寒い夜には一皿のスープと猫が居れば大丈夫「ポテト・スープが大好きな猫」テリー・ファリッシュ(作)/バリー・ルート(絵)/村上春樹(訳)/講談社/感想

なんだ今日は朝から湿った雪かぁ....って雨になって来た!

勘弁してよぉ......

と、思いつつ久しぶりに防寒着ではなく雨合羽を装備して昨日は働いていたわけですが、お昼にこの本を読んだら心だけはほんわか暖まった気がしました。

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猫を飼ったことが無いため、”ポテト・スープ”なんて食べるんだ?と思った挙句、ポテトスープと脈略の無いボートの絵が何故表紙なんだ?とまで頭をよぎりましたが、奥さんも子供も居る形跡の無い、長年色んな猫と付き合って来たおじいさんと、ねずみ一匹獲りはしない少々お年を召した雌猫の、熟年夫婦みたいな関係がなんとも言えず良いんです。本当は一緒に居てくれるだけで幸せなのに、普段はそんなそぶりを猫には見せない(十分見せている気はするが、見せていないつもりなのが可愛い)おじいさんが、釣りに行く時いつもは連れて行く猫を家に置き去りにし、一人で釣りを始めた時漂った味気なさや、その後の猫の反応が愛おしくてたまりません。僕も彼女にポテトスープを作ってあげたくなりました。

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下手な婚活番組を作る暇があったら、本作のような切っても切れない腐れ縁の情が優しいドラマでも流した方がよほど効果的でしょうね。まあ、逆に猫さえいれば良いや💕と、なるやもしれませんが........














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