amazarashiと雨曝しのロボット達

やっと木曜日も終わりだと重い脚を引き摺り帰宅し、さあ今夜は”ニーアオートマタ”遊ぶぞぉ!と思ったら全然事前DLが出来ておらず断念。代わりに配信が始まっていたamazarashiによるニーアとのコラボシングルを聴いて気を紛らせていた。



曲だけでもニーアとの蜜月具合が伝わって来る仕上がりなのだけど、MVは更に衝撃的でドール好きの一人としては見るのが本当に辛かった。今夜届くはずのディスク盤に付いて来る絵本がどんな物に仕上がっているのか気になって仕方ない。今夜こそニーアとamazarashi三昧で決まりだ。





話は変わるけれど、2、3日前にTwitterでフォローされて存在を知ったJunk Robotという女性一人のソロプロジェクトがなかなか興味深かった。




内外的に憤りを抱え、純粋故の八方塞がりな生き方をしている辺り、女版”尾崎豊”と呼ばれた”橘いずみ”と同じく、女版”amazarashi”と呼びたくなるJunk Robot。まだまだ”秋田ひろむ”ほどの質量は彼女の歌に無いけれど、その尻の青さが逆に初々しくて応援したくなるし、これから先もっと深淵を覗きに行ける彼女が羨ましくもある。

どんどん知名度が高まって来たamazarashiや、それに感化されながら自分の歌を模索するJunk Robotのように、これから先も純粋さ故に傷ついた人たちの歌が拡がって行くのでしょうね。


それが良いことなのか悪いことなのかは分からないけれど......














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posted by lain at 06:58北海道 ☔音楽

コトリンゴという僕のキャンバスに絵を描いてくれる人

歌の力は必ずしも万能では無いけれど、音楽という枠組み全体が持つ影響力は計り知れない物があるなと、「この世界の片隅に」の空気感を決定付けていた”コトリンゴ”さんの他の楽曲も聴いてみて思った。







一言で言って彼女の歌は明るさとは無縁だ。楽しげな楽曲でさえ何処か陰を感じる。ただ、どちらか(陰と陽)一方に偏り過ぎないフラットさがあり、受け手の気分次第で温かくも冷たくも曲の印象はガラッと変わり何度聴いても味わい深い。


歌声そのものも素晴らしいが、その歌声をがっちり支えている楽曲の存在感がこれまた素晴らしい。1週間以上みっちり聴いて、彼女の音楽を映画に使いたくなるクリエーター達の気持ちがよく分かった。濃淡の付いた表情豊かな音だから、彼女の世界なのか自分の中の世界が引き出されたのか分からなくなるほど、あっという間にイメージが頭の中に広がっていくのが心地良い。もういっそ、映画そのものの仕上がりが微妙でも、コトリンゴの楽曲さえあれば大丈夫な気さえしてくる。








坂本龍一氏とのコラボや、キリンジでの仕事も面白いコトリンゴ。個人的な願望としては、保刈さんや新居昭乃さんと曲作りするのも面白そうだ。


にしても、相変わらず知らぬ間に同年代を好きになるものだと思った。同じ時代を生きて来ると感じ方や大事にしたい物が似て来るものなのでしょう。また何処かで彼女の音楽に支配されたいものである((🎧))







のん主演『この世界の片隅に』の立役者 コトリンゴインタビュー - インタビュー ...









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posted by lain at 07:18北海道 ☔音楽

独りでも二人でも大勢でも、小田サンタはやってくる「クリスマスの約束 2016」小田和正/TBS/感想

 これで何回目のクリスマスだろう?

 静かに窓を落ちる雪を見ながら思った。





 クリスチャンでも無いし、恋人が居るわけでも無く、あまり家族とワイワイやるタイプでも無いから、クリスマスが来ても特別なことはほとんどない。せいぜい姉の子供たちにささやかなプレゼントをするくらいが僕のクリスマスだ。

 そんな僕が一つだけ欠かさずにいるのは、小田和正さんの「クリスマスの約束」を観ること。ゲストとゲストの歌を一緒に歌う小田さんを観て、あぁ、今年も終わるんだなと、しみじみ考えるのが恒例行事。31日より25日の方が僕にとっては大晦日だ。いっそクリスマスの夜からお正月休みになって欲しいとさえ思う。キリの悪い出勤をするくらいなら、有給の一つも使って連休を繋げたくなる。



 さて、今年のクリスマスの約束だが、兎に角”宇多田ヒカル”に限る。クリスマスの約束が始まった年に叶わなかった共演が、長い年月を経て叶ったのだから。小田さんを前にしてもいつもと変わらず肝っ玉の据わった表情の宇多田。昔より遥かに歌が上手いし、感情の乗りも本当に良かった。みんな、今一度見直して欲しい。宇多田ヒカルの「Automatic」のMVを。歌唱技術もダンスも化粧も髪型も絶対ダサく思うはずだ。

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 今も眉の描き方は、個人的にどーよそれ?と思ってしまうものの、何もかも今の彼女の方が素晴らしい。女は子供を産むと段違いで深みが増す生き物だと思った。最後に小田さんの「たしかなこと」をチョイスした点も子を持つ母らしい。これからも良い人生を積み重ねて、歌へと還元して貰いたいものだ。


 宇多田ヒカルが下がった後は、まあいつもの約束だった。仕切り屋な和田唱や委員会メンバーとの息の合った楽曲の数々。普通に良い。ひとつ気になったのは、根本要さんがメガネをしていなかったことだ。一瞬誰かと思った。それはそれは若々しく見えた。

 あと”さだまさし”さんと何故音楽を続けているのか?という話になった時、そりゃ金と女と名誉だろと言われ、じゃあそれを全部手に入れたのに何故さださんは続けているのか?と問うと「もうちょっと上手くなりたいんだよな」と応え、そんな話をしているところに小田さんの練習している音が聴こえて来て「なっ?」と、さださんが言ったという話が良かった。歌手だけじゃ無く第一線に残り続けてるおっさん全ての人の動機だろう。

 もしかしたら、小田和正は老害だと、言い放つ若者もいるかもしれない。確かに全盛期の張りや体力が喉に無いし、委員会メンバーに甘えてチャレンジする気持ちも若干薄らいでいる面もあるだろう。でも、真摯に歌へ臨む小田さんはまだ折れていない。誰が何を言おうと歌っている。そして、そんなおじさんは格好良いと僕は思う。

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 少しでも上手くなるために

 それがアーティストの音楽を続ける理由なら、僕らは少しでも長く聴いていてあげたい。

 病める時も健やかなる時も〜と宣言する男女の話でもないが、その命が尽きるまで、好きな誰かには可能な限り寄り添って生きたいものである。

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 メリークリスマス🎁



posted by lain at 11:43北海道 ☔音楽