無神論者は孔雀と九字を切る

「孔雀王」の作者として有名だった漫画家”荻野真”さんがつい先日亡くなられたが、孔雀王と言えばエログロな内容だけでなく、宗教色を強く感じる呪文が魅力的な作品として記憶に残っている。「臨兵闘者皆陣烈在前」「オンマユキラテイソバカ」などなど、作中主人公が化け物を退治するため唱える呪文を自分も成り切って暗唱をしていたりしたものである.....

こういうのは誰でも通るものなのではないかと思っている。古くは悪魔くんのエロイムエッサイムなんてのもあれば、みんな大好きジブリの「天空の城ラピュタ」にも有名な呪文はある。孔雀王より先に九字を取り入れ宗教をライトなユーザーに向け発信した「宇宙皇子」も大いに沢山の人を中二病へと誘った。そういう意味でいうと、実に罪深い人たちなのかもしれないw



孔雀王は何度となくシリーズを休めては名を変えて続いて来た作品のため、正直自分は”退魔聖伝”までしかちゃんと読んだことがない。亡くなられたのをきっかけに新し目な孔雀王を読んでみたが、馴染みのキャラが軒並み若返っているうえ、絵のタッチは当然のように変わっていた。しかし荻野さんらしいプロットや作画の味は残っていたから、10数年振りでも普通に孔雀王として楽しめてしまった。これはちょっと退魔聖伝後を順に追ってみたくなる。



もう続きが読めないのは寂しいことかもしれないが、ごめんなさい、もうこれ以上新刊が増えないからこそ、これから読むのが楽という気持ちも少しあります。先が見えない山への登頂は結構しんどいものなので......ファイブスター物........


まだお若いうちに亡くなられたことは、本人が一番残念に思っていることでしょう。

お疲れ様でした....