そんな装備で大丈夫かぁ?(´・Д・)」「ゾンビ・クエスト(原題: Zombibi)」2012年/オランダ

 ゾンビ映画にもピンからキリまである。

 「ウォーキング・デッド」のようにシリアスな物もあれば、ついこの間観た「アンデッド・ウェディング」のように悪ふざけに終始する作品もある。

 よくよく考えれば自分の生命が脅かされる危機的状況なのだから、ふざけている場合では無いのだし、シリアスであって当然なのだが、はっきり言って前者より後者が圧倒的に多い。


 ゾンビを利用し様々な社会問題について語り掛けて来るロメロゾンビは無論特別視されてはいるけれど、近年ではロメロ監督作品の表面的な滑稽さや面白さを膨らませた娯楽作品ばかりで、すっかり主人公を格好良く見せる為のシチュエーション作りや、悪趣味な笑いを彩る小道具に成り下がってしまった。

 でもまあ、そういうのも嫌いじゃないから困る(´Д` )





 さえない主人公が職場で人気の女性社員に誘われテンションが上がったのも束の間、しつこく職場に電話して来るノーテンキな兄と、女性社員に気がある上司のせいで会社をクビになる。一言文句を言いに兄の元を訪れたものの、またも兄のせいで騒動に巻き込まれ留置場へ入れられてしまう。

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足を引っ張り続けるお気楽兄貴
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あぁん!

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((((アブブ))))
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あははwww
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(((((アブブ))))


 その頃彼の 元会社では、上司が女性社員に詰め寄るも軽く流され不完全燃焼していたのだが、そこへロシアの宇宙基地が落下して来る。地響きとその後に続く銃声や叫び声。留置場で不安を感じつつも眠りこけてしまう主人公。朝になって鉄格子の電子ロックが解除されていることに気づき、外に出て見ると風景が一変していることに気付き大慌て。

 彼は女性社員からの助けを求める留守電を聴き、一緒に生き残った連中と宇宙基地が突き刺さった会社を目指すことになるのだが….

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第一遭遇ゾンビ。血は緑である。オランダの倫理団体に関係あるのだろうか?

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シュタ◯ンズゲートか...w




 もう兎に角主人公の冴えない感じであるとか、兄貴の調子の良さにはウンザリさせられる。喧嘩両成敗と言わんばかりに一緒に捕まっていた阿呆コンビや、不真面目な銀行員、行き遅れの婦警を合わせた協調性に欠ける面々にも呆れてしまう。最早完全に作り物だと分かっているお化け屋敷へ遊びに来ている感覚だから、主要メンバーは誰一人死なないのではないかと思えて来る。

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椅子で功夫ごっこ

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100点満点の笑顔

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お得意のテープ加工

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俺たちの冒険の始まりだー(棒)



 最後は当然のように少し良い話になり、極限状態に欠かせない吊り橋効果からの恋愛、そしてこの悪夢はまだまだ続くと締めくくる定番な展開ではありますが、どうしようもなく間抜けでクズい連中や、チート状態のキャラなどが案外良くて最後まで観れました。助けを求めている女性が、実はごにょごにょだったという皮肉なオチも良い感じ。

 中途半端に真面目なゾンビ作るより、これくらい割り切った映画の方がいっそ清々しい。まさかのオランダ産ゾンビなかなかやるじゃないですか。

  生き死にに思い悩むことなく笑えて、思っていたより数倍面白いゾンビ映画でした。


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随所にアメコミチックな見せ方やTVゲームネタを入れているから和名がゾンビ・クエストなんでしょうな。
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ちなみに、この映画のMVPは、ロシアからやって来た専門家のおっさんです!

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どーんっ

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え?
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さっ↓

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がぶがぶ
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うほっ♡


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