ほぼひと月経って秋アニメに思うこと。

 夏アニメはかなり充実していたように思いましたが、今期も相当力が入った作品ばかりで観る時間作りとの戦いになりそうです。






 ざっと僕と秋アニメとの相性を区分けしました↓


親友          友達見た顔知らない人    

ルパン三世 新シリーズ


K RETURN OF KINGS


ヤングブラック・ジャック


蒼穹のファフナー EXODUS 第2


ノラガミ ARAGOTO



終物語



進撃!巨人中学校


ハイキュー!! セカンドシーズン


機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ


コンクリート・レボルティオ~超人幻想~



かみさまみならいヒミツのここたま



影鰐‐KAGEWANI‐



コメット・ルシファー



スタミュ高校星歌劇


緋弾のアリアAA


不思議なソメラちゃん


櫻子さんの足下には死体が埋まっている


対魔導学園35試験小隊


終わりのセラフ名古屋決戦編


ご注文はうさぎですか??


ピカイア 


サンダーバード ARE GO 


牙狼 -紅蓮ノ月-

モンスターストライク


ハッカドール THE あにめ~しょん


ヘヴィーオブジェクト


金田一少年の事件簿R(新シリーズ)


学戦都市アスタリスク


落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)



探偵チームKZ事件ノート

新妹魔王の契約者 BURST


VALKYRIE DRIVE MERMAID


ブレイブビーツ

Lance N’ Masques(ランス・アンド・マスクス)


こわぼん



温泉幼精ハコネちゃん


小森さんは断れない!


Dance with Devils


俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件







 力が入った作品がいっぱい有るとはいえ、少し冷静に考えると2期目の作品やシリーズ物、そして本流からの派生アニメまで安全牌ばかりなのが目に付きますが、そんな中を原作さえ存在しないオリジナル作品コンクリート・レボルティオ~超人幻想~で勝負しているボンズは偉い。つい先日同じようにオリジナル作品を多く輩出していたマングローブ倒産したばかりですが、ボンズは原作付きで上手く儲けつつ、その上りを使いオリジナルにチャレンジし続けているのが素晴らしい。マングローブももっと計算高くやっていれば、まだまだ面白い作品を作れたと思うので勿体無い話です。





 オリジナルという話でいうと、新作ガンダム「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」について書かずにはいられません。”ガンダム”と銘打たれているし、伝統的(思わぬ敵の襲来・ピンチで登場・血気盛んな兵士が突っ込んで早速ガンダムの餌食になる等)なシチュエーションも随所に見られはするものの、これまでのガンダムほど鼻に付く類似性は感じないし、大規模な戦争が終わり、地球の統治機構が激変した時代、独立機運の高まる火星で民間の警備会社に所属する少年兵達が、血生臭い戦場を泥臭くタフに生き抜こうとする姿はメカを必要としないくらい魅力的。




 そうはいっても無論メカも素晴らしく、主役メカであるASW-G-08 ガンダム・バルバトスは、ひと際甲冑を連想させるフォルムと大きめのツノを持ち、パイルバンカーのような機構を持つ馬鹿でかいメイスで敵と戦うからビームでちょこまかするガンダムより男らしく実にアクション映えするし、ミリタリー色が強い本作において戦車のように戦場を駆けるモビルワーカーはメカフェチの心を擽り、MSが特別な存在であることを引き立てる意味でも無くてはならない物になっていました。

 他にもSF色が強いデザインが見られるのも、本作の重厚さを支えているように思えますし、いっそガンダムの看板を掲げず「鉄血のオルフェンズ」として放送すべきでは無いかとさえ考えました。”機動戦士ガンダム”の名前は「Gのレコンギスタ」同様小さく表記されていることが多いようですし、製作陣もガンダムとしてでは無い部分で勝負したい気持ちがあるのでは無いでしょうか?大人が楽しめるロボット物を作って来た高橋良輔さんの系譜に連なる若手監督が現れて欲しいと常日頃思っているので、毛色が違う本作には尚更オリジナルとして勝負して欲しかった。

 長年続くシリーズは名前だけで人を惹きつけることが出来ますが、シリーズを壊さないように配慮してしまったり、意識し過ぎて足枷になる場合もあるので、作品の出来に決して良いことばかりでは無いと思うのです。ただ、ルパン三世新シリーズの素晴らしい出来栄えは既存の作品があったからこそ生まれた物ではあるので、鉄血のオルフェンズだって完全なオリジナルとして作っていたらこれほどの作品になっていなかったかもしれないのも事実。これまで漫画やドラマに展開するものの、森博嗣作品を視覚化することの難しさばかりが残ってしまった「すべてがFになる」にしても、今回のアニメ化でしっかり原作を意識して作ったことが評価され、コアな森博嗣ファンを唸らせているわけで、要はどれだけその作品の本質を捉えているかどうかが大事になってくるのかもなぁと思いました。


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こういった本格SF作品を彷彿とさせるデザインがまた良い。





 それはそうと相変わらず見飽きたハーレムアニメだの無駄にエロスを振りかざすアニメも多いです。ツインテールのヒロイン、幼女にお熱な主人公、独り言の多いキャラクター、デジャブのように襲いかかる最悪の出会いの数々(おっぱい揉み揉み)、簡単に出来上がる(何処をどう好きになったのか分からない)カップリング、骨太な設定を台無しにするセリフと行動、まるでテンプレでも存在するみたいにお決まりなルートを通る作品が豊富で飽き飽きします。少しでも見所があればついつい見続けてしまいますが、半年もしたらタイトルすら思い出せなくなるに違いありません。

 BDや関連グッズを売るには欠かせない作品達なのでしょうが、あまりに数が増え過ぎると辟易します。そんな作品を作ってる暇があったら、もっと良作だったラノベ原作アニメの続きを作って欲しいものです。中途半端に作って放置が多過ぎます。もはやアニメ化する意義が原作宣伝とお金儲けでしかないというのじゃ寂しい限りだ....




 ”やおい”とは「山無し、オチ無し、意味無し」の略ですが、山は有るしオチも有るけど中身に大した意味は無いテンプレアニメも”やおい”と呼んで差し支えないような気がしてくる秋であります。


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