オーラの力はダンバインで十分だけど....「スピリチュアルハウス」Netflix/感想

もう良い加減呆れるくらい太々しく生きている人というのは何処にでも居るもので、したり顔が気持ち悪いから普段は近づきたいと思わないのだけれど、あまりにもゲストがヤバすぎて見ずにいられなかったのは言うまでもない......


IMG_7097.jpg





良い意味での”時の人”であったのに、完全に道を踏み外してしまった人達をゲストに招き、その人が本来どういう人で、この先どう生きていけば良いかを”江原”何某が偉そうにご教授する番組なのだけど、毒をもって毒を制すかのような密度で見応えがある。

江原氏はオーラの色で身体の不調を見抜いたり、守護霊が見えるとのたうち回り、完全に霊感商法でしかないから清原も若干面食らっているものの、アドバイスとしては的確で、彼の洞察力や分析力はかなり高いと言わざる得ない。何処まで彼が事前に清原の情報を頭に入れているか分からないが、丸腰でここまでやれたら本物の霊能力者かサイコパスだろう。

IMG_7099.jpg
気持ち悪い江原氏と対照的に女性ならではの感情を殺しきれない近藤サトのサポートが絶妙

IMG_7103.jpg
こんなしてやったりな顔するおじさんをおじさんが愛せるわけもない......




清原が最後に一瞬でも良い笑顔を見せていたのが印象的だった。手法は胡散臭いが、清原のような人物にとっては、荒療治とも言える江原氏のやり方の方が合っているんじゃないかとも思った。2回目は酒井法子だというし、何処まで踏み込んでゆくのか興味は尽きないが、江原氏が解体するゲスト達以上に、江原氏本人の内面の方に僕は興味津々である。江原が清原に仏門へと入れとアドバイスし、その経験を活かして「人に道を教えるようになるのも良いこと」だと説く場面があったのだけど、それはまさに自分のことを言ってるんだろうなと感じた。


道を外れた大物達のその後の様子を垣間見えるのも見どころだが、スピリチュアルで武装した江原氏の素顔が零れ落ちる瞬間が見れることこそ、この番組の真の見どころなのかもしれない。

他人のふり見て我がふり直せる悪くない番組だった。