今にもパリンと割れそうな緊張感がたまらない「炎のガラス・マイスター(原題:Blown Away)シーズン2」Netflix/感想

ほぼ週休1日の社畜にとって、日曜はあっという間に過ぎる。

いつもより少しだけ遅く起き、朝からだらだらと食事をしながら動画を貪っているうちに居眠りへ突入。うっかりしてると何もしないまま夜になってしまうのだ。


ただ、今回の日曜はまだマシに過ごせた方だと思う。だらだら動画からの居眠りから目覚め、重い腰をあげてラーメン屋に突撃し、カレー味噌ラーメンと餃子をたらふく胃袋に収めた後、土曜日の仕事で忘れた写真を撮って帰宅。そこからは掃除なんかもごそっと片付けてゲーム三昧と云う充実っぷりだった。仕舞いにはこの度シーズン2を迎えたこの番組まで一気見である。最早執念を感じる満喫っぷりだ。自分で自分が少し怖い。







国籍も経験年数も様々なガラス職人達が集められ、与えられたテーマに沿って腕前を競い合うこの番組、毎回のように脱落者が出る構成で、本当にガラス職人の間で有名な人なのか分からない(素人には)女性と、つまらない駄洒落と6万ドルの賞金の存在ばかり強調する司会の男、そしてこれまた日本人には凄さが伝わらないゲストを含めた3人が職人達を値踏みすることになる。

本人達が納得しているなら、観客がとやかく云うことでも無いのだけれど、落ちてもおかしく無い人が、性別や人種の関係や、その後の活躍を期待されて残されているように感じる場面を何度か見かけていると、どうも腑に落ちないと云うか、誰かに「あー」でもない「こー」でもないと論評されている連中が不憫に思えてくる。完成度が同じなら、まず間違いなく選ぶ側の好みで差が付くから世知辛いものである。


個人的には、あくまでも様々な感性の持ち主がダイナミックかつ繊細にガラスを変化させて行く様を見守る番組として楽しんでいるので、身内の不幸を語り涙するようなワンシーンには興醒めしたし、微妙な作品を作りながらも悔しそうにする人のことも真顔で見送っていた。しかし、そうした歪みと完成する作品の出来は比例せず、誰がどう作ったとしても綺麗なものは本当に綺麗だった。よく芸能人が薬物で捕まったりすると、楽曲や出演作の配信が止まったりするが、出来上がった物の出来不出来と本人の不貞を一緒くたにするのはやはり違うものなのだと改めて思った。








出来上がるか割れるか、紙一重の世界であればこそのドラマ性があるこのシリーズ。次もまだあるのだろうか?

人格など後回しで貪欲に作品へ向かう姿、嫌いじゃないから困りものだ。