2016年05月06日

狂気が正気を呼び覚ます「マッドマックス2」ジョージ・ミラー(監督)/メル・ギブソン(主演)/感想

連休明けは自殺者が増えるなんていう物騒な話もあるけれど、今日がまさしくそれで、気が利かない会社はたった二日間でも今週から動きたいから出て来いと言う。いまだ週休二日なんて絵に描いた餅でしかないし、もっと法的拘束力をもってして国民を休ませたらどうですか安倍さん?偉い人やでかい会社だけ休んで子会社を働かせるとか奴隷扱いと変わらないのでは?

これじゃあ僅かばかりの水や石油を奪い合うマッドマックス2の世界と同じじゃ.....





”怒りのデス・ロード”が思いの外面白かったので、同じくNetflixで配信されていたマッドマックス2(1982年)を今更見てみたのですが、流石に今見るとちゃちな感じがしてしまいました。CGが使えないからだけでなく、演技・スタント・撮影・編集、あらゆる面でまだまだ模索が続いている時代だったせいか、アクションシーンのテンポが微妙に悪いのが気になります。

しかし、同時期の作品と比べたなら、かなり過激な撮影を断行したのが伝わる出来ではありました。ダミーの人形を使っているとは思えない体当たりなシーンが各所にあって、これなら確か撮影中スタントマンが死んだという噂を信じてしまいそうになるなと思いました。

お話的には、食うか食われるかの中で自らの狂気に立ち向かい、なけなしの良心を他人の為に使った男の勇敢さを描いた物ですが、ヒーローと呼ぶにはあまり脆弱で、運だけで生き残っている感が半端ない男だから妙に親近感が湧いて仕方なかったです。最後にはまんまと一杯喰わされることにもなる彼のお人好しっぷりは社畜にも通ずるところがある気がした。

どちらかというと完全にイかれて主人公達を皆殺しにしようとする連中の方が輝いて見える作品です。マックスを威嚇するモヒカン男の表情は凄く堂に入っていて迫力のある演技でした。人間社会で生きていると、なにかと自制しなくてはいけない場面が多いですから、たとえ演技だとしてもタガを外す行為は自然と熱が篭るものでしょう。僕も演技のフリして壊れたい。






それにしても、こうした秩序ある世界崩壊後の話に出てくるボロボロの車は本当によく動いてますよね。マッドマックスに出て来る車はパワーの大きな物ばかりだから、質の悪い燃料を使ったり整備不足だと直ぐ動かなくなっちゃうはず。まあこの辺りのご都合さがあるお陰で、マッドマックス2は此の期に及んでエネルギーの浪費を止めない人間の愚かしさを存分に味わえる映画になっているのかもしれません。











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posted by lain at 07:03 | 北海道 ☔ | Comment(0) | 映画 米国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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