陰謀とか宇宙人とか風間杜夫とか大好きなお前達へ「X-ファイル2016」FOX/感想

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 普段海外ドラマなんて一つも見ない知り合いを、ビデオ全巻購入という道に追い込んだドラマがXファイルだった。





 科学では説明し切れない超常現象事件に風変わりなFBI捜査官のモルダーと、そのお目付役スカリーが挑むものの、謎を解き明かそうとする度はぐらかされて次も見たくなる、そんなドラマだった気がする。宇宙人の仕業?国家の陰謀?それともそれ以上の何かが引き起こした事態なのか?真実に辿り着けそうで着けない焦ったさが絶妙だった。

 あの頃の自分にとって、本当にXファイルは刺激的な作品だったから、Xファイルと放送枠を共有していたシカゴホープも含め、テレ朝の水曜20時は絶対テレビの前を離れなかった。始めは微妙に思えた(実写ドラマでよく目にしていたから、そのイメージが強すぎた)風間杜夫氏のモルダー役も、いつのまにか無くてはならない物になってしまい、シーズン3以降をスカパーで観るようになったとき、声が別人になっていた時はひどく残念だった。

 13年ぶりに復活したXファイルのCS版は当然小杉十郎太さんがモルダーだが、DVD・BDにはテレ朝版の風間杜夫&戸田恵子が収録されているらしい。気になるねぇ.....





 今回新しいXファイルが見れたのは嬉しいものの、これまでの内容をほとんど覚えていないという体たらくで、なんのことを言ってるのか分からない場面もチラホラあったし、老け込んだ名物キャラを見ていたら痛ましい気分になってドラマどころでは無くなっていた。顔には小皺が目立ち、動きにキレの無いモルダーや、昔より若く見える改造済みスカリーは勿論のこと、特にスモーキング・マン役の”ウィリアム・B・デイヴィス”は普通に覇気が消えていた。それもそうだろう、御歳78歳のおじいちゃんなのだから。喉に呼吸器の管まで付いているスモーキング・マンの姿は異様で違う意味で怖かった。逆に吹き替えで見たからこんな感想で済んでいるのかもしれない。字幕なら本人の生声だし、もっと老化を感じてしまったことだろう。



 とはいえ、2016の内容は、これまで同様国の陰謀か宇宙人かそれとも....というもので普通に観れるし、これから先も現れるであろう懐かしい面々や、意外に馴染む新キャラ達をしばらくは楽しみたいと思う。ほんの数話で終わりだと、役者も完全には役に戻り切れないところがあると思うし、定期的にこうしたミニシリーズはやって欲しいですね。