ラリーを愛し愛される男たち「WRC ラリー・グレートブリテン」感想

WRC

大自然に似つかわしくない存在でありながら、その勇姿と自然の融合に多くの者が魅せられているモータースポーツWRC。そのチャンピオンが昨夜決まった。5年連続同じ男である。


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こんな風に書くと、同じ人間ばかり勝っていて面白味に欠けるのではないだろうか?と思う人もいることだろうが、今年のチャンピオンには大きな価値があった。ドライバーにとっても見てるだけの人にとっても。なにせ頂点に輝いた男は、所属していたチームが母体である会社の不祥事で撤退したせいで、急遽加入したチームで慣れないマシンをろくにテストする暇もなく、手探り状態のまま戦い続けて王座を手にしたのだ。たとえ彼のアンチであろうとも、讃えずにいられないだろう。


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自然と流れる涙に初めて彼を愛おしく思った


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オジェと同じくVWから弾き出され、参戦したばかりのトヨタで悪戦苦闘したラトバラ。賞賛する気持ちと悔しさがにじみ出ていて印象的だった





12戦ラリー・グレートブリテンはフォードの為に用意されたかのようなGPだった。来季フォードを去るオット・タナックがフォードのマニュファクチャラーズチャンピオンを決めれば、苦しみながらも5年連続のチャンピオンを手にいれたオジェに続けと、独走のままエルフィン・エバンスが母国で初優勝というハットトリックっぷりには脱帽だった。これでワークスとして参戦してないだなんて信じられない。


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地味に良い仕事をするタナック。来季はトヨタで更なる飛躍を見せるのだろうか?


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まだあどけなく見えるエバンスも気づけば28歳。オジェも微笑ましく見守ってる場合では無いかもしれない。





最後に、10年間も王座から遠のき、ワークスが撤退してもなおフォードとラリーを愛し続けたMスポーツ代表マルコム・ウィルソンを讃えたい。ラリーをやるならこの男の下でやりたいと大勢が思ったはずだ。本当におめでとう。


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マニュファクチャラーが決まって瞬間


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オジェの年間チャンピオン決定時


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エバンスの(以下略)




もうこれが最終戦で良いんじゃないかと思った