生き抜いて来た男女でありながら、最後の最後で決別を選択する女性の生々しさ、そしてその裏切りを簡単に受け入れる主人公の軽薄さ、これがなんとも言えず滑稽である。中盤に登場した武装集団のリーダーが「フリンジ」の”ランス・レディック”だったのもなんだか笑えてしまった。

 ところどころ「ほほお」と、思わされるところもあるし、全体的に緩い仕上がりはB級らしさが出ていて悪くないゾンビかもしれません。


 でもまあ、観なくても人生損すること無いですけどね全く(´Д` )




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メインヒロインがあまりにもワガママ過ぎて、新ヒロインに乗り換えようと颯爽?と助けに行く主人公
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ゾンビの玉転しには笑うしかない(´Д` ;)


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posted by lain at 06:26 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 映画 ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年06月06日

美味しく生きなきゃ人生寂しい(´_ゝ`)「アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ」ケイシー・ウォーカー(監督)/クリストファー・ターナー(主演)/2012年/カナダ

 最近何をやってもため息である。1週間前くらいから左下の奥歯の歯茎の内部で化膿しているようなのだ。

 歯茎を押したり、食事をしていなければそれほど痛みは感じないから様子を見ていたものの一向に良くなる気配も無く、仕方無しに歯医者へ予約の電話を入れたが、今度は予約がいっぱいだから来週になりますと言われてしまった...

 1日1日悪化しないことを祈りつつ、楽しめない食事をこなしてなんとか週末までは辿り着いたと思っていたのも束の間、今度は無事だった左の奥歯の詰め物が外れてしまった。もうまさに四面楚歌である(白目)




 人は食事が楽しめないと人生も楽しめない。元々ネガティブな性格が何割増しか暗くなってこりゃ駄目だと何故かゾンビ映画に走ってしまう始末。自分が分からない...




 冒頭いかにもな安っぽいゾンビハンター二人組が登場し、なんでこんな映画観出したかと早速後悔しそうになったのも束の間、蚊がゾンビの血を吸ってゾンビ蚊、否、ゾンビ化したところで妙に笑えて来て楽しくなってしまったwリアルじゃなくて作り物感半端ではない蚊のディテール(蚊の視点映像、吸血シーン、蚊の鳴き声)で笑えて来ます。

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ゾンビ退治にノリノリのアホなおっさん
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ゾンビ水晶で探す眼鏡女史


 当然このゾンビ蚊が活躍するものと思っていたら、これまたいかにもな連中の一人を襲ったところでお役御免である。ちょっぴり残念。

 このいかにもな連中というのは、結婚を間近に控えたカップルとその付添人である妹夫婦で、ゾンビ蚊にやられるのは主人公である新郎。顔が青ざめ手足が冷たくなり、白黒映画風の夢の中では脳を美味しくいただき始める始末。

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新婦と妹犬猿の仲
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脳のことを考えるたび唾液だか胃液だかが流れ出して汚い...



 普通ならここまで悪化すると周囲の人間を襲い始めるところだが、どうやら主人公はゾンビ化ウィルスに耐性があるらしく、自分がゾンビになったと自覚してからも自我を保ってなんとかしようするから面白い。ペットのウサギを食べそうになるのを一旦我慢してみせたり、痛みを感じない身体に気を良くしてゾンビ生活を満喫してみたり、周囲も逃げ出さずに彼に付き合い出すから、どいつもこいつも呑気なものであるw



 ドラマチックな葛藤に終始するわけでも無く、悲哀の一欠片も感じさせないブラックなコメディで最後まで飽きさせない馬鹿さ加減が案外面白く、主人公を演じる”クリストファー・ターナー”の表情豊かなコミカルさが非常に良い。怪しげな食肉店で様々な生き物の脳味噌を前にして、理性が事切れる彼の演技はキレキレだ。

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品揃えが良すぎる...w
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同志を見つけて大喜びのオヤジ
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もう釘付け...
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( ;´Д`)



 チープな作りに良いキャラ配置。ちょっぴり良い話に落ち着きそうな所で、そうは行くかっ!とちゃぶ台をひっくり返す超B級な締めくくりも含めて見事(?)なゾンビ映画でした。



 生きの良い人間の脳味噌をなかなか食べられず、どんな食物も吐き戻していた主人公。

 やっぱ美味し物を食べなきゃ人生楽しく無いものだよね...

 ノウミソォ...ヘ(。Д ○ヘ)))
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posted by lain at 19:53 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 映画 ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする