錦織はテニスが仕事。ファンは身勝手が仕事。

 昨日は何かとスポーツが熱かった。

 錦織圭が王者ジョコビッチと対戦し、U23サッカー日本代表もリオ五輪のアジア予選突破がかかる試合に挑んでいた。

 結果は対照的な物に終わり、錦織は力負けし、U23は競り勝った。どちらも負けたら終わりの勝負だけに、大勢の人がテレビの前や実際の会場で固唾を飲んでいたに違いない。




 僕は特に錦織の試合が気になっていた。

 準々決勝に来るまでの彼の試合が、どれも内容の良いものであったから、十分にジョコビッチ相手でも良い勝負が出来るのでは無いか?と期待が膨らんでいたのだ。17時台の試合開始だったから、普通に仕事中の僕は当然テレビで観ることも叶わず、60秒毎にテキストで更新される速報をネットでチェックし続けていた。

 いきなりサービスエースを決めるジョコビッチ

 負けじとキープする錦織

 テキストだけでも、ややジョコビッチに余裕があるように感じるなか、「頼むから先に錦織がブレイクしてくれ!」と祈るような気持ちになった途端、「錦織が痛恨のダブルフォルト」の文字が視界に飛び込む。映像が見れないことも相俟ってモヤモヤは一入。2セット目に入ると、明らかに精彩を欠く錦織のプレイが続き、僕も仕事が手に付かなくなっていった....





 3セット目開始前に、メディカルタイムアウトを取ってからの粘りは、錦織本来の姿に近い物があったようだが、僕が家に帰って早々勝敗は決してしまった。試合後のハイライトを見た限りでは、大事な場面での集中力の差が勝負を分けたように見えた。雑念がよぎって自滅したイメージが強いだけに、今回の敗戦は、これまでの敗戦以上に本人も悔しかったんじゃなかろうか?


日本人だからという理由が後回しになるほど、プレイの内容が面白いから応援したくなるのが錦織圭である。日本人だけでなく、海外のテニスファンにもしっかり支持されていることが、それを裏付けてもいる。しかし、昨日のプレイは負けるにしても、らしく無かった。若い頃から期待され、結果も出し続けてきた錦織も気づけば26歳。2歳差のジョコビッチが全盛期を終える前に、錦織の伸び代が尽きてしまう可能性だってある。これから先怪我だって増えるだろうし、いつまでも全力のプレイができるとは限らないのだから、限りあるチャンスを絶対逃さないタフさを一刻も早く身に付けて貰いたい...





 勝手に期待して、勝手に失望する僕らの気持ちなんて本当にどうでも良いことだが、絶対に彼自身満足しているわけが無いし、期待の裏返しで厳しいことを言いたくなってしまった。F1に佐藤琢磨や小林可夢偉が現れた時にも、淡い期待を抱いていたが、錦織への期待は僕の中で段違いに大きいのかもしれない。

 無責任なファンやスポンサーの言うことなど意に介さず、自分が納得行くまで戦い続けた結果であれば、もしも4大大会を一つも獲れないまま引退したって良いと思っているが、1度で良いからビックな大会の天辺に立って欲しいという気持ちにも嘘はつけない。

 だから、あえて言いたい。

 次こそ絶対勝て!

 と.....

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