仮面トライブ・インベーダーズ! /アニメ/感想

 日曜の朝は、子供達と大きなお友だちのパラダイス。

 通称”ニチアサ”と呼ばれる朝6:30〜の5番組連続で実写ヒーローやアニメが放送される枠に大勢が夢中。他局でもアニメは沢山放送されていますし、日曜の朝は土曜深夜のBSと並び大人になりたくない人達の憩いの空間と化しています。

 そんなニチアサの2作品と、3クール目に入って日曜の朝に移っていたあの番組が終わってしまった....



 ディケイドから見始めた仮面ライダーの中でも、一番『え?』と思わされたのが「仮面ライダードライブ」でした。何せ代名詞である2輪を捨て、4輪を駆る仮面ライダーでありましたし、バイクに乗る人を指す”ライダー”と相反する車を運転することを指す”ドライブ”をタイトルで並べていることに酷く違和感を感じていました。

 ”どんより”と呼ばれる現象を起こしている連中と戦っているという設定や、主人公の棒読みっぽい演技も最初は本当に大丈夫か?と思っていましたが、回をこなすにつれて刑事物のテイストが板に付いて来ましたし、主役を囲む配役がとても良くてどんどん夢中になっていました。熱血って言葉が似合う良い仮面ライダーだったと思います。特に主人公のライバルとして立ちはだかった二人の男は物凄くドラマを作ってくれましたね。ハートとチェイスでどれだけ泣けたことか....





 初めの印象が悪かったという点では、トライブクルクルもあまり良くありませんでした。まるでダンスしてないとリア充になれないぜ( ̄ー+ ̄|☆キラッと言わんばかりに僕の腐った目には映ったのです。でもトラクルも主人公を取り巻く人々のドラマを見ているうちに僕の凝り固まった心は砕け、ダンスを頑張る彼らを子供みたいに応援してました。元気印のハネルと、弱気なカノンの組み合わせは今時珍しいほど初々しくて良かったなぁ....ダンスが世界を救うだなんて、一つも思わないけれど、少なくとも僕の心だけは救ってくれた良いアニメでした。

 でも、何故本編後のダンスコーナーに関根麻里が抜擢されたのかは未だ謎である......





 最後に、先に書いた2作品以上に第一印象が最悪で、最悪過ぎたから逆に新鮮で最後まで見てしまったのが「ナノ・インベーダーズ」でした。

 登場人物たちの顔の色、変身後の光る眼、崩れまくりで動きの単調なアニメーション、行き当たりばったりで展開するストーリー....どれを取ってもここ10年のアニメの歴史の中で底辺に当たる作品でした。地球を力技で侵略しようとするデイモン星人が繰り出すデイモンビーストを、注意深く地球を侵略しようとしているアニマ星人の力を借りて主人公が退けて行くヒーロー物だったのですが、とにかく何も考えていない主人公の性格そのものが番組を成り立たせているようなゴリ押し作品で、ベタなシチュエーションだけ抑えておけば、後のことは勝手に根性で乗り切ってくれるキャラに任せてしまっているのが妙に清々しく、終わってみれば1話も逃さず見てました。

 なんでこんなに酷いのか調べてみると、中国でのアニメ事業を軌道に乗せたいテレ東が地元の会社に作らせたからこんな物が出来上がったそうな。キャラデザからシリーズ構成、さらには監督まで勤めた前沢雅彦さんってなんなんでしょうね?僕らが思っている以上に凄く大変な仕事だったんじゃなかろうか?w


 とんでもないアニメでしたが、スタッフや予算に恵まれなかろうと、まずはちゃんと完成させることが大事だ!という物作りの基本を最後までブレずに体現して見せたことには本当に頭が下がる思いです.....








 日曜朝ってすごいな(しみじみ)

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