アーティストは物作り以上に周囲とのズレをどう受け止めるかに悩んでいる「スピードと摩擦」amazarashi

新しいシングルを聴きながら、今までシングルCDを一切出さずに来たamazarashiが「季節は次々死んでいく」でそれを解禁した理由をぼんやり考えていた。




これまでは半年ほどのスパンでミニアルバムやフルアルバムを発表。楽曲の出来や歌詞の密度を考えると、この制作ペースは本当に短い。それに加えてライブも引っ切り無しで行うのだから物凄いハードワークである。

もしかすると、そろそろペースを落ち着けてみようかという話になったのでは無いだろうか?こうしてシングルをこまめに出しておけば活動していることをちゃんとアピール出来るわけだし。芸術家肌な人からしたら、シングルなんて消耗品だから出来れば出したく無いと考えるに違いないが、徐々に固定ファンが増え、彼がどう考えるか以上に周りが放っておかなくなって来たから仕方なく折れた。そういう部分もあったりするのだろうか?カップリング曲や初回盤の特典映像、ジャケットのデザインに至るまで、けしてamazarashiのシングルが消耗品だとは思わないけれど....

これぞamazarashiの自己紹介。この曲を好きになれたら君ももうお友達。



ファンとしてはamazarashiを聴いてもらえる機会が増えるのは本当に嬉しい。無駄に氾濫している芸術作品や無駄にプロモーションに金を使っているゴミ屑が邪魔をして、良い物が知って貰えないというのは残念なことですから。

でも、こうしてシングルが増えてゆくと、アルバムが段々シングルベスト的な様相を呈して、まとまりの悪い物になってしまいそうなのは気掛かり。

残酷で儚い美しい世界のためになら自分をいくらでも犠牲に出来てしまう"秋田ひろむ"の美学が、商業主義の波に本当の意味での死を与えられてしまわないように今は祈るばかりです。

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スピードと摩擦 初回生産版特典LIVE@nikoniko 2015.05.12より

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