ぼくらを悩ませる正体は...「さよならまたこんど」いがわうみこ/祥伝社

青春ってなんだろなぁ?

男と女って面倒臭いなぁ....

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普通に学校生活に勤しみ、普通に男子を好きなり、普通に大学へ行って、就活の為に髪を黒に戻す普通の女の子の苦い恋愛物語なのだけど、空気をあまり読めない主人公を取り巻く男女があまりにも黒い。

主人公が高校の頃好きだった男の子(A)は、イケメンのくせに同じ野球部のお調子者の男の子(B)に対するコンプレックスが酷く、高校卒業後当てつけのつもりで男の子(B)が片思いしていた主人公と付き合い始めるし、その男の子の元カノで主人公の友人でもあった女の子は、二人が早く別れるように、まだ未練を残している男の子(B)と主人公を近づけさせようとします。

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もうちょっと爽やかな青春ラブストーリーなら、そんな醜いことを考えるキャラにさえ可愛げがあったりしますが、この本に登場する嫉妬に狂った人たちはとても怖い....自分の不甲斐なさを恥じることなく、そこまで他人を妬ましく思い生きるだなんて、なんて寂しい生き方だろうと思いました。



僕は彼らのように我を忘れて誰かを愛したり憎んだりしたことが無いし、ましてや男女の当たり前な付き合いも良く分からない。着実に前へ進んでいる周囲や社会で成功している一握りの人々の華やかさに対する嫉妬や不信感は常に痛感していますけどね。

それにしても「青春とは男と女はこうあるべきだ」という刷り込みのせいで、どれだけの若者が苦しんでいるのだろうか?人生なんとかなってしまうものさと風に吹かれて生きていた方が、よほど幸せに暮らせるに違いない。

 ♪夢は必ず叶うから って夢を叶えた人達が
 臆面もなく歌うから 僕らの居場所はなくなった〜

と歌うamazarashiの「ヨクト」を彼らに聴かせたい。






普段レディコミを読んでいても、それほど男女の壁を感じずにいたけれど、”いがわうみこ”さんの漫画からは男女の感じ方の違いが凄く伝わってモヤモヤしました。顔の描き分けがあまり上手で無い方だし、シーンごとの整合性も怪しいから読み辛さもある。正直苦手なタイプの漫画家さんかもしれない。

でも、嫉妬の積み重なる感じや、擦れ違う想いの厳しさみたいなのは、結構ずっしり来るリアルさがあったし、突然放り込まれるギャグのシュールさ、嫌いじゃ無いです(=3=)

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いがわうみこTwitterhttps://twitter.com/igawaumiko



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