声熟した幼き魂「リトルピアノ・プラス」新居昭乃/FlyingDog/感想

これも高齢化社会の特徴なのか、様々なジャンルで年長者の活躍が目覚ましい。

野球選手に作家に映画監督に、歌手だってそうだ。

あと2、3年で還暦を迎える新居昭乃さんも、今とてもアクティブでファンとしては嬉しいばかり。




30周年の節目に、ネットラジオのような番組を配信したり、水辺でのライブを開催予定だったりする昭乃さん。記念アルバムである本作もそれに相応しい構成でしみじみ聴き入ってしまった。


 1曲目のノンボーカル曲リトルピアノでゆったりと幕開けしたかと思えば、「Stay」で30年の重みがじわりと降りて感慨深い気分を呼び起こされ、そこから先はただひたすらアキノワールドに没入し、自分がいかに新居昭乃と言う女性の世界を愛しているかを思い知らされた。もうかれこれ20年以上昭乃さんのファンをしているが、何度聴いても宇宙のような広大さを感じる声・曲・詞だと思う。こんな風に宇宙と地球、現実と幻想、それらを区切る境界線を曖昧にしていける歌手は日本になかなか居ないのでは無いだろうか?


縁起でも無い話だが、いつの日か昭乃さんが人間界と完全なる別れを迎える前に、後継者たる歌い手が育って欲しいものだと思った.....









20年後、同じ年齢になった僕が、昭乃さんのように能動的な生き方が出来ているとは到底思えない。

でも、こんな50代に成りたいと強く思った。







リトルピアノ・プラスのライナーノーツ http://araiakino30.com/self-liner-notes/notes-littlepianoplus.html


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