女はワガママだ!そして男はヤクタタズだ!「カジノ・ゾンビ BET OR DEAD(原題「Remains」)」コリン・ゼイズ ”Colin Theys”(監督)

 冒頭TVドラマ級のお手軽さを感じさせるカジノ風景。バックに映るTVでは画期的な装置により核兵器の時代が終わりを告げるとかなんとか胡散臭い男が喋っている。「あぁ、こういう流れね。」直ぐにそう理解出来るお手本のような冒頭だ。

 カジノ街全体に走る閃光と爆発。たまたまシェルターとして使える場所でウェイトレスとイチャコラしていた冴えないディーラーの主人公(♂)は影響を受けなかったが、しばらくして外へ出てみると周囲は荒れ果てゾンビだらけになっている。同じように生き残った男二人(同性愛者×1、自己中×1)とカジノに立て籠もり生活を続けるものの、食料はどんどん減るしゾンビは増える一方だしこの先どうするよ?となってゆく。



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あぁん?あんだこのやろう!
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と、縄張り意識剥き出しで威嚇するゾンビがなんか新鮮。




 基本的には古典的なロメロゾンビで、自分勝手なことばかり言う連中の愚かさを描いた作品。お人好しで臆病者なホモや自己中男はそれに相応しい無様さであっさり死ぬし、何をやっても様にならない主人公は使い物にならなくて、悲観的でワガママなウェイトレスは散々物語を掻き回す。はっきり言って何処にもヒーローは居ない。どうせご都合であるのに、妙なところがリアルでなんだか面白い。映画のくせに映画のように上手く行かないのだ。

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車でシャッターを突き破る気満々のメインヒロイン
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ところがビクともしない...

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そこでシャッターを開ける機械を操作するも上手く行かず、アホな主人公が格好つけてばきゅーん!
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あいどんのん!!

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行き詰ったアホ二人....
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こうなりゃやることは一つになるアメリカは流石だ(白目)




 ここまで一緒に生き抜いて来た男女でありながら、最後の最後で決別を選択する女性の生々しさ、そしてその裏切りを簡単に受け入れる主人公の軽薄さ、これがなんとも言えず滑稽である。中盤に登場した武装集団のリーダーが「フリンジ」の”ランス・レディック”だったのもなんだか笑えてしまった。

 ところどころ「ほほお」と、思わされるところもあるし、全体的に緩い仕上がりはB級らしさが出ていて悪くないゾンビかもしれません。


 でもまあ、観なくても人生損すること無いですけどね全く(´Д` )




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メインヒロインがあまりにもワガママ過ぎて、新ヒロインに乗り換えようと颯爽?と助けに行く主人公
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ゾンビの玉転しには笑うしかない(´Д` ;)


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