つい先日Netflixが値上げを発表した。
SD画質は150円、HDは250円、4Kは350円請求が増える。
これを機にやめる人もまあいるかもしれないが、日本参入から三年で初めての値上げの上、それでもまだ千円を切る(SD画質が800円)プランが存続しているから、個人的にはそれほど不満はない。それどころか今までが安過ぎたとさえ思った。
定額制だから、既存の大手(FOXやAXNなど)が抱えるコンテンツは若干時期がズレ込むものの、その代わりにNetflixオリジナルのドラマやドキュメンタリーやアニメが非常に多いため、Netflixを立ち上げるたび気になる番組を見つけてしまい延々と番組を渡り歩くなんてこともざらなほど中毒性がある。ユーザーの好みに合わせオススメを構成したり、OPやEDを飛ばしてサクサク次へ行けるのもそれを助長していると言えるだろう。これで倍速まで出来たら文句なしの配信サービスだ。
昨日も日曜の終わりになってから「オザークへようこそ」を見始めて危なかった。
ざっと説明するに、ファイナンシャル・アドバイザーなどと言う人様に金の使い方を御教授する職業のくせに、見た目も家も車も冴えない男が実はマネーロンダリングの片棒を担いでいて、相棒が欲を出したせいでカルテルに殺されそうになるも、オザークという場所で5年5億ドルの金を洗浄するからと懇願し生き延びるのだが、そう簡単にオザークでの仕事は進まないという話。
なんていうか、華のある役者はカルテルのボスだけで、非常に地味なメンツだし、資金洗浄などやっていた男の末路など本当ならどうでも良いのだけれど、場面構成が良くて非常に引き込まれるものがあるし、冴えない男のチキンな所に人間味を感じて行く末を放っておけなくなった。浮気はされるし、相棒のせいでカルテルに殺されそうになるし、娼婦が屯する路地裏に車を停め妄想をしながら自慰をするくらい許してやれよと思ってしまった.....
アメリカのドラマは心の弱さを赦したくなる作品ばかりで自分の身に沁みてくる。
8月31日にはシーズン2が始まってしまうし、しばらくは洗濯屋のドラマを見て過ごすことになりそうだ。
ちなみにここがオザークらしい.....