プリキュアからプリキュアへ伝説は続く....「Go!プリンセスプリキュア」東映アニメーション/感想

僕は夢も希望も無い中年であります。それなりに長い人生を振り返っても、夢と呼べるような代物も持ち合わせたことだって無い。

だから最初に主人公が”プリンセス”になりたい少女であると知らされて、なんだそのぼんやりした夢は....と、今回のプリキュアは見るのを止めようとさえ思っていた。お嬢様学校でお高くとまる連中も微妙に鼻についてしまったし。

ところが、自分とは全然住む世界の違う、才能溢れる少女達に臆することなく、色んなことに挑戦して磨かれて行く”春野はるか”や、恵まれた境遇にあっても努力を惜しまない”海藤みなみ”と”天ノ川 きらら”の一途さに触れているうちに、そんなゲスい考えは消え去り、実に女の子らしい夢に溢れた良いプリキュアだと思うようになっていました。

なにより、終盤になっていきなり壮大な愛を語りだすようなプリキュアと違い、最後まで自分と仲間達の夢の為に絶望と向かい合っていたのが素晴らしかった。大の大人でさえ到達出来ない大きな愛を子供が享受するなんて無理な話だし、至極個人的な行動原理に基づいて戦うプリンセスプリキュアは本当に自然に受け容れられる存在だったと思います。

最終回、「夢も絶望も、その両方が私を育ててくれた」と口にするフローラの晴れやかな表情はとても素敵だった。最後に立ちはだかったクローズも、きっと優し過ぎるが故に絶望を深めてしまったのだろうと思わせる良い引き際でグッと来る。常に綺麗な作画であったけれど、終盤の数話の作画は劇場版さながらであったから感動もひとしおで、最後の最後で異世界物のお約束のお別れが待っていた時には泣けました.....

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 そんな近年稀に見る良い出来のプリキュアが終わり、始まったのが『魔法つかいプリキュア』

 タイトルに漢字が入るのは初めてだし、元々変身物だから魔法を使っているようなものなのに、あえて今魔法使いをテーマにした理由が知りたい。

 昨年ブレイクした高橋李依と堀江由衣がタッグを組んで今の所進んでいるけれど、高橋の元気さと、ほっちゃんの安定感のギャップがちょっと目立った1話だったように思う。歳のせいかもしれないが、世界観に入り難い唐突な導入であったし、変身後の姿が大きなお友達に媚びたデザインなのも、プリンセスプリキュアに比べ不安が残る。"キュアップ・ラパパ〜♪"と言う呪文で視聴者を上手く魅了出来るのだろうか?



 一つだけ確かなことは、今回もマスコットが一番可愛いと言うことだろう🐻

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