先週の日曜だったろうか?
いつものようにゲームで疲れ、Netflixで動画を見ていたら気分が乗って、もう何度目か分からない押井守のGHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊を最後まで見てしまった。
冒頭から何度見ても痺れるシーンの連続で、押井作品独特の間の使い方が最高に発揮された名作だなと改めて思った。本作を見たあと原作を読んだら、案外キャッチーで明るく、ストイックなイメージの押井版とはかなり違って意外だったものだ。
原作を踏襲云々でいうと、PSで出ていた攻殻機動隊のゲーム内アニメーションはかなり近いものがあったかもしれない。
押井守監督が悪いのか?それともストイックなそれを黙認した原作者である士郎正宗氏が悪いのかは分からないけれど、作品によってキャラのイメージがガラッと変わることが攻殻機動隊は多いので、ファンとしては結構ヤキモキしているのではなかろうか?かく言う僕としても「GHOST IN THE SHELL」からキャスト陣を引き継いだ「STAND ALONE COMPLEX」はともかく、がっつりテコ入れしてきた「ARISE」には少なからず動揺させられた。坂本真綾の男らしい演技は好きだし、他のキャストもこれまでの攻殻機動隊を知らなければ素晴らしかったと思うものの、最早頭の中で草薙素子と言えば田中敦子さんだし、バトーと言えば大塚明夫さんで再生されてしまう。どうしても比べずにいられないのだ。
今回観直して、どうしてもそんな想いは強くなった。「マテバでよければ」と口にして良いのは、やっぱり山寺宏一だろう。トグサがエレベーターの映像が気になり少佐へ報告し、逃走車両に発信機の入った弾一発お見舞いするまでの流れも大好きだ。前々から欲しかったトグサの愛銃マテバもこのタイミングで買ってしまったし、この夏、俺はトグサになるしかないなと思った。
排莢式の銃や8mmBB弾を使用出来るデリンジャーを出すなど、地味ながらも良い仕事をするマルシン工業の仕事
通常のリボルバー式とは一線を画す上方へのシリンダー展開がオシャレ
銃自体もそうだけど、BB弾を装填する薬莢型カートリッジのずっしりした重量感もたまらない
説明書にはトグサっぽい人も.......w
たった6発の装填でありながら、フルオートではけして味わえない充足感がこの銃にはあった。撃つ度ハンマ付近で余剰ガスが吹き出すのも唆る。
今まさに銃を撃っている。そういう気分になりたければガスガンが一番だなぁとぼんやり思った。