ジョブに夢見る子供達へ.....「学研まんが NEW世界の伝記1 スティーブ・ジョブズ」田中顕(漫画)/林信行(監修)/学研/感想

某サイトでKindleストアにて学研の書籍がセール中なのを知り、安さのあまりうっかり買ったジョブズ伝記漫画だが、人間関係の泥臭さが端折られている点と、最後が淡白な終わり方なのは少し残念ではあるものの、ジョン・ラセターとの絡みや、随所に豆知識を載せている点が面白かった。ジョブズについて書かれた活字関連には全然触れたことが無いので、結構初めて聞いた話も多かった気がする。



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ヤマザキマリさんのジョブズ漫画を読んだ後だとどうしても画や構成の面で力不足は否めないが、あくまでも子供向けであると考えると、ジョブズの見習うべき点を注意深く並べた悪く無い作品だ。かなり好意的な修正がなされているのは否めないが。


 実際のところ、ジョブズの手腕は大したものだったと思う。先見の明があったし、それを自分の物しようとする強欲っぷりにも脱帽物だ。初めて去ることになった時とは、まったく違う理由で2度目の別れを彼はAppleに告げたわけだが、以前と同じように彼無きAppleには影が落ち始めている。いまだに世界1位の株価を誇る企業であるが、既に”革新”の企業から”保身”を是とする企業へと移り変わりつつあるように感じるのだ。ジョブズが残したアイディアで数年は方向性に困らないようなことを以前何処かで目にしたけれど、正直ここ数年のApple商品に変革の匂いはしない。日頃からApple商品を使っているから、新製品、新OSが出る度元々の使い易さに磨きが掛かっているのは知っているが、主力であるiPhoneのOSや端末そのものに関しては三歩進んで二歩下がっているような焦ったさがここ数年はある。カラフルなプラスチックボディが媚び媚びの低脳を出してみたり、他の会社の大画面端末が好評だったからと、自社でも出してみたが以前の小さいモデルを望む声が意外に大きく直様小さなモデルを出してみると言うのは、柔軟な対応のようでただの優柔不断とも思える。アップデートを重ねる度シンプルな操作から遠ざかるiOSに関しては言わずもがなだ。


 一瞬何を言ってるのか分からないかもしれないが、この人が言ってる変革こそAppleに人々が望んでいる物の正体だろう。









 なんにせよ、この本に刺激を受けた子供が頑張るのは悪い事では無い。ただ、僕から一つ言える事があるとするなら...「決してジョブズになろうとするな!お前はお前はのまま逝け!!」

かもしれない.....



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夢は夢のままの方が幸せである








学研まんが NEW世界の伝記1 スティーブ・ジョブズ -
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