と、多くの人が呟いていた昨日の朝、一部の人間にとっての興味は台風ではなく、この会社の決断へと注がれていた。
仕事終りの方、お疲れ様でした(*^_^*)そうでない方、こんばんわ\(^_^ )と冒頭の挨拶に似合わないお知らせをしなければならなくなりました。 pic.twitter.com/0ZvOBZIxIu
— (株)ミンク (@mink_official)2018年9月3日
普通の人にはなんのこっちゃ分からないかもしれないが、株式会社ミンクは25周年を迎えたばかりの美少女ゲーム(アダルトゲーム)会社で、オカズとしてのゲーム作りを貪欲に追い求める方向性が非常に個性的だった。
エロCGの質や量は勿論のこと、フロッピーの時代にエッチなボイスを入れたり、イメクラ状態(イメクラなんて行ったことないけど)のシチュエーション作りの巧さであるとか、小難しいこと抜きでエロを楽しんで欲しいというのが伝わる作りが、血気盛んな若い頃には有難かった。
グラフィックが本当にツボで、誰が担当したのか分からないけれど「GOKKO」や「ツーショットDiary」や「しゃぶり姫〜陰の章〜」、そしてINOさんが担当した作品の数々(ぺろぺろCandy 2、Realize Me、十六夜の花嫁)には非常にお世話になった。改めてありがとうと言いたいo┐ペコリ
グラフィックが本当にツボで、誰が担当したのか分からないけれど「GOKKO」や「ツーショットDiary」や「しゃぶり姫〜陰の章〜」、そしてINOさんが担当した作品の数々(ぺろぺろCandy 2、Realize Me、十六夜の花嫁)には非常にお世話になった。改めてありがとうと言いたいo┐ペコリ


いつからかアダルトゲーム全般を遊ばなくなり、十六夜の花嫁以降ミンクとは疎遠になっていたけれど、流石に思春期を支えてくれた会社が廃業すると聞いたらショックではあった。様々な同人コンテンツが無料もしくは安価で手に入る昨今、フルプライスに近い商品を扱う会社は非常に苦しい立場にあるのだとは思うものの、細々とでもブランドを続けて欲しかったような気もするし、綺麗に幕引きするのも悪くないとも思えて複雑である。
ただ一つ確かなことは、流行り廃りの激しい業界の中で、25年間もやって来れたことは素晴らしいということだ。PC98時代から存命であるアダルトゲームメーカーは指折り数える程度しかない。親兄弟には大きな声で言えない商売だったかもしれないが、ここまでやれたことは掛け値無しに立派。胸を張って廃業して欲しい。
いずれ他の古巣も廃業を迎えるのだろう。まだ会社を閉じていなくとも、ただのコンテンツホルダーでしかない場合も多い。
僕自身40歳を迎え、これからも多くの別れを見届けるのだと思うと、出逢いしか目に入らなかった若い頃の自分に嫉妬すらしてしまう。
中年とはこういう物なのだと噛み締める日々は、もう暫く続きそうだ......
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