スペースインベーダーと同い年ですo┐ペコリ 「ハイスコア: ゲーム黄金時代(原題:High Score)」Netflix/感想

今や世界経済を支える存在の一つとして認識されているTVゲーム産業。次世代の端末が出る度使用するエネルギー量が増えているため、温暖化の槍玉に上げられてしまうなんてこともあるくらいだ。

所謂ゲームがここまで広く受け入れられたことに関して、紐解く知識も分析力も自分には無いので語れないが、ファミリーコンピュータ後期からTVゲームに触れて来た者として少なくとも言えるのは、最早確たる歴史を背負った文化として扱うべき存在だと云うことである。千年、何百年と継承されて来た根源的な”其れ”と比べれば浅いし、電気が無ければTVゲームなどゴミ屑でしかない。しかし我々は既に知ってしまったのだ。この体験は”此処”でしか味わえないことを。そして未だ成長の途中であることを。







アーケードゲームが全盛だった70〜80年代の話題から、カセットを入れ替えて遊ぶ家庭用ゲーム機の誕生、そしてアタリショックに至るところまでを、その当事者達を交えて語っていく番組なのだが、これがなかなかどうして絶妙なバランス感覚で軽くも無く、かと言って重すぎない内容でゲーム好きにはたまらない内容だった。アメリカで『PONG』が人気になって以降、互いに影響を与え続けて来た日米の歴史と言っても過言では無いスペースインベーダーやパックマン、そしてゲーム会社アタリを例に挙げつつ、勝手にゲームを改造していた人たちの商魂逞しい様や、ある意味彼らの功績と言えなくも無いゲームのブラッシュアップについて取り上げたり、世界初のカートリッジ式ゲーム機を作った名も無き会社員の話題まで挿入しているのが面白いドキュメンタリーだった。まだeスポーツなんて云う呼称が存在しなかった頃に、アタリに移植されたスペースインベーダーを使った全米大会で優勝した人が当時を思い出している姿も印象的で、アメリカでもそれだけ人気があったことを今更ながらに知った。シンプルであればあるほど面白い物とは国境を越え易いらしい。


兎に角、作り手の中でも情熱より商業が先行されているような気がする最近の業界ではあるが、黎明期と同様とまでは行かなくとも、少しでも足掻いてくれる作り手が増えることを祈るばかりだ。小島秀夫氏などを見ていると、まだやれることが”この”業界には残されていると感じられるのではなかろうか?







にして、初のカートリッジ入れ替え式ゲーム機を作った方の息子さんと孫がゲーム機で遊ぶ様子も流れていたが、端子部分に息を吹きかけるのは万国共通だったのが、この番組視聴のハイライトだったかもしれない.......w