2016年10月17日

モップ代わりのウェディングドレスと矮小な心

十数年ぶりかに結婚式へ行った。年寄りや疎遠な親類縁者ばかりであるし、会社の同僚は地味婚が多く、友人が片手で数える程度の僕を呼ぶような酔狂なひとも、今回で最後に違いない。


はっきり言って行きたく無かった。昔から連んでいる”あいつ”で無ければ絶対に。そもそも結婚式と言う物が僕は嫌いだ。

何しろ、盛大な披露宴を開いた二人の姉は離婚。父方の祖父は他所の女を作り蒸発。父の妹は再婚するも娘が母親と同じような生き方を始めて手が付けられないという身内の結婚事情を目にしてきたから、なんの為に大勢の前で晒し者になってまで離婚フラグや不幸を呼び込まなければならないのか?と言いたくなる。

ある種の脅迫なのだ。これだけの人数に集まって貰ったのだから、お前ら別れたりするんじゃねーぞ!と....しかし何故最初に結婚した相手がベストな伴侶だと言い切れるのか?一度や二度、深く知り合う体験をしてみなければ、血の繋がりの無い男女が家族になるとはどういうことか分からないのではないか?世の中じゃ未婚以上に再婚を繰り返す人が悪く言われるし、実際何かしらの問題を抱えている場合が多いけれど、もっとフランクに今だけでも幸せを感じとけよー!!くらいの感覚の方が良いように思う。


新郎とはお互い唯一に近い関係だから友人代表のコメントを求められていたのだけど、事前に考えていた物を読むのをやめて噛み噛みのありのままで話してみた。無作法だし気の利いた事は何一つ言えなかったけれど、会場は笑いに包まれていたから良かった。本音を洗いざらいぶちまけ、全てぶち壊しになるようなものも考えていたけれど、読まなくて本当に良かったと思う。結婚式は好きになれないが、楽しげな人達をわざわざ悲しくさせるのは忍びない。



あいつの奥さんになるひと、綺麗な人だった。新郎と新婦の釣り合いは取れていないと思う。久しぶりに目にしたあいつのお母さんや妹さんも綺麗なひとだし、あの家の男供は女性を見る目は確かだ。色々と面倒臭い俺に気を使って話し掛けてくれた妹さんありがとう。君もお子さん共々幸せになってくれ....

幸せいっぱいな場所に当てられ、身も心も懐事情も空っぽになった。

もう二度と結婚式なんて出たくない。

俺は結婚式が嫌いだ。
posted by lain at 06:57 | 北海道 ☔ | 日記 全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする