2017年07月01日

変わって欲しくない人と、幸せになって欲しい人が同じ人ならば...『amazarashi Live Tour 2017「メッセージボトル」Zepp Sapporo』感想

公式的には特に触れていないが、前身のアマチュアバンドから数えれば今年でamazarashiは結成10周年のバンドで、世界にも自分にも『否』を叩きつけるような曲の数々は、気づけば幅広い世代を振り向かせるうねりとなり、自慢の反骨精神がゆらぐほど売れ始めている。

資本主義に背を向ける歌を謳って来たamazarashiにとって、それが良いことなのか悪いことなのかは意見が分かれるに違いないけれど、amazarashiの根幹である秋田ひろむが、生まれたこと生きていることを自ら肯定出来るようになって来た証拠ならば祝福してあげたいと僕は思っている。


『これは俺が愛したamazarashiじゃない』


そう感じる人は当然いるだろうし、最近の優しいamazarashiの方が好きな人だという人も大勢いることだろう。ベスト盤をひっさげての今回のツアーは、どちらかと言えば後者のファンが嬉しいツアーだった。キャッチーなタイアップ曲や希望が最後に残るようなセットリストになっていて、定番である「奇跡」「つじつま合わせに生まれた僕等」「ひろ」等の流れからの秋田ひろむの素直な気持ちが心地良い新曲「たられば」でトドメとなり、僕は人目を憚りながら泣いてしまった....





長く音楽をやっていれば、それだけ歌の数もファンの数も増えてゆく。それら全てを満足させることなど当然出来るわけもない。それこそ「出会いと別れを繰り返して」秋田ひろむとamazarashiは進むしか無い。

僕もamazarashiの進む道に少々不安は感じている1人ではあるものの、自分の気持ち云々それ以上に秋田ひろむの行く末の方に気持ちは向いている。どんな彼になろうとも、それを受け容れたいし、紡ぐ歌が骨抜きになってしまったとしても、彼には幸せになって欲しい。amazarashiがこれまでもたらした希望と絶望の数々には、それだけの価値があるはずだと僕は勝手に信じているのだ。


ツアー途中での相次ぐバンドメンバーの脱落による延期に、無用な勘ぐりをせずにいられない僕ら。amazarashiとの試練の旅はまだまだ続くだろう。

全くもって悩ましいバンドを愛してしまったものである......

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posted by lain at 07:11 | 北海道 ☔ | 音楽 LIVE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年05月06日

「3時間かけて来ました、amazarashiファンです」

昨日の”こどもの日”のamazarashi最高だったなぁ......

ベスト盤出たばかりだから兎に角贅沢なセットリストだったよぉ......







とか、言いたかった............

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今年で何度目になるか分からないけれど、夏フェス以外で北海道に来てくれたら絶対駆けつけていたamazarashiのライブ。まさかの延期の自体が起きるとは露程にも思わなかった。

いつもは独りきりで秋田ひろむと対話しているような気分で味わっていたライブを、今年は友人と見に行けることになり、2人して意気揚々とくだらない話に花を咲かせていたからあっという間の片道3時間のドライブではあったものの、流石にZeppに着いてこの張り紙を目にした時は笑うしかなかった。

延期になるなんて情報出ていただろうか?と、ネットやメールをチェックすると、丁度自宅を出る1時間くらい前に公式発表が行われており、更にはチケットを買った運営からのメールになると絶賛運転中の14:30過ぎの連絡で、そりゃ気づけないよと力が抜けた.....




出羽良彰さんと言えば、彼が居ることでamazarashiを曲の面から好きになり、歌詞にも目を向けたという人までいるくらいだから、秋田ひろむの世界を他人が受け容れるうえで重要な役割を果たしているのは間違いない人物なので、当然ライブでも欠かせなかったのでしょうけど、あまりにも急な出来事に心が追いつかず、せめてアコースティックでライブを演ってくれないか?と考えてしまうほど、物販だけが開いているガラガラのZeppを後にするのが名残惜しかった。

これが初めてのamazarashiで、しばらくライブに餓えていたという友人は何処にこの有り余ったエネルギーをぶつければ良いのか分からない様子で暫く憤っていた。延期された日程が次も都合の良い日とは限らないし、相当ガックリ来たことだろう。彼に都合の良い日程であることを祈りたい....




何はともあれ、出羽良彰さんには早くよくなって欲しいですし、公式発表とは違い、人と人との衝突が原因で延期であるとか、そういう面に出せないトラブルで無いことも、心から祈っています.......
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posted by lain at 10:42 | 北海道 ☔ | 音楽 LIVE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年04月03日

普段は"たけのこ"派だけど、昨日ばかりは"きのこ"派だった『きのこ帝国ワンマンツアー2017「花の名前を知るとき」4/2 札幌 cube garden』感想

毎年言っているけれど、年が明けたなぁと思っているうちに、あっという間の桜が咲く季節である。

我が北海道にはまだ縁遠い話ではあるけれど、確かに春の陽気が最近増して来て、風さえ吹かなければとても暖かく感じる。



そんなだから、昨日の札幌遠征も、どうせ直ぐ会場入りするだろうと薄着で向かったものの、あいにくの曇り空とcube gardenの駐車場に流れるビル風に吹かれ案外寒く、なんだかんだでやっぱりここも北海道だなと思った。

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日程的にも会場的にも去年とほぼ同じだった今回のライブ、違ったのはボーカルの佐藤 千亜妃の髪が若干長くなったのと、谷口くんの前髪が鬱陶しさを増していたこと。そして当然ステージパフォーマンスも高まっていた。

パフォーマンスと言っても、MCとか客いじりのことでは無い(そこら辺は相変わらず下手)勿論ボーカルや演奏のことだ。女の子らしく表情を変える声の中に1本筋が通っているような佐藤千亜妃の深みのある存在感は流石だし、ノイズまでが音楽です!と言わんばかりのギター演奏もキレキレ。きのこ帝国にしか作れない空間があそこにはあった。これからもストイックに音楽と愛に向き合うバンドでいて欲しい。

一つだけ勿体無いと思ったのは、ラストの曲が「疾走」じゃなかったこと。


いつかまた会いましょう

どこかでまだ息をしてる



と結ぶ疾走の歌詞こそが昨日のステージには相応しかったから......








セットリスト


1.桜が咲く前に

2.怪獣の腕のなか

3.クロノスタシス

4.海と花束

5.猫とアレルギー

6.LAST DANCE

7.夏の影

8.MOON WALK

9.スカルプチャー

10.畦道で

11.雨上がり

12.風化する教室

13.愛のゆくえ

14.夜が明けたら

15.東京

16.死がふたりをわかつまで

17.クライベイビー


アンコール

18.疾走
19.
ありふれた言葉







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posted by lain at 07:02 | 北海道 ☔ | 音楽 LIVE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする