40歳(男性)が2019年の冬アニメに思うこと

またやる気が死ぬ天候が続いている。寒さだけなら耐えられるが、大雪が続くと心身共に死んでいく。来週も雪が沢山降ると聞いて泣きたくなったが、涙も枯れるほど心は既に麻痺してしまった。今なら些細な優しさで幸せを感じてしまいそうだ。

そんなメンタルだと、見続けたいと思えるアニメも少なくて、今季は15本ほどに収まった。本来これでも多いのではないかと思うけれど...






一時期の類似品塗れの偏った構成を考えると、最近はしっかりジャンルが散らばっていてラインナップのバランスが良いと思う。ここぞとばかりに復活したブギーポップの存在感や、ブラッシュアップされたどろろの静かなる破壊力に打ちのめされたかと思えば、五等分の花嫁かぐや様は告らせたいで他人の恋模様に笑えたり、猫やロボットや飛行機に萌えることが出来る作品もある。脳の運動には丁度良い振り幅だ。特にどろろはお気に入りで、原作は少ししか読んだことがないが、これは紛れもない手塚治虫作品だと感じた。静と動でもって織りなす罪と渇望の物語が、どんな結末に辿り着くのか気になって仕方無い。キャラもストーリーも作画も演出もツボでしかなく、正直どろろがあればもう他のアニメは要らないのではないかとさえ思えた。


日本人が、もうこういう部分にしか情熱を燃やせないのは残念だが、本当に何度見ても素晴らしく動く良い作画




2期勢に関してもかなり良かった。賭ケグルイは引き続き早見沙織を200%楽しめるし、モブサイコは更に演出面が強化され、本当に原作への愛を感じる仕上がりに満足感しか湧かない。ただ、例の”たつき”監督解任騒動に揺らいだけものフレンズ2だけは手放しで見ることは出来なかった。お金がかけられるようになったキャラ造形や美術、そして派手なシーンの挿入など、本来ならプラスになるであろう変更点が、これまでの緩やかであればこそ深々と刺さって来るさりげない不穏感を損なっていて、独特な魅力になっていたディストピアの香りがまるでしなくなっていた。1作目を知らない人や、子供であれば楽しめるに違いないが、中年はそう簡単に頭を切り替えて見ることが出来そうに無い。前作であれほど仲良くしていた"かばん"ちゃんのことを、他のフレンズにふられた時のサーバルの態度ですら素っ気なく感じて、なんだかとても残念な気分になった。いっそなどと言わず新作としてやれば良かったのではないだろうか?本当の意味でのけもフレ続編が観たいならケムリクサを見るしか無い。






あとはそう、キャラ萌えが大好きな人には、どうでも良い話になるけれど、自分の性癖を暴露するような露悪趣味作品が多過ぎることが最近どうも引っかかる。幼女の可愛さに負けてずるずる鑑賞している「私に天使が舞い降りた!」もそうだが、主役が女性であるから辛うじてセーフ(女性が幼女に手を出しても犯罪ですo┐ペコリ )になっているような作品が非常に多いし、むやみに同性をくっつけたがる傾向も強い。フィクションなのだから、ありえないシチュエーションで当たり前だろう!と言う人もいるだろうが、それを真に受けて育った自分たち(中年の話ね)がどうなったか胸に手を当てて考えてみたらどうかと逆に言いたくなる。子供の目に触れないところで勝手にやるのは良いだろう。でも誰でも観れる枠で放送する番組で必要以上に性癖を拗らせたものをばら蒔くのは、流石にやり過ぎとしか思えない。

昔はなどと言いたくもないが、以前はそういう犯罪の匂いしかしない作品はOVAで発売したものだった。何故これほどに今は普通に観れるようになってしまったのか?ロリコンショタコンに留まらず、あらゆる性癖に染まった子供達が作る未来は、まさに地に足つかない楽園で間違いないだろう。そりゃあ少子化待った無しなわけだ。




アニメの現状を見ていると、本当に規制の煩い時代なのか?と苦笑してしまう。

反骨精神はオタクにこそ宿るものなのかもしれない。

動機は不純でしかないけれど......